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About LAB

現状の問題点

現代社会においてストレスを起因とする病が急増している。その病の原因として考えられるのは、生活スタイルの多様化及び、社会構造の複雑化による関係性の不調和によるものである。例えば会社との関係性、家族との関係性、友達との関係性、自分の所属する世間との関係性。食べ物との関係性、森との関係性。広く見れば、生態系との関係性、すべての関係性において不調和が発生し、それがこの世界に病という形で顕在化していると思われます。

分析・仮説
企業主体の資本主義の中での人間の繋がりとは、個人の特性を考慮せずIQをベースとした能力基準で人間を測り団体のパーツとして組織されている。

このシステムが、教育や社会の基盤となっているため、この価値基準に当てはまらない資質や才能を持った者にとって、最適な成長環境であるとは言いがたい。

私たちは、人間が次のステップへ向かうための成長環境を模索するために人間という存在を新しい概念で再定義し、一度、人間という枠組みから出て関係性というものを捉え直してみることで新たな発展の糸口を見つけるとともに一つの未来の形として、様々な企画を提案していきます。

ENKAN LABとは、人間の個を主体とした動物的側面と、繋がりを主体とした植物的側面の両方を再認識することによって、よりシンプルでより明確な他者との繋がりを構築していくための実践的研究所である。

解決策

古代中国において医学とは、先人たちが自然の理や人体の機能構造を陰陽五行という理論を基に、各時代、各地域で問題となった身体的、社会的不調和を解決するためにそれぞれが独自に模索、研究し作り上げた技法であり、彼らの試行錯誤の賜物であった。そして一概に中国医学といっても何百もの論や法が存在し、それぞれが各時代各地域に最適化することで、より適確に問題解決を図れるよう研鑽錬磨されている。

私たちの活動は、その理念を基に社会のあらゆる関係性の不調和に対して現代の医学的、物理的観点から時代を改善する最適解を探していくことを目的としている。その一例として外向的繋がりを持つ森の生態系のような社会構造を人間社会に還元することを提案する。

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