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自己啓発をし続ける人

私は30代リケジョのサラリーマンであるが、リケジョというだけで、セミナーをする機会がまわってきたりする。そんな中で知った温泉セミナー、つまりセミナーに行っただけでなんだか高まったかんじになり、満足する人について話そうと思う。

温泉セミナーとは上手いこと言ったもので、セミナーに行っただけで心地よくなり、自己啓発系のセミナーにいつまでも行く人のことを言う。

これと同じような現象を他でも見たことがある。それはいつまでたっても何かの教育期間に属している人だ。

例えば、有名な某私立の通信教育はそういった人がいる。例えば、不動産などで財をなして特に働く必要がなかったり、パートナーに充分な稼ぎがあり、ちょっとした居場所づくりとして課金して入っている人もいる。中にはサラリーマンをしながら、夜などの空いた時間に仲間と集まってゼミみたいな形をつくり、レポートを作ったり発表していたりする。

温泉セミナーに来る人やいつまでも教育期間にいる人の特徴は、何かをはじめるためには、今の自分以上の能力を身につけなければならないと思っているところだ。

例えば、セミナーや講師をするためには、一流の大学を出たり、〇〇以上のスキルを持っていなければいけないという囚われがある。考えたみればそんな縛りはないし、誰だって何かを発信して教えたりしていい。本だって書いていい。それなのに、そういった類のことをするために、何か条件が必要だと思っている。

そういった人は、いつまでも自己啓発をする。何かひとつ分かったりできるようになって気持ちよくなる。気づきはとても大切だと思う。しかし、気持ちよさに依存的になると、いつまでも同じ環境から抜け出せず、変わらず気づきがなくなっていく。

本当にゼロから1を生み出している人は、基本的に引きこもってる。日々情報を集めたり、これまでの集めた情報を風呂敷の上に出して、あれこれ目的に合わせて繋ぎ変えたりする。思いつく、閃くルーチーンを知っているので、スポーツをしたり、散歩をしたり、お風呂に入ったり、本人が心地良くなる、リラックスする環境を整える。
なにか、生み出せないなとセミナーに通うのは、人と会うことは、新たに気づき得るのは、知識をつけるのは1つの手かもしれないが、それは手段でしかない。手段に依存することは、永遠に満たされない。ひとりになって、今の自分ができることを素朴に始めることが、1番当初の自分が思い描いていた世界への入り口だったりする。

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