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デジタルからくり装置作りワークショップ in 高松 開催レポート

こんにちは、e-とぴあ・かがわ広報スタッフです。7月11日に子ども向けワークショップイベント「デジタルからくり装置作りワークショップ in 高松」が開催されました。実際にゲーム制作に使われているゲームエンジン「Unity」をつかった「デジタルからくり装置」(=ドミノ倒し)作り、多くの参加者さんが楽しんでいた様子をお伝えします!

子どもも大人もいっしょにUnityでドミノ作りに挑戦!


ワークショップには小学生から大人まで幅広い年齢の方が参加していました。それぞれが3Dでドミノ倒しの仕掛けを作り、後でつなげて全員のドミノ倒しがリレーのようにつながる「デジタルからくり装置」作りに挑戦します。

講師はゲーム開発者の情報共有やコミュニティ育成を目的とした国際NPO IGDA日本の長瀬さん。「実際のゲーム作りは一人で作ることは少なく、ほとんどの場合はチームを組み、みんなで協力して作り上げていきます。デジタルからくり装置でもみんなで協力して1つの物を作ることに挑戦してみましょう」と語りました。

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参加者の中でも一番多かったのは小学生の参加者さんたち。Unityの操作画面は大人が見ても複雑なインターフェイスなので上手く操作出来るのかな?と思いつつ傍目で見守っていましたが、自分でドミノを置いてみたり、爆発するエフェクトをいっぱいに増やしてみたり、いろんな操作に果敢に挑戦していました。

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クレヨンで描いたキャラクターを動かしてみよう


会場の壁ぎわには、からくり装置の中に入れるキャラクターを自分で描くお絵かきコーナーがありました。クレヨンで描いたキャラクターをカメラで撮影すると、描いた部分を自動で読み取り、アセットに登録されます。

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中には絵が得意じゃないようで「何描いていいかわからん!」と頭を抱える子もいましたが、からくり装置に出てきた自分のキャラクター動いている姿を見て「なんだ結構いいじゃん!」と喜ぶほほえましい場面もありました。

みんなで1つの物を作る難しさ

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それぞれのドミノ倒しが完成したら、全員のドミノ倒しをつなげて再生してみます。すると、それぞれ再生したときには上手く行っていたのに、ドミノが途中で詰まってしまったり、他の人のステージに食い込んで上手く動かなかったりする場面がありました。全員分のドミノ倒しをつなげると次の人のドミノを倒す力の強弱が変わることもあり、通しで再生しないと挙動が分からないことも多いのだそうです。

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詰まった所はお互いに確認し、コニュニケーションをとりながら、お互いにドミノ倒しの調整をしていきます。「なんでこうなるの?」「こうしたら良くない?」と思考錯誤する声も聞こえてきて、共同でモノづくりをする上で大事な作業が経験出来ているように思いました。

ワークショップ は午前の部・午後の部とも無事に全員ゴールまでたどり着いて終わりました。普段何気なく遊んでいるゲームも、実際に作るとなるとなかなか大変な作業だったのではないでしょうか?みんなでモノづくりをする大変さと楽しさを教えてくれるワークショップでした!


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