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毒親 ことなかれ主義で頑固

何かと周囲に合わせるが、自分の主張を曲げない親がいる。面倒くさがりで怠けがちで、無神経だ。どこかペコペコとしていたかと思いきや、急に強く出たりする。日々、どこか疲れていて手を抜くことに余念がない。

このような親の元で育てられた子供は大変である。どこか優柔不断だから、何かと顔色を伺わないといけない。機嫌を取らないと、意固地を張り大変めんどくさくなる。その要求を無視しようものなら、こちらの嫌なことをしてくる。または無言になる。コミュニケーションができない。日々の生活がまわらなくなる。

なぜこのような親になったのかと言えば、これまでどこか疎外感を感じてきたためだ。関心を向けられなかった。自分のことはどうでもいいと思うようになった。自分の欲求を満たすことを諦めた。そうして、何かと優柔普段になった。決められない。決められないから周囲に合わせる。自分の主張がない。しかし、自分の疎外感、甘えは満たされていないので、不機嫌になる。怒る。憎しみを覚える。自分が変わらないことで、周囲をイライラさせる。自分に対して関心を向ける方法を心得ている。

毒親に育てられて、親に合わせて機嫌を取ってきた子供は疲れる。なぜこんなにも自分のことばかりで、周囲に合わせるのだろうと思う。愚痴をこぼすのであれば、自由にすればいいのにと思う。しかし、毒親は変わらない。いつまでも周囲に合わせる。手放すことを恐れている。

毒親は収集癖があったりする。手放すよりも集める量の方が多い。ものを集めることで、心の隙間を埋めている。または、何かにのめり込む傾向がある。テレビをみたり、習い事に行ったり、化粧品を集めたりする。捨てることが苦手である。取捨選択ができない。

毒親にはいいところもある。穏やかで人の気持ちに共感する。協調性があって周囲と仲良くするのが上手である。ナチュラルで自然体である。何が事件があっても動揺せずに対応できる。

しかし、子供は毒親とかかわって疲れた。もう懲り懲りだと思う。ことなかれ主義の親は、囚われがあったのだ。親も親なりに避けがたい困難があったのだ。もうこれ以上、親の機嫌と取ったり、何かと気を使わなくていい。

まずは、自分の疲れを取り除くことである。ゆっくりと休むことである。頭と身体を空っぽにすることである。この親がいたからこうだった、あぁだったと回想する必要もない。将来に対して、卑屈な気持ちにならなくてもいい。毒親から離れてゆっくり休んでいるとエゴのない意欲が出てくる。何か見返りを求めない意欲だ。それに従っていると、より満たされるようになる。

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