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入院中の食事 | 離乳食進め方との話。


最後の更新からだいぶ日が経ってしまいましたが、今回は病院での離乳食の進め方について。

乳児で長期の入院になると、授乳のことや、離乳食のこと気になると思います。

ごはんどうするの?
母乳しかあげてないけど。おっぱいは?
入院中だからミルクだけなの?
離乳食は?
アレルギーとかってどう見てくの?
誰が食べさせてくれるの?
いろんなこと思うと思います。

結論いうと、病院で段階を踏んで食事面も成長していけました。
入院中に離乳食初期からはじめ、今は完了期を手づかみで食べています。
病状やその子の経過に応じて進めてくれてます。
さすが小児に特化した総合病院だなと。


ここからは、いーたんのケースについて細かく書いておきます。
離乳食のこと、それから母乳についても記します。

●入院直前まで = 母乳中心の離乳食初期(ごっくん期)
いーたんが入院をしたのが生後7ヶ月。
生後5ヶ月後半くらいから少しずつ離乳食は始めてはいたものの、体調が悪いことも多く、
いくつかの食材をアレルギー確かめる程度に少量進めていただけという状態でした。
授乳は母乳で1日に必要なだけあげていると言う感じで、栄養摂取の中心は母乳でした。

●入院〜集中治療室期間 = 離乳食ストップ
入院直後は、コロナによる息苦しさと、白血病による内臓肥大からの息苦しさで呼吸困難な状態だったため数日は点滴生活。
離乳食はもちろん経口摂取のミルクもストップする状態でした。
数日後、容態が安定して鼻から少しずつミルクを飲めるようになり、
呼吸状態が安定してからは経口でミルクを飲めるように。
集中治療室にいた約2週間は、離乳食はストップでミルクでの栄養摂取となりました。
集中治療室に入っていたため面会はできないので、母乳はもちろんあげれていません。

●一般病棟へ移動 = 離乳食再開
入院して2週間後一般病棟に移りましたが、以前コロナ陽性のため隔離病棟での生活。面会は一切できません。
この時点で生後8ヶ月になっていました。

経口でのミルク摂取も問題なく、
またステロイドの英病で食欲が増加し飲む量も増えていったので
少しずつ離乳食を再開することに。最初は離乳食初期二回食とミルクでのスタート。離乳食に加えてミルクは一日に1000mlほど飲んでいました。

面会ができれば母乳をあげることは可能と病院から許可は出ているものの、コロナで隔離生活で面会ができないため母乳は卒業かなと心に決めました。
というか、一度は母乳を生産しようとパンパンに腫れたおっぱいも
2週間、3週間経つと自然と生産しなくなりでなくなりつつあったという状況。さみしい卒業の形となりましたが、いーたんが病院で元気にご飯を食べているという事実だけが嬉しかったです。

●離乳食再開2週間後 = 離乳食中期(もぐもぐ期)へ
しっかりとご飯が食べれるいーたん。
薬剤の影響で食欲が増している事実はあるものの、
それでも抗がん剤で気持ち悪くなったりする子がたくさんいる中
嘔吐などなくしっかりご飯を食べれるのはいいことと先生もおっしゃってました。
離乳食再開して2週間が経ち、離乳食中期へステップアップ。
2回食から3回食になりました。
とろとろのお粥から、少し食べごたえのあるつぶし粥になって満足度も上がった様子でした。
ミルクは1日500-600mlくらいを朝や寝る前、夜中などに飲んでいるという感じでした。
だいたい生後9ヶ月くらいのことです。

●生後11ヶ月 = 離乳食後期(かみかみ期)へ
上下の顎をもぐもぐ動かすのもだいぶ上達したのと、
離乳食中期の量じゃ物足りなくなったタイミングで、離乳食後期へステップアップ。
それまでつぶし粥だったご飯が軟飯に!
どろどろに砕けたうどんが細かく刻んだうどんに!
形のある食べ物にどんどん変化していって食べるのが楽しくなっていきました。
アレルギーが出そうな食材は中期のころから少しずつでていて、(卵や小麦、お肉など)後期になると卵やうどん、お肉の量や回数も上がった気がします。もちろんアレルギーある子は排除できます。

●生後1歳1ヶ月 = 離乳食完了期(パクパク期)へ
上下に歯が2本ずつ生えて、噛みながらモグモグするもの上達したタイミングで、離乳食完了期へステップアップ。
しかし、ほぼマッシュポテトみたいだった肉じゃががいきなりサイコロ状になったり、いきなりオムレツがでてきたり、後期から完了期への差が想像よりハードルが。
なので、メニューはそのまま完了期にしてもらいつつ「きざみ」という形にしてもらいました。
オムレツはかなり刻んだ形状になったり、野菜も細かくしてもらいました。
こうやって、その子の成長に合わせて離乳食の形態をカスタマイズしてくれるのはすごいと思います。
同じ部屋の別の子は、後期食だけど全部ペースト状にしてもらったり。完了食だけどご飯は軟飯でおかずはペースト状にするなど。
その子の成長や症状に合わせて栄養士さんと主治医の先生が無理のない進め方をしてくれます。

●生後1歳3ヶ月 = 離乳食完了期(通常形状)手づかみ食べへ
現在は座位も安定し、手先も器用になってきたので手づかみ食べを練習中です。
完了期の形態は通常でもしっかり噛んで食べれるようになり、
自分の手で食べることで、食べるペースも掴んできているように思います。

入院時は経口でのミルク摂取もできなくなっていましたが、
病院のサポートもあり、離乳食を段階踏みながら進めることができました。
これから入院することになる赤ちゃんもその子のペースに合わせてできることが伝わればと思います。

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