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妖怪デザインワークショップ&妖怪3Dモデル作成ワークショップ開催レポート

こんにちは、e-とぴあ・かがわ広報スタッフです。今年5月GW期間中に子ども向けワークショップイベント「e-とぴあ・かがわワークショップコレクション2021GW編 with 妖怪美術館」が開催されました。

e-とぴあ・かがわワークショップコレクションは、親子で楽しめるワークショップイベントです。今年はレーザー加工機で刻印するキーホルダー作り体験、ロボット相撲大会、プログラミング体験、そして小豆島の妖怪美術館の協力による、妖怪デザインワークショップが行われました。今回は、妖怪デザインワークショップ開催の様子をご紹介します!

家族や友だちを妖怪に変身させてみよう


妖怪デザインワークショップはご自身も妖怪画家としてご活躍されている妖怪美術館館長柳生忠平さんが講師として登壇、まずは「妖怪とはなんぞや?」と言うお話からはじまりました。

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妖怪という言葉は明治時代に生まれたもので、それ以前は「もののけ」「鬼」「おぬ」などと呼ばれていたそうです。昔の人々は暗闇を今以上に恐れていました。暗闇の中に何か居るかもしれないと想像を膨らませて、さまざまな妖怪が生み出されていったと語ります。

四国にも妖怪のお話がたくさん残っています。平成狸合戦ぽんぽこにも登場する四大たぬき、ゲゲゲの鬼太郎に登場する子泣きじじいなど有名な妖怪も四国の妖怪です。香川では手洗い鬼や牛鬼のお話など多くの伝承が各地に残っていますと語りました。

お話が終わると、家族や友だちをモチーフにしてオリジナルの妖怪を描いてみましょうと語りました。身近な人の特徴やクセを思い浮かべながら、ユニークな妖怪に変身させていきます。テーブルに用意された絵の具やクレヨンをつかって、参加者のみなさん一斉に妖怪を描きはじめていました。

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参加者さんの描く妖怪をちょっとのぞいてみると、「片付けをしないと出てくる妖怪ハヨカタヅケセンカーイ」や、「かわいくおしよせてきてぎゅっとしてくるねこの妖怪」など、微笑ましい妖怪が描かれていました。モチーフになった人におもわず会ってみたくなりますね!

講師の柳生さんも参加者さんといっしょにオリジナル妖怪を描きおろしていました。妖怪画家によるライブ妖怪ドローイング、あっという間に見事な妖怪が登場していました。

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描きおろした妖怪についてお伺いすると、「これは妖怪アトマワシ、自分のことより他の人のことを優先して色々してあげる妖怪で、自分のことは後回しなので服装もラフな格好なんです」とのこと。モチーフは自分のお母さんだそうです。家族愛が垣間見えるステキな妖怪ですね!

オリジナル妖怪を3Dで再現


一旦、妖怪デザインワークショップ会場から離れて4Fフロアの別会場へ。こちらでは妖怪デザインワークショップで参加者自身がデザインした妖怪を、3DCG作成ソフトBlenderを使って3Dモデル化しています。

参加者さんのほとんどがBlenderの操作は初めて。e-とぴあクラブ所属 ゲーム制作愛好会の讃岐GameNの皆さん・香川大学の学生が講師として参加者さんの操作をサポートします。

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こちらの参加者さんはねこの妖怪を3Dモデルにしていました。色の再現もバッチリです!3Dモデルの制作はこのワークショップがはじめてとのこと。プロも使う3DCG制作ソフトを使用しているので難しい操作が多々ありそうですが、見事に絵に忠実なモデルを作成していました。

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このワークショップで制作した3Dモデルは、後日AR妖怪百鬼夜行として高松市商店街の一部で開催されるイベント(SXG)にて展示されます。スマホアプリを通して、商店街にオリジナル妖怪が出現、カメラを通してオリジナル妖怪が商店街を練り歩く百鬼夜行を見ることが出来ます。

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妖怪デザインワークショップに戻ると、参加者さんそれぞれ描き終えた妖怪を見返して楽しんでいました。講師の柳生さんは、妖怪デザインは身近な人をモチーフにするとその人をあらためて思い出し、これまで気づかなかった一面にも気づくきっかけにもなりますと語っていました。その人のクセや時には欠点も、面白おかしい妖怪として描いてみると、その人のことをより一層好きになりそうですね!妖怪デザイン、お家でも是非チャレンジしてみてください。

今回妖怪3Dモデル作成ワークショップでオリジナル妖怪たちが展示されるAR妖怪百鬼夜行は7月10日(土)高松市商店街の一部にて公開を予定しています。お立ち寄りの際は是非のぞいてみてください。

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