[NeosVR]忘れる前にMMC22への応募を完走した感想と、ゲーム用に用意していた設定をつらつらと書き留めておく

MMC22という作品コンペイベントにゲームを作って応募した為、
今の気持ちを忘れないうちにざっくりとその感想などを書き留めておこうと思います。これを書いてる時点で猛烈な眠気と戦ってるので、文体や内容が多少変でもご容赦ください。

MMC22と応募した作品について

MMC22について

Metaverse Maker Competition 2022 JP - Google ドキュメント

ざっくり要約すると、
制作期間開始まで、チームを組む事と何を作るか考えておく事以外一切禁止
というかなり厳しいルールで行われるneosの作品コンペです。
コードの一部を事前に作っておくことはもちろん、事前にCC0アセットなどのダウンロードしておくのもダメという徹底ぶり。
そんな制約の中でもとんでもないレベルの作品が多く作られる為、応募作品を見に行くためだけにneosに来ていただくのもありかと思います。


応募作品
サイコキネシスの超能力を使ってステージをクリアしていくアクションゲームです。操作の都合上VRモード・シングルプレイのみ対応しています。

感想

完走した感想としては、
音楽以外の全てを自前で制作もしくは調達するというほぼワンオペ参戦でしたが、ギリギリで何とか完成に漕ぎつけられました。
数々のバグやロールバックに悩まされましたが、たった1か月でちゃんとゲームとして成立するものを期限内に作れたことにすごく満足しています。
一人でも遊んで楽しかったと思ってくれる人がいればとても嬉しいです。
そして音楽担当のHanabusaさんは私から見て神がかった手腕でした。
作っていただいた音楽自体の質が高いのは無論、音楽に助けられて落ちたモチベーションを戻したり、音楽に影響されてシナリオの内容が良くなる等、間接的にも滅茶苦茶助けてもらいました。
感謝してもしきれない。

2月の段階で何を作るか色々考えた結果、4つぐらいの没を経て
最終的に今neosに仮実装されてる疑似的な剛体システムを使ってサイコキネシスをテーマにしたゲームを作ることに決めました。
ゲームの方向性としては、いわゆるコンパクトの纏めた対戦やアーケードスタイルのミニゲーム的なものではなく、一般に販売されているゲームのような展開に起承転結やメリハリがあって、エフェクトや音なども細かく作られたしっかり遊べる形態のゲームを意識して作ろうと思っていました。
VRSNS系でそういう形態の作品はかなり珍しいのでそれなら自分もチャレンジしてみようと思った次第です。
なので簡単ではありますが、ProtoPsychoにはちゃんとシナリオや設定、簡単な世界観もあります。
文字での会話でなくCVを付けるだけでもずいぶん印象が変わるので、VOICEVOXを使った日本語フルボイスに英語字幕付きというところにもこだわりました。

かなり気合をいれて相当本気で作ったは良い物の、作ってる途中で何十回何百回とテストプレイした結果、自分のゲームがユーザーにとってどの程度面白いものなのか全くわからなくなっていました。無論面白くするために最大限努力はしたつもりですが、素人が一人でやることなのでたかがしれてますし。
音楽担当のHanabusaさんが遊んでくれた際ポジティブな感想をくれたので少なくともそれなりに面白い物にはなってるのかな?とは思っています。

作った本人がこんななので、遊んだ際はどのぐらい面白かったか等の感想を教えてもらえるとすごく助かります。
謙遜でも冗談でもなく本当にわかってません。


脳内で考えておいたゲームが始まるまでのざっくりとした世界の歴史(一応ネタバレ注意)

需要はないだろうけど、放置すると多分私自身が忘れてしまう為、メモしておきます。一部ネタバレを含むため、ゲームクリア後に読んでいただくことをお勧めします。






ボス(Astraía)が地球にやってきて(時空間が歪んでやってきただけなので事故)
その辺の地面を掘り返しまくった為、海底ケーブルが切断されたり都市が巻き込まれて人類激怒。

ミサイルなどを打ち込むが全部途中で爆発。この時点で人類は何かしらをミサイルにぶつけて破壊して防御されてると思いこむ。

色々あって速度の速いミサイルに核弾頭を載せて一斉発射。
サイコキネシスで普通に跳ね返されてあちこちの国と都市が壊滅。

通常兵器で戦うが当然弾かれて攻撃が当たらない。

反撃を受けて人類地下に逃亡。

以後、下手に地上に出るとモグラたたきされる歴史が始まる。

地下に潜った後も当然人類は黙ってるはずもなく、まず高性能な汎用AIが開発され、
1号が、既存の科学の延長線上でAstraíaの討伐を目指すプロジェクト、
2号が、その中でもエネルギーや電磁波などの分野に特化したもの。
これらのAIを研究補助として使い、何らかの力で運動エネルギーを捻じ曲げていることの発見と、物質を転送する手段を開発の成果を上げる。

そして核を敵のど真ん中にテレポートさせて即爆破する計画が持ち上がる。
そのさなか運動エネルギーを捻じ曲げている現象について、
幽霊などのオカルト的な現象と解釈した人たちが分かれてAI3号を、
サイコキネシスなどの超能力によるものと解釈した人たちが4号とともに別チームとなり研究開発を続行。
つまり1号2号のチームは超能力とかオカルトは信じていなかった。

そのすぐ後に実施されたテレポート爆撃は、Astraíaも普通にテレポートを使えたことで、
核をテレポートで送る→直後にAstraíaが元の座標にテレポートで送り返す。
で、1号AIは人類とともに爆発オチ。
使わないから使えないというわけではないことを人類が失念していた模様。
2号は発見した力を何も考えずに増幅させた結果、暴走して施設が爆散。

以後、3号と4号による研究は続くが、そもそも解釈を間違えている3号は全く成果が出ず、4号についても中々サイコキネシスを制御するに至らず、
そんなこんなで地下生活が長引いた結果リソースの枯渇などが深刻化して人類はついにAstraíaの打倒をあきらめる。

全権を託された3号と4号は人がいなくなったので空調と照明と水食糧の保存設備を全部切って、労働マシンを作りマグマや地熱からのエネルギー取り出しを行う。
以後、長い時間研究を行いついに4号がサイコキネシスの制御に成功するが
そのころには人類の文明は衰退しきっていていたため、話が出来る状況ですらなくそのままAIアバターを製造し独力でテストを続けてゲーム開始に至る。

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