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私が自分を見限らないために必要だったダイヤモンドスマイルの話

"ダイヤモンドスマイル"という曲を知っているだろうか。
知らない人もたくさんいるだろう。
この曲は、なにわ男子のデビュー前に作られた曲、いわゆるジュニア曲の2つ目である。

ジュニア曲はCDとして発売されなかったが、なにわ男子はダイヤモンドスマイルを含む11曲のジュニア曲をデビュー後の1stアルバムで発売した。
それに伴い、ダイヤモンドスマイルを再録し、MVも公開された。MVの世界観は、ファンがまさに求めていたであろう、キラキラまぶしく輝く世界だった。


ダイヤモンドスマイルには、以下の歌詞がある。

『また私なんてってセリフ君には似合わないよ』

この歌詞に、何度救われただろう。


就職試験に落ちた時
仕事でミスして叱られた時
自分の力不足で大切な友人の支えになれなかった時


何度、『私なんて』と思っただろう。
この曲に出会う前は、ただただ自分の力不足に落ち込むだけだった。諦めるだけだった。自分を責めることしかできなかった。

この曲に出会ってからは変わった。
『私なんて』と思う瞬間が来た時、『そのセリフ君には似合わないよ』と大好きな声で聞こえてくる。
そんなことを言っちゃいけない、とか、他に原因があるよ、とか、そういう励ましじゃなくて
その考えが似合う・似合わないで伝えてくれることに優しさを感じた。


生きている中で、どうしてもそう思ってしまう時がある。でも、思っちゃいけないわけじゃないから。
こういう思いも必要な時があるかもしれないから。

ただ、少し心に余裕ができた時、この考えは私には似合わないからやめよう、と自分で決められたらそれで十分だと思う。


なにわ男子はいつだって隣に寄り添ってくれる。
前を歩いて引っ張ってくれるわけでもなく、
後ろから押してくれるわけでもなく、
7人が隣を一緒のペースで歩いてくれる。
彼らの歌う曲は、まるで隣で優しく話してくれるようなそんな歌詞が多い。


そんな彼らを好きでいることが、私が自分を好きでいられる理由の一つになっている。

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