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自立型ロボットの技術を競い合う!ロボカップジュニア2021四国ブロック大会開催レポート

こんにちは、e-とぴあ・かがわ広報スタッフです。小・中・高生向けの自律型ロボットの競技会「ロボカップジュニア2021四国ブロック大会」の開催の模様をご紹介します。

ロボカップジュニアとは?

 ロボカップとは、「西暦2050年までに、人間のサッカー世界チャンピオンチームに勝てるロボットチームを作る!」という目標の元に世界中の人々がロボット技術を競い合う国際プロジェクトです。ロボット基礎技術の推進も目的とし、スポーツ分野だけでなく人名救助や物流を題材とした分野もあります。

「ロボカップジュニア」は、ロボット設計・制作を通して子どもたちの好奇心や探究心を引き出し、次世代の技術の担い手を育てることを目的として行われています。e-とぴあの「ロボット・ラボ」でも毎年開催されるロボカップジュニア出場を目標にロボット・プログラミングを学んでいます。


開催の様子

ロボカップジュニア四国ブロックでは、愛媛・香川・徳島の県大会より選抜されたチームが日本大会出場を賭けて競い合います。当日はサッカー競技とレスキュー競技の2つの競技が行われました。

サッカー競技は各チーム2台のロボットで行うサッカー競技です。ロボカップではロボットの重量によってリーグが2種類あり、四国ブロックでは「ライトウエイトリーグ」(1.1kg)に出場するチームが集まりました。

競技は10分間ハーフの前後半構成。赤外線を発するボールを相手のゴールに運ぶことで点数を獲得します。外側の白線からロボットが出るとペナルティ、相手ゴール前は2台並べて配置できないなど、公正にゲームをすすめるための細かなルールが設けられています。

香川チームからは「アニプラ」「トライペガサス」の2チームが出場。「アニプラ」はe-とぴあ「ロボット・ラボ」のチームです。両チームの試合では後半まで同点でどちらも譲らない状況の中、残り15秒でトライペガサスが勝利する熱い場面もありました。

 会場の横には各チームの資料を展示。ロボカップではチームでのロボット制作をまとめるチームワークとプレゼンテーション能力も必要で、プレゼンテーション部門での表彰もあります。ロボットのハード面の紹介だけでなく、各ロボットの個性を決める戦略プログラムの紹介や今年の意気込みなどがまとめられていました。

レスキューチャレンジ 

レスキュー競技では災害現場を想定したコースを走り、各所に置かれた障害物や救助対象物を判別して正確な対応が出来たかでポイントが入り、累計ポイントや走行タイムなどで競います。走行コースは当日発表されるため、各チームは会場内でコースに合わせてロボットのプログラムを組み直します。

大会当日のコースでは坂道、途切れた道、コース中央に配置されたペットボトルなどが障害物に。 

競技用コース内では最初の坂道に悩まされるチームが多く、進行方向が保てずにコースから落ちてしまったり、ロボットの形状がコースに合わず次のチェックポイントまでパスする様子が見られました。その後の障害物はそれぞれプログラムした動きで見事に対処していきます。

レスキュー競技は他のチームも様子を見守り、応援する場面も。競争相手でありながら、ロボット・プログラミングを学ぶ同士として和気あいあいとした空気で競技が進んでいました。

結果発表

四国ブロックでは、ワールドリーグ・サッカーでは徳島のチーム「 Reversi」、 日本リーグ・ レスキューでは香川のチーム「ダヴィンチ・コード」がそれぞれの部門で1位に輝きました。おめでとうございます!

今年は名古屋で行われる全国大会が諸事情で中止となり、各地区での大会のみの予定でしたが、有志によって4月に京都大会を開催されました。3年ぶりの対面でのイベントに多くの参加者が集まり、香川からも多くのチームが参加しました。

ロボカップジュニア・ジャパンオープン2022けいはんなhttps://www.robocupjunior.jp/2022keihanna_outline.html

参考リンク

ロボカップジュニアジャパン四国ブロック公式サイト
http://www.rcjj4.jp/
 
ロボカップジュニアジャパン公式サイト
https://www.robocupjunior.jp/index.html

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