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「選抜入り」には妥当性があって「選抜外」に妥当性がないから難しい

7thの表題曲選抜発表がありましたね

今思っている諸々を残しておきます


第一印象は変化を恐れない凄さ。

これまでにない勢いで駆け抜けた「Start over!」期間
メンバーもそれを実感していたようで、応援する側としてもとても充実した日々を送らせてもらった


そんな期間を経て新シングルでは3期生4名が初めて選抜入り
うちふたりはセンター横の所謂フロントに。
個人的には谷口さん、山下さんの各公演でのパフォーマンスは目を見張るものがあり、活動年数などを踏まえれば勿論「大抜擢」ではあると思うが、
仮に「三期生を入れて新しい型で進もう!!」という思惑があった場合、
だれをそこに置くかと言われればこの二人で妥当性はあるように感じる

この妥当性が選抜制にはあまりにもそぐわないもので、それにより表題曲ごとにファン側の阿鼻叫喚が聞こえてきてしまう

簡単に言ってしまえば全員が全員素敵なポジション(ここは価値観によって大きく異なる)を与えられる権利はあり、選抜を外れるべき明確な理由が見当たらないのが当然で、そこに「推し」という補正が掛かればそれがより色濃く出てくる。
選抜制を設けるアイドルグループを応援する限りこの問題は切っても切れない。

実際この7thシングル表題曲の選抜から外れてしまったメンバーに関しても、それぞれに様々な期待が持てる誇るべきメンバーなのは間違いない。


上村さん
:すっかり後輩のお姉さんを通り越してお母さんキャラになりつつあるが、6thシングル特典映像(2022年Buddies感謝祭)TAKAHIRO先生による楽曲解説でも評されていたように、ここ最近の表現力の向上は素晴らしいものがある。何よりカメラに抜かれた時の”映力”が年齢を追うごとに増している。小柄なうえに抜かれる回数が少なくてもファンが彼女を見つけやすいのはこういう部分だと個人的には感じている。This isアイドルというルックスでありながら切なげな表情がまた良い。個人的にはラストライブでのもう森センターで圧倒的世界観を作り上げた彼女のパフォーマンス力をまた存分に味わえる日が来ると願っている

齋藤さん
:初期からパフォーマンス力の根幹を支えてくれている一人。ダンスの話題になれば他メンバーが口々に「齋藤さんのダンスは凄い」と言う(特にさくみみ)。6thでもピックアップされることは少なかったがそのキレ味は一瞬でも目を引くものがある。今までも欠席メンバーのポジションをしっかり埋めていることが多く、もしかしたらこのシングルでもそのような機会があるかもしれないが「最強の代打」にしておくにはあまりにもったいないメンバー。もっともっと彼女のダンスにスポットライトが当たってもいいように感じている

井上さん
:SNSでの反響が一番大きかったのは彼女に対するものだったような印象
所謂外番組にも多数出演し、冠番組でも依然として盛り上げ番長的なポジションは変わらず、彼女がピックアップされたタイミングは必ずその回のアクセントになる。ここ最近はあの無邪気な笑顔の破壊力が増しており、「初恋のひと」の実力を遺憾な発揮している。きっとあの笑顔に救われている人は少なくない。
また彼女のパフォーマンス力の高さは以前に開催されたBACKS LIVEでオタクは十二分に味わっており、歌唱力とスイッチを入れた時の表情は抜群。
それは歌番組でも遺憾なく発揮されていて少ないソロショットで何度も爪痕を残してきた。バラエティ番組での頑張り+個人としての能力を考えれば選抜外の妥当性は全くない。。。

遠藤光莉さん
:とにもかくにも戻ってこられるのを待っています。彼女の素晴らしい等身とかっこいいダンスは必ずグループに花を添える。絶対に無理をしてほしくないが表舞台にでないのはあまりにもったいない。穏やかな気持ちで大好きなダンスができるようになることを切に願っている

大沼さん
:正直ラヴィット!であそこまで爪痕を残すとは想像もしていなかった笑
彼女のリミッターの緩み具合はバラエティにおいてはいじりにくさを取っ払い、アイドルらしからぬ部分で目を引くうえに、ライブ等でのパフォーマンスでは楽曲の ”強さ” を拡大させるのに一躍買っているように思う。
普段穏やかな彼女が鬼神のごとく踊る姿はバラエティから彼女を知った人たちをさらに沼らせる魅力がある。だからこそここで選抜入りしてさらに露出を!というのは虫が良すぎるのであろうか。。。

幸阪さん
:Start over!でのあのスーパー茉里乃タイムは記憶に新しい。
無表情に見えて何か含みを持ったようなメッセージ性のある表情はあの楽曲においてかなり存在感があったように感じる。
初期よりもキャラ立ちして、あのどこか温度の低い一面とシルバニアファミリー関連の可愛らしい部分のギャップは必ず刺さる層がいる。
ただ刺さるには刺す機会は必要だ。本人が多くを語るタイプではないがStart over!でもかなりの距離のフォーメーションの変化を乗りこなしている。
他のメンバーと一線を画す部分があるからこそ日の目をみることを願わずにはいられない。

石森さん
:三期生のお姉さんキャラが定着してきて、その穏やかで面倒見のよい性格は認知のほどではあるが、クジ引きで抜擢されたとはいえBANでセンターに立つ彼女の進化に驚いた人も少なくないと思う。普段の人となりと鬼気迫るパフォーマンスで一気に心奪われた人も多いだろう。
なにより三期生がオーディションでのエピソードなどで絶賛している彼女の歌唱がとても気になるので長めのソロパートを早く聞きたい。
きっとBACKS LIVEで彼女の大きな転機がやってくると期待している。

遠藤理子さん
:あどけないルックス、素晴らしすぎる成長曲線、一生懸命さが滲み出る雰囲気。アイドルの源流とも言える「応援したくなる」要素がふんだんに詰め込まれた彼女。赤ちゃんキャラではあるがアーティスト写真や雑誌のグラビア等ではあまり赤ちゃん感が出ない。これは一つの強みに思え、表情を作る技術に長けている証拠だと感じる。
実際、「静寂の暴力」での彼女の表情や表現は何か胸を締め付けるものがある。上村さん、森田さんと似た”童顔と哀愁”のコントラストがいつかグループに大きな力をもたらすだろう

小田倉さん
:お嬢様であり、かしこキャラではあるが柔らかい人となりと少し隙がある感じが独特の接し安さを生んでいるように思う。完全に菅井さん、関さんの系譜ではないだろうか。
ライブでのMCや冠番組でコメントが比較的安定しているように感じ、クイズ番組への出演が三期生では一番早いかなと何となく予想しているのだが、仮にそのような機会があるなら、そこに選抜での活動が欲しかった。
歌番組にグループが出る際に「そういやクイズ番組で見たあの子はどれだろう?」となったときにこそ新規をどっぷり引きづりこむ大きなポイントになるのだが。。。
少し低めで優しい歌声はカップリングで多いゆっくりとしたメッセージ性のある楽曲できっと注目される時がくる

小島さん
:一挙手一投足に好感が持てる。一生懸命さが滲み出るのは人となりとパフォーマンスへの想いがそうさせているのではないかと感じる。
それはドキュメンタリーでダンスリーダーとして引っ張る姿や「ムードメーカーとして貢献できたらいいなと思う」という発言からも見て取れ、こういう ”何かをどうにかしたい” という思うが行動に出る人物はグループにおいてとても重要な存在になる

的野さん
:きっと加入からここまでのなかでオタクが一番親近感を持ったのは彼女ではないだろうか笑
そんなキャラクターとは別に、パフォーマンスでは長身であり綺麗な等身と黒髪ロングがあまりに映える。
個人的にはIDOL RUNWAY COLLECTIONでのパフォーマンスが印象的。
ステージが少し暗かったのも相まって表情自体は見えづらかったが、とても存在感があった。彼女自身加入前から大好きだったグループが大切にしている「髪まで踊る」を早くも体現している姿に感服した
最年少ではあるが、大人っぽい楽曲やかっこいい曲で今後必ず注目されるはず

向井さん
:明るい表情と人懐っこさが認知されてきて「アイドル適正」はとても高いように感じる。それでいてそこさくでのハートフルな一面がオタク心をくすぐる。三期生の中では特に楽屋番長として話されることが多く17歳の等身大なキャラクターに好感が持てる。
個人的には広島サミット応援ソングMVでのゆったりと大きく動く姿が本当に美しく、きりっとした表情と少し笑みを浮かべるギャップも良い。

ご本人は「半信半疑」が好きなようで、あの曲調で少し生意気な表情をする向井さんも見てみたい。

村山さん
:とにかく早く先輩の長身メンバーとのシンメトリーが見たい。。。
手足の長さが全面に生きる綺麗なダンス。加入後の合宿のドキュメンタリーでも講師のダンサーさんから「BANに一番合った踊り方をしている」と評されたように、楽曲の世界観を捉えるのが上手なのかもしれない。実際「夏の近道」と「静寂の暴力」ではまるで違う人に見える。
それでいて話すとクールで独特な雰囲気がありこれもまた刺さる
山﨑さんや藤吉さんの横で踊り狂う彼女の姿を夢に見ている



長々と勝手な講釈を垂れてきたが、それぞれがそれぞれの立ち位置でそれぞれに苦労や努力を重ねていてそれをファンは必死に汲み取っていく

この構造のなかで序列や順番が明確に出るような局面はミスマッチである。

アイドル”稼業”と捉えてしまえば元も子もなくなる宿命ではあるが、応援する立場としてはそうもいかない(実際ごめんなさいブログ・トークなども大量にやってくる)

それに「選ばれた側は良いよね」なんてこともありえない。
それはSAKURABANASHIで森田さんが語っていたことに詰め込まれている

だからこそ、こういった局面にこそ「成功よりも成長を応援」という気持ちを忘れたくない。

色々な感情のなか結論の出ない話をうだうだしている間に、今回の体制からわかるようにグループはどんどん前に進んでいってしまう。

そして田村保乃さんからはそれら全部を汲み取ったような文章がトークアプリで送られてきた。流石すぎた。

様々な思いは綺麗さっぱり整理されることはないかもしれないが、いちファンとして新しいシングル・今日触れたメンバーによるBACKS LIVEと楽しみが増えたことに変わりはない。

このシングルも29人29通りの想いを抱きしめて応援していきたい。

#櫻坂46  

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