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冬期における富山市野積川の鳥類相

冬期における富山市野積川の鳥類相 富山の生物 59(2020):88-93
富山県生物学会

要約:無雪期における富山市野積川の鳥類相(高橋,2019)を補完することを目的に、2018年12月から2019年 3 月までの間、富山県富山市八尾町の野積川において鳥類の生息調査を行った。西松瀬~猟師ヶ原間の月 3 回ずつのラインセンサスと、流域 4 カ所での月 2 回のスポットセンサス、および目撃情報の収集を実施した。ランセンサスでは35種の鳥類を記録し、無雪期には見られなかったミヤマホオジロ、アトリ、マヒワの 3 種の鳥類を新たに確認した。当調査地の冬期の鳥類相の特徴として、冬期を通してミソサザイやカワガラスなど渓流性の鳥類種が観察されること、積雪量が多い時期にもルリビタキやオシドリなどが生息していることが挙げられた。

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