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しくじり社長の旅館奮闘記 Vol.12

倒産寸前を何度も繰り返し、しくじりだらけの人生を少しでも教訓として役立てられたらと思いまして、私が学んだことを配信していきます。皆様のお役に立てたら幸いです!


【会社に対して従順だけど、指示待ちになる人】

仕事はできても、自分の好みのやり方にこだわる人について前回書きましたが、逆に会社に対して素直で従順である人もいます。ただ、そういう人は往々にして指示待ちになる傾向があります。こういう人たちにはどうアプローチしていいのでしょうか。

自分のこだわりがあれば、欲も出たり、自分で何かやりたくなるところもあると思います。しかし、こういう人たちはそもそも人を引っ張るということを望んでいません。ただ、少しずつ自信を持たせていくことで長期的に育てていくことが重要です。

まず、本人と具体的な目標設定をして、将来のビジョンを描かせます。その目標達成を喜びとして、次もがんばろうと思ってもらえることが第一歩です。その時に大事なのは、

① こうなれたらいいなという夢を持ってもらう
② それに向けた努力をスモールステップで設定する
③ その努力を認めていく

この3点が大事だと思います。一つ目のこうなれたらいいなというのは、年収とかでも良いと思いますし、家を持つとか、車を買うとか、少し具体的なものの方が、続きやすいと思います。二つ目のスモールステップは最初は小さな目標達成にしていかないと、すぐに諦めたり、折れてしまいます。そこがこういうタイプの人たちの特徴なので、まずは3日続けてみようとか、まずは受かりやすい資格や講習などから始めようという形で、成功体験を増やしていくことです。そして、三つ目の努力を認めていくという点ですが、人は努力しない限り成長はあり得ません。成功の前に成長があります。そのためには、努力しないといけません。そこを見ていてあげないと、その人の努力は継続しにくくなります。

誰でもそうだと思いますが、一人でがんばり続けるというのは、相当意欲のある人でないと難しいです。多くの人は、誰かが見ていてくれたり、誰かが関わってくれることで、続けやすくなります。その役割をリーダーとなる上司がしていくことです。

強烈なカリスマ経営者として有名な、ソフトバンクの孫さんやユニクロの柳さんや日本電産の永守さんなどが、経営者を交代しながらも再度復帰するのは、部下たちが従順になっていってしまったからかもしれません。また、従順な人たちが残ったからかもしれません。従順な人たちは、組織が大きく飛躍していく時にはとても重要な人たちですが、そういう人たちを今度リーダーへとさらに育てていく時間も必要かもしれません。


「どちらにしても具体的なゴールが必要」


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