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【宇田川 南欧(うたがわ なお)】ビッグタイトルを多数抱えるバンダイナムコエンターテインメントの現在

ガンダムや鉄拳、アイドルマスターシリーズ、近年ではフロムソフトウェアとの共同開発となる「エルデンリング」「アーマード・コアⅥ ファイアーズオブルビコン」のヒットなど、世界的なヒット作を生み出すバンダイナムコエンターテインメント。

2023年に社長に就任した宇田川南欧と、同社のコンテンツ事業への展開について紹介したいと思います。



■宇田川南欧(代表取締役社長)の人物紹介と経歴

代表取締役社長の紹介

<人物紹介>

宇田川南欧は、1974年1月生まれ、東京都出身で、1994年にバンダイに入社し、インターネット黎明期における携帯電話向けコンテンツ事業に従事。一貫してネットやゲームに関連する事業などを手掛ける。

バンダイスピリッツにの代表取締役に就任し、トイホビー業界の経験を経て、バンダイナムコエンターテインメント代表取締役社長(現職)へ就任。

<経歴>

  • 1994年4月:㈱バンダイ入社

  • 2000年9月:バンダイネットワークス㈱転籍

  • 2006年4月:同社コンテンツ事業部マネージャー

  • 2009年4月:㈱バンダイナムコゲームス転籍

  • 2010年4月:同社第2スタジオ2-4プロダクション ゼネラルマネージャー

  • 2013年4月:同社第2ディビジョン ディビジョンマネージャー

  • 2014年4月:同社執行役員 第2事業本部 副本部長

  • 2015年4月:㈱バンダイナムコエンターテインメント取締役 NE事業部担当 兼 NE事業部長

  • 2018年4月:同社常務取締役・㈱バンダイ取締役(非常勤)

  • 2021年4月:㈱BANDAI SPIRITS代表取締役社長

  • 2023年4月:バンダイナムコエンターテインメント代表取締役社長(現職)


■バンダイナムコエンターテインメントが展開するコンテンツ事業


メインコンテンツ

バンダイナムコエンターテインメントは、展開するコンテンごとに大きく2つのコンテンツに分類されます。

1.家庭用ゲーム

同社が制作・販売する家庭用ゲームコンテンツ

2.ライフエンターテインメント

スマホアプリやゲームからアニメやライブイベントなどを統合して展開しているコンテンツ

<家庭用ゲームの展望>

バンダイナムコエンターテインメントが発表するタイトルは、自社IPとして、機動戦士ガンダムシリーズを始めとする大型コンテンツから、比較的小規模でわあるものの、独自の世界観とミニマルストーリーで楽しめるリトルナイトメアなど、世界的なヒットを記録するタイトルを数多く手掛けています。

近年では鉄拳8のリリース、長らく開発を続けていたシンデュアリティと、eスポーツ展開を見据えたタイトルも散見され、年々タイトルの期待値が上昇中。

また、フロムソフトウェアとの共同開発タイトルである、エルデンリング、アーマード・コアが大ヒットを記録し、DLCの配信も含め、家庭用ゲーム業界に多大な影響を及ぼしています。

<ライフエンターテインメント事業>

アフターコロナが追い風もあり、アイドルマスターに代表されるメディアミックスタイトルも好調です。

リアルイベントから、メタバース関連のイベントといった、オンライン、オフラインにとらわれない企画を中心に事業展開しており、生活のあらゆるシーンでIPの世界観を楽しめるようになっています。
タイトル規模やIPの制約はあるものの、エンターテインメントの意味を拡張させる試みは、今後の技術・事業の発展と共に成長していくと予想されます。

<コンテンツファンを重要視したブランド戦略>

エンターテインメント・ゲーム・ネットワークコンテンツ、いずれもバンダイナムコエンターテインメントが重要視しているのは、コンテンツファンとのつながりです。

ビッグタイトルを多数抱えているバンダイナムコエンターテインメントは、ファンとつながり、共にコンテンツをつくりあげるという価値観を持ち、それによってコンテンツの独自性と価値を高め続けていることが事業成長につながっているといえます。
現に、ストリーマー等ゲーム配信についてはある程度の制約はあるものの、配信タイトルにおける著作権問題は追求しないことを公言していることから、ゲーマー・ストリーマーに非常に寛容です。

今後は、メタバースの普及や技術発展によって、よりIPやコンテンツの独自性を強め、また、それによる新たなプラットフォームが生まれるかもしれません。

バンダイナムコエンターテインメントのゲームタイトルがe-sportsでも使用されることが期待できます。


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