IT業界ブームですが、勉強しても上手くいくわけでもないよね

ある程度コンピュータに関することを教えていて自分なりにわかったことを書いてみます。今後同じようにIT業界を目指す人に向けて、何か参考になることがあれば。

空前のITブーム

昨今、世界的にプログラムへの関心が大きくなってきて社会現象になっています。学校でプログラミングを教えることや、AI(人工知能)という言葉がテレビなどで流れていることもあり、子供だけではなく大人も社会人も興味を持っている人が増えています。

ですが、興味を持った人が全員IT業界に進める、または関われるわけでもないんですね。現実は狭き門となっていて、さらにずっと続けていける人はもっと少なくなるかと思います。進めるわけではない理由、私の方ではいくつか思い当たる節があります。

意識の置く場所

多くの人たちがIT系の勉強したいとき、人によってどこまで勉強したいのかが違います。自社のホームページを自分の力で作りたいのか、IT業界に就職したいのか、フリーランスとして働きたいのか、目的が違えば学ぶ内容も意識も変わります。

これは一見問題ないように思えるのですが、勉強するときに自分の目的をかなえるための意識をどこに置くか、私は結構重要だと考えています。実際に業界の第一線で働いている人たちと話をしてみて、みんな意識を置く場所がかなり先にあるんですね。意識を置く場所=ゴールを決めて、そのためにやらなければいけないことを順番にこなしている印象が強かったです。

間違ったゴール

どんな物事であれ興味を持って一歩を踏み出すのはなかなかに難しいことで、とても素晴らしいことです。ですが、踏み出してもそこはゴールではありません。踏み出して勉強して、勉強したことを自分の能力として身につける必要があります。そして、身につけてもゴールではありません。就職して仕事をこなしてお金をもらうところまで進んでやっと「スタート」、なんですね。

例えば、あるホームページを作るのにごく短い時間で簡単にできると思い込んでいる人がいて、いざやってみるとても難しい。それが不満に繋がり、手を動かすことができなくなり、結果詰んでしまう。ホームページを作ることは「ゴール」ではなく「スタート」したばかりの段階。ホームページを「作り続けること」が仕事なんですね。仕事として積み重なった結果が一つの「ゴール」になると思います。

今のIT業界はチャンスですよ

ここまでくると「なんだかIT系って難しいなぁ」って思う人もいるでしょう。ですが、難しく考える必要はありません。現在IT系の技術を身につけるための方法はどんどん増えていて、学びやすい状況になっています。そしてお金を稼ぐ方法も増えています。大昔のように情報がなく多くの時間を割いて勉強していた時代とは大きく変わっています。興味を持った人はとりあえずなにかやってみましょう。始めたところからが「スタート」です。

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