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日記:紙と本の集い
楽しかったー!!!!
おなかいっぱいで帰る電車の中で、忘れないうちに今日あったたくさんのことを書いておく。
なんせ、楽しみに楽しみに楽しみにしていた会なのだ。その名も「紙と本の集い」。名前の通り、紙と本を愛でる会だ。
場所は谷保にある書肆 海と夕焼(@bs_sea_sunset)さん。
豪華ゲストは紙問屋の中庄株式会社(@nakasho1783)さんだった。
1番の感想は、やっぱり紙は良いな!ということ。
そしてもうひとつ、手製本はすごい!!!
手製本パワー
随時開催される手製本大会を横で眺めているのが本当に楽しかった。
講師は製本家のSSBB(@pop_zine)さん。
(私のお師匠さんなのだが、この話はまたどこかで詳しく書きたい。)
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とっても素敵なブックカバーを持参していたお姉さんが作ったのは、表紙の位置をどんぴしゃに決めたかっこいい本。
丁寧に丁寧に、慎重にドイツの紙を切り取っていたお姉さんは、指先から大切に作業しているのが伝わったし、出来上がった瞬間にぱっと目を輝かせていたのが忘れられない。
もこもこの紙をチョイスしたお兄さんは、たくさんのハプニングを乗り越え、ばちっと色の決まったカラフルな本を仕立てていた。
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どの人も、本が仕上がった瞬間は感慨深そうに、感動を噛み締めているように見える。
そして愛おしそうに自分の作った本を抱えて帰るのだ。
難しかったり失敗したり、疲れたりもするはずなのに、出来上がると全部吹き飛んでしまう。
出来上がった1冊が、愛おしくてたまらなくなる。
自分で作る楽しさは、表現をする楽しさ。工作をする楽しさ。思い描いたとおりに再現できた達成感。たくさんある。
でも、みんなでする製本は、その人のこだわりや気持ちの変化、できあがったときの感動まで共有できる。
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紙のままでも素敵なのに、本にしたらもっともっと素敵になる。その人のこだわりや愛情が注がれて、本という形になって生まれ変わる。そこがたまらない。
製本教室に参加して良かったことは数えきれないが、1番良かったのは、こんな楽しさがあるのを知れたことだ。
お迎え本
今日のもうひとつの目的。お取り置きしていただいていた本をお迎えしてきた。
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元々は誰かの手にわたるつもりで作った本。だから、自分で買い取っていいのか悩んだりもした。
でも、今日お迎えをして、自分の手に帰ってきて、我が子が帰ってきた感がすごかった。
心の底から「おかえり〜!」と思えた。謎に感慨深かった。
やっぱり引き取って良かったわ。うちで大事に育てます。
たまらん紙
中庄さんが出張で紙販売所を設置してくださっていた。
これがまたたまらん紙の宝庫だった。
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めくれどもめくれどもたまらん紙。
その辺の紙屋さんを巡っても、ここまでたまらん紙が揃っていることはまず無い。
私が求める紙は、①一目惚れするほどの柄や模様、もしくは手触りであること②手製本(豆本)に使いやすい素材(柄)であること を主に基準として探している。
あとは手が届くお値段であるか、というのもあるが。
その全てをひとっ飛びに飛び越えてくるような紙の数々。紙の天国だった。
ひとまず今日の製本で使える紙を選び、それからお家に連れて帰る紙を断腸の思いで厳選した。
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これと、製本に使った枝豆の紙とビールの紙。
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素敵な紙に巡り会えたことはもちろんだったが、「(紙を)見ているだけでとっても楽しいですよね」という気持ちを共有できる人がたくさんいることが何よりもしあわせだった。
他にもたくさん
ほぼフリータイムみたいな空間だったので、皆さんが持ってきた制作物や紙やいろんなものをたくさん見せて貰うことができた。
過去に作ったZINEや製本した本は、どれもいろんな工夫やアイデアや個性が詰まっていた。
作品を見せてもらうと、全く知らなかった人のはずなのに、その人の大切にしているものが伝わってくるような気がするところが良い。
それから、ZINEみくじなるものを引いたり、
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紙の封筒の折り方を教わったり、
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おもしろい製本方法の本も教えてもらった。
紙の歴史や分類、たくさんの紙の知識も教わった。
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まだある。書ききれない。
そんな書ききれないほどの体験を胸に、今日買ったお気に入りの紙をかばんからはみ出させながら、作った愛しの我が子(本)とお迎えした我が子(本)を連れて帰る、最高の夜だった。
おまけ
走り書きした思い出しメモ。お顔、覚えるのが下手すぎる。
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