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【ユニオンアリーナ】今後のカードの使用制限について

こんばんは、筆頭会員のきょです。
先日、公式においてプロデュースレターと呼ばれる、今後のユニオンアリーナの方針を示す表明が出されました。
その中で一部のデッキに対する使用制限を検討しているとのことで、それについて、制限候補カードと私の所見について考察してみました。
今後のユニアリ環境にも大きく関わってくるかと思いますので、良ければご覧ください。

使用制限について

まず、今回プロデュースレターでの使用制限に関する文章がこちらです。

出典:UNION ARENA公式HP https://www.unionarena-tcg.com/jp/news/098.php

そもそも使用制限が何なのか、ということに触れると、要するに「強すぎるデッキに採用されるカードパーツの採用できる枚数を減らしたり、一部のカードの組み合わせを禁止する」という措置です。これまで、ユニオンアリーナにおいては赤スザクの1エネナナリーの採用制限や青呪術の2エネ虎杖と4エネ宿儺の組み合わせの禁止の措置が取られております。
これらの制限について、簡単に触れると、まず赤スザクの1エネナナリーについては「BP4000以上にブロックされなくなる」という効果を起動メインで付与できるため、完全に紫銀魂の松下村塾の完全上位互換です。
レイドスザクと組み合わせた際に、終盤ライフ6点分を一気に削りきることも不可能ではなく、正直戦略も何も考えなくとも殴り続ければ勝ててしまうようなデッキで、環境に対する影響が大きすぎたためとられた処置です。
その後、速攻デッキがこの影響で使われなくなり、ミドルレンジ軸のデッキが主流となり、その中でも異彩の強さを誇っていたのが虎杖宿儺の青呪術です。正直、レイド虎杖のBP4000以下バウンスが強すぎてそちらに制限がいくかと思ってましたが、改めて制限が発表されたときに、運営が重く見ていたのは「圧倒的な上振れを出すための再現性がどれだけあるのか」という点だと思いました。
そう考えたときに2エネ虎杖は5枚見て、宿儺の指を回収できるため、4枚採用で合計20枚見ることができ、その他ドローカードも豊富なため、デッキを1周して宿儺の指を4枚場外に落とすことがかなり容易でした。そこに伏魔御厨子とレイド宿儺の組み合わせはあまりに驚異的でした。
そこを単純に禁止カードとするのではなく、組み合わせを禁止とすることで全く使えなくなるということを防ぐような措置になっております。(5エネや7エネレイドの宿儺との組み合わせは可。)

自分にも付与できるし、エナジーでも効果発生できるので
こいつが4枚使えた環境が恐ろしいです。。。
宿儺の指を掘る速度が段違いなのと
虎杖宿儺のレイド元にもなるのが制限まで至った原因かと。

これらの制限の経緯を振り返ったとき、赤スザクの制限は必須のキーパーツの制限ということで、制限が施行されてからほとんど赤スザクがスタン環境に出回ることはほとんどなくなってしまい、制限が大きすぎたのではないかと思っています。(ギアスのタイトル限定戦だと上位入賞も多数報告されているので強いのは間違いないですが、安定して勝てるデッキという立ち位置にはなくなってしまったのだろうと捉えています。)
一方で、青呪術は2エネ虎杖がいなくなって理不尽な上振れはなくなったものの、元々真希さんや五条、ナナミン等代わりとなりうる候補がカードプールに埋もれていたため、結局上位には青呪術が安定して存在しており、環境に大きな影響を与えたとは言い難いです。
そんな中、制限候補として挙げられたのは「緑コードギアス(ランスロット)」と「青呪術」です。
ここからは制限候補のカードと考えられる制限について考察していきます。

緑コードギアス

私が考えているデッキテンプレートはこちらです。

おそらくこれまでの傾向からいくとデッキの主軸になるカードに制限が入ることはよっぽどないかと思っています。
ユニオンアリーナというゲームは1枚のカードパワーが高くても、それを使うための周りのパーツによってデッキの強さが総合的に決まります。
8エネランスロットはユニアリ界でも随一の最強カードであるものの、そこを制限を入れてしまうとそもそもに1つのデッキコンセプトが死んでしまうので、手が入ることは考えにくいです。
考えられるカードとしては、ナナリー、グロースターあたりが濃厚です。
緑ランスロットが現環境での地位を確立したのはこの2枚の影響が非常に大きいです。
ナナリーは2エネの2個玉枠であり、登場時1ドロー1ディスでデッキの潤滑油となりうるカードで、ランスロットの登場速度を飛躍的に向上させるとともに、一定の安定感を生み出しています。
その効果を最大限に生かしているのがグロースターであり、基本レイド元は0エネコーネリア1種類しかいないものの、レイドして4000のアタッカーになりつつ、2エネのセシルやナナリーを無償降臨出せた場合、エネ1つ分増えることになり、出した時の恩恵がかなり大きいです。素出しでも4000の中盤を支えるアタッカー・ブロッカーにもなるため、こちらもこのデッキを支える中核カードと言えます。
あとは2個玉1ドローのスザクも候補ではありますが、この効果と同様のカードは他のデッキでも多数存在しており、そもそもこのカードがないとデッキとして成り立たないと思われるので制限されるには重すぎるかと思っております。

このカードが出てから急激にランスロットの評価が変わりましたね
これに制限入るなら、紫アンティーカの三峰も制限待ったなしかと
間違いなくこのデッキのキーカードですが、
これに制限入れるのはあまりにも残酷すぎる…

青呪術

七海型との混合も考えられますが、おそらくスタン環境で上位に食い込むのは虎杖宿儺型と思ってますので、テンプレートはこちらで想定しております。

先述のように、傾向的に4エネのレイド虎杖と宿儺については、制限が入るとデッキコンセプトが死んでしまうのでおそらくそこに手が入ることは今回も考えにくいです。(あるなら前のときに制限入っているはずですし)
おそらくあるとすれば真希さん、カラー虎杖、伏魔御厨子あたりかと考えています。
真希さんは山上2枚見て、1枚回収・1枚場外とこのデッキにうってつけの性能で、これで必要カードを回収しつつ指を場外に落とすというムーブが非常に強力です。相手ターン中にBP3000になりうるというのも地味に偉いです。
カラー虎杖は貴重なレイド元、2個玉枠のBP3500とシンプルでありながらもレイド元が削られたこのデッキにおいてはなくてはならないキーカードです。ただ、カラー枠の制限はこれまでされてないので、このカードが制限されると今後のデッキ制限カードの種類が広がりすぎる可能性もあるので中々難しいのかもしれません。
伏魔御厨子は最も制限の可能性が高いと踏んでいます。このデッキの圧倒的上振れの元凶は間違いなくこのカードです。圧倒的不利対面でもこのカード1枚で戦況がひっくり返ることも多々あります。(私も被害者の1人です。)現状フィールドに干渉できるカードで環境にいるのは緑ミリムのデッキくらいですので、一度置かれてしまうとこの脅威が常に襲い掛かってきます。流石に採用するにしても1~2枚であるものの、その単体性能はあまりに驚異であり、少なくとも4エネレイド宿儺との同時併用は不可等の措置は考えられると思います。

2エネ虎杖の代わりを担ったデッキの潤滑油
優秀な3エネ虎杖2種類目なのでこれがなくなると
流石に青呪術も数減りそうですね…
アクティブ登場で即時発動も可能であり、
地味に2枚でダメ2になるのも強いんですよね…

終わりに

ここまでご覧いただきありがとうございます。
今回の制限については新規プレイヤーに向けた措置の部分が大きいと思います。
正直私としては、現状の環境は、新規カードも強くなっているのもあり、バランスとしてはそれほど悪くないと思ってます。
しかし、昔の強力なデッキが環境に居座り続けているのは新規プレイヤーからすると使いたいタイトルが出た時に気軽に参入できなくなってしまうのだと思いますし、何よりユニアリのコンセプトが「自分の好きな作品で楽しめるカードゲーム」となっているため、様々なタイトルが続々と出てきている中で、環境が固定化してしまうのは今後の広がりを考えたときにそのまま放置しておくことはできません。
今回の制限がどのような形になるかはわかりませんが、青呪術や緑ランスを使用しているプレイヤーにとっても重すぎる制限にならないことを願っております。(私も緑ランス使用者なのでどのような判断になるか非常に気になります。)

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