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子どもと大人で挑戦するゲーム作り!「最強ゲームジャム・2021」作品発表会

こんにちは、e-とぴあ・かがわ広報スタッフです。今回は、e-とぴあ主催で開催している2日間開催のゲーム制作イベント「最強ゲームジャム・2021」作品発表会の様子をレポートします!

最強ゲームジャムとは 

「最強ゲームジャム」とは、子どもたちと大人(エンジニア)でチームを組み、3D表現で幅広く普及している開発ツールUnityを使ってデジタルゲームを作る2日間のワークショップです。年齢も経験もさまざまな人たちでチームを作り、自由で実験的な発想で自分たちの考える「最強のゲーム」を即興で完成させていきます。毎回共通のテーマがあるのですが、今回のテーマは「うつる」。ひらがな3文字から連想したゲームをチームで形にしていきます。

今回取材に参加した発表会では各チームのゲームが完成した状態で、発表前には各チーム発表の準備や最後の調整に入っていました。小どもの参加者さんもチームの一員として担当する箇所の細かな調整を行っています。発表会ではアイデアが新鮮なものや技術力や完成度が高いものなどさまざまなゲームが発表されましたが、その中でも特に印象的だったゲームを一部ご紹介します。

こちらは「匂いがうつる」をテーマにしたゲーム。男の子のキャラクターを動かして、納豆やタバコなどの匂いオブジェクトを避けながらゴールを目指すゲームです。ゴールに着くまでに匂いオブジェクトに当たりすぎるとゴールの女の子にフラれてしまう演出も。難易度設定なども細かく設定されていて何度でも楽しめる設計になっていました。

こちらはチーム「中年旅館」の作品「う、つる!」というタイトル。プレイヤーは旅館の女将になり、足がつりそうな宿泊客の足をマッサージして、ポイントを競います。リザルト画面では稼いだポイントに応じて旅館の満足度が星の数で表示され、パット見て達成感が得られます。テーマからは予想外な解釈・奇抜なアイデアが面白く、目を引くイラストとゲーム性でうまくまとめた良ゲーとして評価された作品でした。

こちらは「もちりっと」という作品。「ものをうつす」というテーマのパズルゲームです。神様にお供えする「おもち」を選り分けて台座に載せていくのですが、中に紛れた「あんもち」をまちがえてお供えしてしまうと爆発してしまいます。おちてしまうまでに中身を調べて選り分ける操作が楽しいゲームでした。和風なデザインやモチモチ感の表現、サウンドにもこだわって完成度を高めていたため、当日は寝不足ですと語っていました。

その他、詫間高専で行われたゲームジャムからも2作品が発表会に参加。詫間高専ではunity勉強会から派生したゲームジャムを開催されています。当日は「けん」という文字から連想したゲーム作品があつまり、昔ながらの遊び「けんけんぱ」を対戦ゲームに落とし込んだ作品や、剣をマウスで上下に擦ってパワーをためて敵を倒すアクションゲームなどが紹介されていました。

チーム全員の発表が終わったあとは試遊会や記念撮影などを行いました。ここでは紹介しきれなかったゲームもありますが、どれも2日間でつくったとは思えないほど楽しそうなゲームに仕上がっていました。 

参加した人からは「UnityやBlenderに触れられてよかった」「次回はもっと上手くつくりたい」ととても意欲的なコメントがあり有意義な時間が過ごせたようです。今後、このゲームジャムをきっかけに香川発のゲーム開発者が生まれるのを楽しみにしています!e-とぴあ・かがわではUnityを使ったゲームプログラミングワークショップなども定期的に開いていますので、興味がある方はぜひホームページをチェックしてみてください。

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