もっと試してみたいという欲
私の状態には2つある。意欲がなくなっている時と意欲がある時だ。意欲がない時はなんだか無気力である。何かをやったとしても受動的なことしかできない。例えば動画を見ることやマッサージを受けることだ。対して、意欲がある時は、物事に対して試したいという意欲がある。例えば、カラダのメンテナンスをすることだが、ストレッチやマッサージをするようになって、随分と身体のバランスが良くなった。これまで歩く時は反り腰で重心を外側に逃していたのであるが、姿勢がまっすぐとなり太ももが細くなった。胸の上や肩周りが柔らかくなり、肩のラインが綺麗になった上に肩甲骨が動くようになった。
このところ、浪費的な生活から堅実な生活に戻れるという所感を抱いていた。これまでは意欲がなくなっており、意欲をマイナスからゼロにするために、お金をかけて気づきを得るようにしていた。自分自身が、「お、これはもう少し極めてみたいな」と思える状態にしていた。
次に、何かを試した時に、お金を多くかけずとも本質は極められるということを思い出していた。自分で思考錯誤すると、最も満足感が高いことを思い出していた。どんなにお金を払っても、自分が興味を抱いて、こうしてみたいなと抱く夢に近いものはあまりなかった。自分に適したものは自分で調整するしかないと思うに至っていた。意欲がゼロからプラスになっても、更に好奇心を満たすためにはお金をかけて何かを得るのではなくて自分で調整するしかないと気づいけていた。
そうして、調整するためにお金を払うにしても、意欲をマイナスからゼロにするためにお金を払うのではなく、意欲をゼロをプラスにするためにお金を払うようにしていこうと思っていた。
堅実な生活に戻れるかと思った矢先、私にはお金をかけてみたいと興味のあることが出てきた。
たとえば、鏡でカラダの隅々まで確認して変化を辿って気づきを得たいという欲だ。そのため鏡が欲しいなと購買欲が湧いていたのだが、これはスマホのカメラで代用できる。大きな鏡を買うのはコストも場所も取るが、カメラであればその心配はない。
次にマッサージやパーソナルトレーニング、硬毛化した毛を撃退したい欲だ。つまり、カラダを健康な状態に、心地よい状態にしていきたいという欲だ。
一つずつ説明すると、マッサージをやり続けて、肩甲骨が明らかに動くようになった。これは通いづつけている成果だと思う。マッサージに行く前はYoutubeで肩こりを治す、肩甲骨をリリースするなどの動画をみていた。しかし、マッサージ屋さんに行った後ほどの効果は見られず、少し筋肉痛になったくらいであった。自分でやって肩甲骨がマッサージ屋程度まで動くようになればよかったのだが、自分だけではならなかったので、ここはもう少し試行錯誤する余地があると思う。また、マッサージに行っていて他にも気づきがあった。眠れない、なんだかやる気がでないという時は自律神経が乱れていて、それは肌の張りに出るということだ。ここで言う肌の張りとは、見た目ではなく筋肉の弾力のことを指す。私にはいまいち分かっていないのだが、温度変化や気圧の変化、湿度の変化は自立神経に影響を及ぼすのだそうだ。これは、あらゆる健康系のまとめに書いてあるのかもしれないが、自分のカラダでそれを気づけた私は興味が違う。今までなら本屋で読み飛ばしていた内容も、アンテナに引っかかるようになってきた。
次に、パーソナルトレーニングだ。ここでは私のカラダ全体の調子を見てもらっている。当初、私は足の付け根の関節部が硬いと思っていた。しかし、そこは割と柔らかくなっており、どちらかと言えば太ももの側面や前側の筋肉、お尻の外側の筋肉が張っている柔らかくない状態だということがわかった。ストレッチを続けるうちに、それらは2週間程度で柔らかくなり、次に腸骨の中でも上方のきわにあたる腸骨稜、下方の下前腸骨棘、それらの中心の上前腸骨棘の周りの筋膜が硬いことがわかった。再びアプローチすること2週間、今度はこれらの部位がほぐれてきたものの、腰の硬さが目立つようになってきた。腰の筋膜をリリースするためには、だるまさんのようなポーズでゴロゴロするか、腹筋するしかないらしい。筋トレが一番効果があり、筋肉は相補性があり一方が伸びるとそれと対となっている筋肉が縮む。背中の筋肉が硬くなっているのは、対となる腹筋が弱いために背中の筋肉ばかりを使って緊張した状態となっており硬くなっているということだ。背中の筋肉を落とす手もあるが、それだと上半身を支えられなくなるため、現在は腹筋をつけるアプローチをしている次第た。また、腰の他に首背面の筋肉の緊張も目立ち始めた。こうしてカラダ全体の筋肉のバランスを体感し、より心地よい状態となるように試してみている。これがYoutubeを見ているだけで気づければお金は溶けていかないのになぁと思いつつ、自分だけでは気づけなかったから、悔やんでも仕方がない。今後は今の気づきを自分から得られるようにしていきたい。お金をかけたことでカラダを整えるスタート地点に立てたと思っている。
なお、私は最近、執筆活動に精を出している。新しい仕事が舞い込んできても、今の生活を続けたいと思うのは、本が予想外に売れていてこれなら生活できると実感できているからだ。これまでは、仕事を辞めたら生活面はどうしよう、お金はどうしようと悩んでいたのだが、案外早く暗いトンネルから出る兆しが見えている。
適当な仕事はいくらでもある。今は自分の試したい欲に、成長したい欲に貪欲にいきたい。安全を取らずに挑戦していきたい。とは言いつつも、挑戦するのには時間的余裕、金銭的余裕、良好な人間関係などが必要だなと感じる。とてもじゃないが、あの大変なサラリーマン時代にこの試行錯誤はできなかったなと思う。
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