22%

 僕が飛鳥ちゃんに出会った(一方的に)のは4年前の春。学生で勉強をしないといけないというのに、何を血迷ったのかあなたに出会ってしまった。いや、出会えたと言ったほうが正しいよな。その時の僕は乃木坂46というグループは認知していたけど、飛鳥ちゃんのことは知らなかった。もっと早く知っていたら…なんてないものねだりをする時もしばしば。でも、この時から出会えてよかった!そう自分に言い聞かせている。僕が飛鳥ちゃんに出会ったときは飛鳥ちゃんはもう20歳になってたから、初センターの時とか、彼女の最愛の推しメンとのお別れの時とかも、もちろん知らなかった。でも、だからこそ、僕は飛鳥ちゃんを好きになったんだと思う。子どもでお姉さんメンバーに甘えてる姿よりも、一人の立派な大人の女性としての姿を魅せる飛鳥ちゃんのほうが好きだから。そっちの飛鳥ちゃんは強くて、カッコよくて、美しい。当時の飽きっぽくて、どうしようもない僕にぶっ刺さりまくってた。だけど、その時の飛鳥ちゃんのイメージがずっと離れないことも事実。斜に構えたり、拗らせたりしてた飛鳥ちゃんを見てたから僕もこんな感じになっちゃったのかなと思う。それでも、こんな性格にしてくれたのは飛鳥ちゃんだから感謝してる。
 タイトルの"22%"。これは、僕が人生で乃木坂46及び、飛鳥ちゃんを知ってから過ごした時間をパーセンテージで表したもの。うん。やっぱり、こうしてみると凄く少なく感じてしまう。でも、濃度は毎日が100%だったと言える。1日たりとも薄まった日は無かったし、逆に言えばこれまで薄くさせなかった飛鳥ちゃんにやっぱり、尊敬と感謝しかない。きっと僕が想像できないような苦しいこと、辛いこともあったと思うのに毎日皆を楽しませてくれて、幸せにしてくれて、こんなに毎日が充実してる日々を送れていたのは恵まれていたのだと今、強く思う。そして、100%の濃度の最高の日々は僕の22%分と合わせて飛鳥ちゃんが122%分の日々をくれたっていうことにしとく。
その短くも濃度の濃かった4年間を振り返る。
2018年
この年はなんといっても飛鳥ちゃんと出会えた年。出会った直後にセンター曲のジコチューがリリースされたことも凄く嬉しかった。2018年の夏は今でもずっと忘れられない。4期生が加入してダイヤモンドの原石を見た感覚になった。レコ大のシンクロニシティもめちゃくちゃ綺麗だったのを覚えてる。
2019年
この年は七瀬ちゃんの卒業、玲香ちゃんの卒業、グループとしても大きな分岐点だったと思う。そんな中リリースされたSingOut!この時ももちろん良い曲だと思っていたけど、飛鳥ちゃんがコロナ禍になってより響く曲になったって言ってから僕もよりこの曲が響くようになった。2018年の情熱大陸でまいやんに「これからの乃木坂を引っ張っていく存在になって行くのは飛鳥だと思うんですよ」って言われてもピンとこないような反応をしていたけど、この年からは飛鳥ちゃんが引っ張っていく存在だと自覚したんじゃないかな。
2020年
1月に台北でのライブを成功させて、いよいよグループの海外進出が本格的に始まるんじゃないかと思っていた矢先のコロナ禍。コロナ禍でも飛鳥ちゃんは毎日充実した濃度の高い日々を提供してくれてありがとう。この年のメッシュ入れたrouteの飛鳥ちゃんがかっこよくてかわいくて大好きだから、ずっとアイコンに使ってる。紅白で乃木坂46の中心に立ってる飛鳥ちゃんを見て勝手に誇らしい気分になった。
2021年
まず期別ライブ、あれは1期生がお互いにお互いをよく知ってるからできたライブだったと思う。真夏さんと飛鳥ちゃんのやり合い最高だった。それと、楽しい楽曲のはずなのに、あんなに泣いたぐるかーは初めてだった。
2回目の東京ドーム、正直、1回目の東京ドームをリアルタイムで経験してないから僕は新鮮な気持ちだった。あそこで、あの5万人の前で飛鳥ちゃんが「乃木坂は私の全て」って言ってくれて本当に感動したし、それだけ飛鳥ちゃんが乃木坂のことを愛していて、アイデンティティとして誇れるグループなのだと思っていることを知れて涙が止まらなかった。
2022年
5期生が入ってきて飛鳥ちゃんはさらに責任感が増したと思っていたけど、これまでとはまた違った形のグループの愛し方をしていて飛鳥ちゃんは”後輩ちゃんをいかに輝かせるか”っていうのを考えてた1年だったように感じる。全ツでは後輩ちゃんのために演出をしたり、僕たちが見えないところで後輩ちゃんに声をかけていたりしてたらしいし。でも、それでも、いや、だからこそ飛鳥ちゃんが大丈夫だと思ったから巣から飛び立つんだよね…
 "46%"。これは飛鳥ちゃんの人生の中で飛鳥ちゃんがアイドルであり、乃木坂46であったパーセンテージ。僕の2倍以上の数字。そりゃそうか、飛鳥ちゃんは乃木坂46でいることをアイデンティティとしてるからね。
(こんな時まであなたは46という数字に愛されてるんですか…)
一度きりしかない人生の約半分をアイドル、そして乃木坂46として活動してくれて本当にありがとう。人生はこれからもきっと長く続くから乃木坂46であったパーセンテージは相対的に小さくなってしまうけれど、11年活動してくれたその実績は一生消えないもので、一生誇れる仕事だと思う。もう一度、本当にありがとう。
 「出逢いがあれば、別れもある」ありきたりな言葉だけど、今までの人生を振り返っても今が一番実感してる。出逢ってしまったばっかりに、別れが辛くなる。でも、飛鳥ちゃんに出逢って後悔なんかするわけがない。寧ろ、出逢わなかった時の方が後悔してたと思う。だって、こんなにも楽しい日々をくれたのは他でもない飛鳥ちゃんだったから。そんな日々が無くなるなんて考えられないし、考えたくもないけど、明日にはもうやってくるらしい。元気にしてるかな明日からの僕。飛鳥ちゃんのことだから、何かしらの形でまた幸せを届け続けてくれると信じてる。それと4年前の僕、飛鳥ちゃんを見つけて、推してくれてありがとう。「君がいてくれたから素敵なサヨナラを言えるよ。」
何回も言うけれど、飛鳥ちゃん今までありがとう。これからもずっと大好きだし、応援してる。

まだ見ぬ世界の先へ羽ばたく小鳥の一枚の羽根として夢とか未来を込めて…

2022年12月31日 Eすたぁ


p.s.素敵な企画を考案、実行して下さったハマスカ放送部非公式さん改め@ColorfulPencilさんありがとうございました。

#齋藤飛鳥卒業文集


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?