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懺悔

急ではあるが、自分は27になる年人生において大きなターニングポイントを迎えた。

世はコロナ禍で、自粛自粛というムードの中、まだ緊急事態宣言に入る前に、もうしばらく行けなくなるかもと友人とお酒を飲みに行った。記憶もしっかりしているが、(大分飲んだなぁ…明日仕事平気だろうか…まぁいっか笑 二日酔いキャラだし笑)なんて今思うとアラサーを迎えた一端の大人が何言ってんだこのじぇじぇじぇ野郎が!と助走をつけてぶん殴りたいのだが、それは事が起きてからの話し。

寝るとヤバいなぁと思い、シャワーを浴びて2、3時間寝て、二度寝したらヤバい!と思い車に乗り込んだ。

まだ眠いが20分くらいで着くし、早めに行って会社で寝ようと思ってた。

ほどなくして、不意にウィンカーを出さずに曲がったところで後ろから、「前の車端に止めて下さい」的なすごく嫌な音声が耳に入った。

まぁいわゆる覆面パトカーってやつだった。

最初はウィンカー出してねーなんて注意だったが、多分匂ったんだろうか一応呼気検査するとの事。自分では全く自覚ないから素直に応じたところ、0.17mgのアルコール検知。酒気帯び運転が確定した。

前歴がない為結果的には免停だった。

さすがに会社に報告しない訳にはいかないので報告すると、後日役員と面談という事になった。

結果は1ヶ月以上出なかった。

自分で言うのもなんだが、7年間の勤務期間の中でそれなりに結果を残し、新人の教育もまずは自分の下についてもらったりと素行こそそんなに良くないが、当時の社長や上司にはプライベートを含め随分とお世話になっていた事もあったから、結論を悩ませてしまっていたのかなと思う。

普通なら一発アウトだろうし、社会的にも抹殺されてもおかしくない罪を犯してしまったのに、何度も面談をして、何度も涙を流してくれた上司には、言葉を間違えてるかもしれないが、感謝しているし申し訳なかった。

人を殺さなくてよかった、と第一声に言われた時は、ホントにヤベー事しちまったと猛省した。

結果的には諭旨解雇という形で会社を去ることになった。

どうにか会社に残さないかと色々動いてくれた同期には心から感謝してる。たくさんの同僚に「また履歴書出して一からやり直しなよ!」等、励ましてくれる人もいる中、少なからず「そんなヤツとは働きたくない」って声もあった。

そりゃそうだ、もし仮にだが、家族の中に飲酒運転での被害者がいたとしたら自分だって当然同じ反応をするだろう。そんな方達もいるかもと思ったらやはり最後の挨拶はせずに謝罪だけして静かに帰った。

申し訳ないとか寂しいとか恥ずかしいとか、数えきれない感情が重なり、帰り道一人堪えきれなかったのは言うまでもない。

帰った後ホントにたくさんの人から電話やメールを頂き、自分の立場をそこで初めて実感した。

けれど、犯した罪は罪なので離れてく人もいた。

それは仕方ない、謝ったってその人達に理解される事はないだろうから。自分は今後を見せてくしかない。(まぁ見てくれることはないだろうが)

ただもう後ろばっか見ても仕方ないと、普段ネガティブな自分だがその時は吹っ切る事ができた。

ずっと感情を殺して一人で抱え込んで生きてるつもりだったが、決してそんな事はなく、友人や家族が常に連絡をくれるもんだから、またここで泣いた。

なんか意外と周りに恵まれてたんだなぁと、皮肉ながら罪を犯して初めて気づいた。

その後再就職するにあたっても色々紆余曲折あったが、無事就職する事が出来たが、それはまた今度書こうと思う。

何が言いたいかよくわからんけど、とりあえずこの事件があって、一人で生きてるわけじゃないんだなぁって思えてホント良かったと思う。

これまとまってんのかな?まぁいいや

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