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■ 浜松市立高等学校・句会ライブ

この記事は、日本俳句教育研究会のJUGEMブログ(2019.12.04 Wednesday)に掲載された内容を転載しています。
参照元:http://info.e-nhkk.net/

nhkk事務局スタッフ:
修学旅行で松山を訪れている浜松市立高等学校。「松山はいく吟行体験コース」を選んでくれた皆さんとの句会ライブです。

「松山はいく」のガイドさんに俳句のレクチャーを受けて吟行体験した後の、修学旅行生対象の句会ライブは、松山市立子規記念博物館では視聴覚室で行われることが多いのですが、今回は初めての和室! 約50名がぎゅうぎゅうに詰まったのもあり、より一体感が生まれた句会ライブとなりました。

皆さん、松山城を散策してきたそうで、松山城観光のパンフレットにいれたいような独創的な句がずらり!

意欲作も見られ、中には堂々と「無常観」を詠んだ句やら、無季自由律の25音の句まで登場しました。

決勝に残った句にも、「伊予弁」を詠み込んだり、修学旅行で学んだ「先人の影」、「石垣の苔の勇ましさ」などなど様々で、楽しませてもらいました。優勝は、「冬の風」が「寂しさ煽る」という句に! 「煽る」という表現に皆の共感が集まっていました。

また、「松山の龍」を詠んだ句を、「雲の隙間からさしてきた陽の光がまるで天にのぼる龍のようだったのでは!?」という鑑賞が出てきた時には驚きましたが、作者に聞いてみると、まさに鑑賞通りに「隙間からさす陽の光を龍に見立てた」とのこと。和室が賞賛の「お~!」の声で満たされました。

浜松市立高等学校の皆さんの感性と詩心に驚かされ、また、大いに笑った句会ライブでした。


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