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2017年劇場用映画レビュー

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#映画

恐ろしい再解釈となったアニメ版『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

 川村元気プロデューサーは果たしてどれだけの目論見で今回のアニメ化を考えていたのだろうか。「往年の『if もしも…』のドラマから名作となった岩井俊二の『打ち上げ花火、上から見るか横から見るか?』って、「もしもああしていれば」って物語が分岐する青春って今アニメで流行ってるタイムリープものじゃね?しかもほとんど名作じゃね?ほら『時をかける少女』、それから『魔法少女まどか☆マギカ』。つまりいま気鋭のスタジオにタイムリープ的な解釈で『打ち上げ花火~』を作ってもらったとしたら名作確定じ

¥500

スタジオジブリあたりで定着した「劇場用ルール」を軽々しくぶち壊す『夜明け告げるルーのうた』

『夜明け告げるルーのうた』はトレーラーを見たかぎりでは、スタジオジブリ「全国公開劇場用ルール」にとても縛られた作品ではないか、と思わされるものでした。ただでさえ『崖の上のポニョ』にも似てるといわれているだけに正直ちょっと不安だったんですけど、実際の映画ではまったくそんなことはなかくあまりあるほどでした。湯浅政明がそんなルールに縛られるタマではないことは『ピンポン』のアニメ化から4月に公開された『夜は短し歩けよ乙女』でも明らかでしたしね。

¥500