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計量アクティブ運用のすべて 「アクティブ運用のフレームワーク」

はじめに

 BGI(バークレイズ・グローバル・インベスターズ)グループでは以下4つの視点をベースに、データ精度の厳密な検証、理論面や実務面からの現実性のダブルチェック、アイデアと理論との整合性の確認などが行われる。

  • Sensible:そのアイデアは投資理論、経済理論と整合的か?

  • Predictable:そのアイデアは真の予測力をもっているか?

  • Consistent:そのアイデアに一貫性があり継続的にリターンを生み出すものか?

  • Addictive:そのアイデアは既存のアイデアと重複しないか?

 ここで忘れてはならないのが、「収益源泉は人間の斬新なアイデア」であるということである。

アクティブ運用の考え方

  • アクティブ運用で成功するためには「アイデア」が必要である。

  • 合理的な投資判断を行うためのプロセスには、アイデアが経済理論や投資理論に整合的であるかどうか(定性的要素)と過去の経験から得られたものと整合的であるかどうか(計量的要素)の2段階チェックが不可欠である。

  • 定性的要素を満たせないアイデアは、データ・マイニング(過去のデータを計量的にうまく加工して表面上のパフォーマンスをうまくみせること)につながる可能性が高い。

  • 成功の可能性を高めるためには、複数のリターン源泉をもつことが重要である。

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