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【確信的なもの】櫻坂46 7th Single BACKS LIVE!! 感想

1/23に開催された7th Single BACKS LIVE を配信で観ました

その感想とこれから定着するであろう選抜制とBACKSの意義について個人的に感じたことを書いておきます

◆際立った三期生の個性

まず第一にとても満足度の高いセットリストだった

途中にMCがあったとはいえこれだけのセットリストを全12名で完走したのは本当に凄く、ライブ中にあまり感情を露わにしない上村さんがダンスを覚える大変さを思い出し涙したことも頷ける

ライブ前半を引っ張ったのは期別で一番参加人数の多い三期生だった
一人一人の魅力に気づかされたり、再認識させられる時間が多かった印象

的野・村山ペアはシンメになる機会が多く高身長で綺麗な低音の二人は楽曲の世界観を作るのに最適
ブルームーンキスでの的野さんパートでは女性の悲鳴じみた声援がとても大きく、卒業された土生さんや卒業を控える小林さんの「王子様枠」に彼女がどっしりと座る日も近い気がする

次に気になったのは向井さん
パフォーマンスでは彼女が持つアイドル力を存分に発揮していた印象
三期生曲では感情いっぱいに胸を熱くしてくれる表情を魅せる彼女だけど、このライブでは明るい表情が目立ち普段のキャラクターにリンクした姿がとても微笑ましく、眩しかった

◆一期生の凄み

今回のBACKS LIVEの形式としては座長は井上さんでMCは三期生中心
その中で一歩引いてチームをまとめたのは一期生の二人ではないだろうか

この期間三期生のメッセージアプリでは二人との写真や動画が送られてくることが多々あった。

また具体的なメンバーが言及されてはいなかったが、

小田倉さん
「メンバーへの接し方に迷うこともあったけど、この期間でそんな難しいことは考えなくてよかったと気づかされた」
(そんな話をしてくれた彼女は公式Xでの御礼動画で齋藤さんにべったりくっついていた🌸)

石森さん
未熟な自分が先輩に話しかけることに引け目を感じていたが先輩のおかげでそれが解消された」
(スピーチを簡略しました)

この二人の話からも一期生を中心にそれぞれが丁寧に接し、全員で必死にこのライブを創り上げることに人力したことが伺えた

特に石森さんの先輩に対する憧れへの葛藤は彼女が尊敬する先輩も以前にこのように綴っていた(後半部分)

加入前からグループへの愛が強ければ強いほど似たような引け目を感じてしまうのかもしれない

しかし、一人のメンバーとしてこのグループをさらに前に進めていくには憧れを越えた関係を築き、先輩の経験やそこから得てきたものを吸収する必要があるかもしれない
そのなかで彼女がこの機会にその引け目を解消できたのであれば、
とても大きな一歩になったのではないかと感じた

先日発表された8th singleでもBACKSメンバーであることが発表された一期生の二人
正直なところ改名前も目立つポジションにいる機会は多くなかった

それでも一貫して二人はグループの良さを作り上げるのに努めてきた

上村さんは最年長でありながら二期生にため口で話すことをお願いしたり、積極的に後輩に声をかけることで期別の垣根を取り払おうとしてきた。
改名後のインタビューで「仲が良いのに悪く発信されることが辛かった」と答えいたのも印象的で、グループの温かい雰囲気をどうすれば伝えられるのだろうと模索し続けていたように感じる

齋藤さんはパフォーマンスへのグループとしての拘りについてブログなどで触れることが多く、メンバーがどれだけ準備し、どんな思いで歩んでいるのか。そしてそれを支える制作サイドの温かさ。どれだけの苦労と熱量でライブが作られているのかを度々彼女の発信から触れられることがこれまでできた
そんな齋藤さんの安定したパフォーマンスやグッと目を引くダンスも勿論印象的だったが、個人的にはWアンコール後会場に全員で手を振っているときの振る舞いが特に印象深く残っている

「ありがとう」と発しながら手を振るメンバーが大半のなか
「奥も見えてますよ~」「二階席も見えてます!」と率先して全体へのレスポンスの時間に変えていたのは彼女だった
やっぱり場数を踏んでいる人は違うなと感心していた時、
「二階席も見えてます」と彼女が言った後に配信画面は二階席のカメラからの映像にスイッチされた

大きなことではないのかもしれないが、演者側・制作側の一体感がこのグループのライブの象徴であり、たくさんの人を魅了している要因で
それの一端に触れたあの瞬間は忘れないと思う
それは齋藤さんがずっと大切にしてきたことが表れた瞬間だったように感じた

やはり意味があって残っているこの二人(そして小池さん)

ただ正直一人のアイドルとしてもっと日の目を見ることをどうしても諦められないという感情はここでは蓋をしておこうと思う 。。。

◆座長井上と二期生の確かな実力

幸阪さんは今まではStart over!でのソロショットに代表されるような少し温度の低い表情に定評があって、そういった楽曲の世界観を作るのにピッタリな印象だったがこのライブではセンターを務めたMicroscopeのように明るく可愛らしい曲で存在観があった

大沼さんからみなぎるパワーはBuddiesならば周知のものであるが本人的には少し悩んでいる部分もあるようで。。。

ただ彼女の大きなパワーは周りを巻き込む術を覚えたように感じた
センターを務めたBuddiesでの口上がそれを物語っており、それは彼女自身だけでなくBACKSメンバーのライブにかける思いを全開放したような瞬間だった
オリジナルメンバーの山﨑さんが醸し出すのとはまた別の多好感を生み出すことが出来るの大沼さんのエネルギーは今後さらに大きなものになっていくように思う

そして何と言っても座長を務めた井上さんに触れずにはいられないだろう
8thシングルで選抜に復帰したことを考えれば年末からこのBACKS LIVEまで年末の音楽番組ラッシュ、サクラミーツ新年会、8th制作、BACKS LIVEの同時並行をこなしていたことになる
とんでもない人だ。それでいて千穐楽では7曲のセンターを務めI'm inに至ってはソロで弾き語りまで披露した

常人が成せるものではない。
器用でどんな場面でも自分の色を出すことが出来る彼女
滑舌や味覚音痴といった短所でさえ自分の魅せばにできる
ただその器用さ故に彼女が持つあまりに多いアイドルとしての長所やパフォーマンスへの情熱に焦点が当たりづらい印象
しかしこのBACKS LIVEでは各楽曲のパフォーマンス、MCでのスピーチなどから彼女がどれだけ櫻坂というものに向き合っているか、その熱さと深さに触れることが出来たように思う
「成功させなければ前に進めない」
こう言い放った彼女にこれ以上何かを語るのは野暮に感じてきたのでここまでにしたいと思う
何よりこれからの彼女があまりにも楽しみになった


◆最後に

仮に全員参加での表題曲を作っていくことがグループのプロデュース上難しいのであれば、これからは選抜・BACKSというのが基本構成になっていく

今回のライブでの各メンバーの話を聞く限りではBACKSはどちらかというと悲観的な意味を持っていそうだ。

ただこれだけ一人一人の魅力を再確認・発見でき、メンバー同士の絆、制作サイドとの一体感、ファンとの熱い繋がりを感じられるライブがあるのであれば決して悲観的な意味だけではないように思う
寧ろそんな意味を持たして欲しくないという感情さえ出てくる

だからこそBACKS・BACKS LIVEというのはグループについてメンバー、ファンが「何かを確認しあい、新しいものを探す」そんな場であって欲しいと個人的には感じる

選抜・BACKS問わず彼女たちは「人生をかけて高みを目指している」


そんな最高のグループをこれからも追っていきたいと再確認できたし、
8th期間も新しい姿を発見していきたいと思う


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