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『行ってよかった!』でしかないJAPAN JAM2024

昨年のJAPAN JAMに関する、季節柄と環境による過ごしやすさの声を多数見て今年初参戦。

結論:音楽とファン、体験価値を大切にした愛を感じた

目当てのアーティストが出るなら毎年行きたいと思う非常に過ごしいやすいフェスだった。

今回の目当てはNovel CoreとBE:FIRSTとUVERworldのステージで期待されるSHUNTOとのENCORE AGAIN。

この『環境面』と『音楽面』の両面から『行ってよかった!』でしかない。

企業がサービスに真心込めたり、商品開発に顧客の欲しかったを入れ込んだりすることと同じ様に、たくさんの声と想いが盛り込まれたフェスを体験した。
※フェス参戦歴は多くないため(ビバラとサマソニ、BMSG FESくらい)それなりのフィルターで読んでください
※アーティストのレポ以外にJAPAN JAMの素晴らしさを記します(イレブン史上でパフォーマンス以外に割く分量最多)
※レポと書きますが自己満日記みたいな感じです
※Xの方でもいいねやコメントをしてくれると喜びます

会場最寄りの蘇我駅は幸いにも家からの最寄り駅から乗り換え無しで行ける駅だった。

蘇我駅から10数分まっすぐ歩いてすぐに到着。

駅からは次々といろんなファンが溢れてくる

駅前のローソンは店内をぐるっと一周するくらいのレジ並び列ができていたけれど、ある意味ではレジ台数の多くないコンビニでその長さで済んでいたのは、フェス経験豊富な人が多く、現地コンビニ利用率は低かったのかもしれない。

入場ゲート

チケット購入時から入場希望時間帯を指定でき、その時間毎に入場列が分かれ、順序よく誘導がされた。

ゲートも円滑に進み手荷物チェックとアプリとの照合でスムーズに入場。

入るなりすぐにトイレがある。
思えば駅は混雜していたし、その為会場のトイレを使うようにアナウンスもされていた。(駅など公共機関の対応から普段使用する地域住民を大切にしている意思を感じる)(駅から出た歩道橋でもガードマンが誘導していて、会場までの交差点にも配備され片側に寄った通行や、信号待ち場所の指示まで統率されていた。)

入ってすぐにトイレがあると駅から我慢している人に安心だし、現地到着から(トイレ外で)シャツを着たり、それに伴う化粧直しなんかもこのタイミングでできることは嬉しいかもしれない。

入場してから確認したのは手元のスマホ。
JAPAN JAMの公式アプリのマップ機能を参照するとマップ内に自身の現在地が表記された。

計画していたタイムテーブルと寄りたかったお店を鑑みて最初の目的地とRouteを確認しながら進むと、だだっ広いエリアに【クローク】と書いてある。

グッズ&クロークエリア

行きの道中、電車で一緒になるフェスキッズが割と容量が大きく中身もすでに多く入ったリュックを背負っているのを見て『軽装推奨のフェスに向かうにしては荷物が大きいな』と思っていた。

なるほど、この規模の(中まで入っていないので詳しくはわからないけど)クロークが用意されているなら多少の荷物で来ても預けられるし、グッズもたくさん買って帰ることもできるのだろう。
※他のフェスのクロークを見ていないので同様規模のものが実はあるのかもしれないけど、広さのインパクトが視覚化されていたので記載。

目当てだった屋台はこちら
BE:FIRST TVのロケがきっかけの御縁の高秀牧場

暑さもありこのエリアで一番の列
甘ったるくない自然な味で美味しい

日光も気温も暑かったけれど、時より吹く風が気持ちよく、外のベンチで食べられた。
これはさっきマップを貼ったときに気づいたんだけど、ベンチのある場所にアイコンで示されていたり、FREE Wi-Fiまで示されているではないか。

これはビバラロックにもあったけれど充電スポットも完備

『知りたい、行きたい』の気持ちに先回りしてガイダンスをしてくれている。
それがこちらの期待以上であるから体感と実感が重なった時に心地良い気分になる。つまりストレスを感じない。

屋外フェスということでトイレは仮設のものがたくさん並べられていた。ここも個人的に予想外ポイントが。

男性用は使用中であることが端からわかるように扉の上半身部分が抜けている。
施錠状態を小さな赤と青の印で判別する必要がない。

更に洋式トイレは水洗で、内扉には『流れないなどトラブルがありましたらこの(円形の)ボードを扉外に貼り付けてください。係が清掃します。』とある。

散々並んで来た巡版で入ったトイレにトラブルがあったらどんなに大変か。
優しい。行き届きすぎていてとても優しいな!

簡易的な手洗い場には鏡まで設置されていた。
自分は初めて使った際に気づかなかったけれど、BESTYのお友達(女性)が絶賛していた。
いかにたくさんのアイデアや多様な観点からこのフェスが作られているのか、想像するだけで温かくなる。

鏡で思い出したことをもう一つ。
会場内に4辺が鏡の立方体が複数立っていて、記念撮影に使う人が見られた。
こうして他にも各所にフォトスポットがあって、『このフェスでの思い出』体験をポジティブに残す誘導がされているように感じた。


WINGステージでトップバッターを務めるNovel Coreを見に行く。
前方抽選エリアに入れないがサイドからSTAGEに近づくと割と直線距離で近い場所で見られた。

コア単独は行ったことがないが、全曲音源はチェックしているし、BMSG FESやライブ映像で乗り方を見ていたことに加えて、コアの適切なリードで終始乗りたいように乗って参加できた。

ライブの醍醐味としてフリースタイルを披露したり、お馴染みの盛り上げに初見も否応無しに連れて行くスタイルは健在。

ヘンザにジャンプ、クラップで老若男女をロックしていた。

この日のヘッドライナーであるTHE ORAL CIGARETTESの山中拓也とのコラボ曲カミサマキドリをコア1人で歌い、その代わりにじゃないけどヤバいセトリを用意した として流れたイントロに会場がどよめいた。

Novel Core、RYOKI(BE:FIRST)、SHUNTO(BE:FIRST)によるMFが披露された。

自分は何か勘違いして118のイントロに脳内変換されてしまい、下手(しもて)から現れたSHUNTOが一瞬SOTAに見え頭が混乱した。
少ししてMFだと気付き、私服(?)のビーニーを被ったSHUNTOだと把握した。

元々盛り上がっていた会場は後ろから空間を詰めて押し寄せてきた人で密度が濃くなったし、RYOKIー!と叫ぶ男性もいた。

コアのMCで『現在のシーンはジャンルで隔てられている』『ジャンルもファンも垣根なくしていこう』といった発言が刺さったし、コアはそれを先頭で実行できる実態を重ねてきたから説得力が強かった。

BE:FIRSTと同日出演のフェスにおいて、最高の演出をしてくるところ、エンターテイナーだった。

コアのステージが終わり、振り回したタオルの繊維が貼り付いた喉に改めてビールを流し込み、来たるBE:FIRSTのステージに備えて昼食を取った。

出店の数も十分あり多様なメニューから選べたことから、グルメフェスに来たのではないかと錯覚してしまうほど、ゆるりと買い回れた。

まだ本番でこそないけれど日光は熱く、長時間浴びていることはきつくそんなときのために屋根付きのベンチ休憩エリアも用意されていた。

フェスに限らず食事で出てたゴミは速やかに捨てたいものだけど、ゴミ箱の数が少ない、溢れている等ストレスに感じることもあるのだが、この会場には少し歩くと目に入る場所、適切な数がある。

それにいっぱいになる前に定期的にゴミ出しをして環境美化に努めているのがすごいと感じた。
というのもファンの良心に委ねるのみではなく、人件費を掛けて快適な空間を意図的に作り出していることに、運営のハートが見えてきてとても感心した。


BE:FIRSTが出演するSKYステージに向かうと、前のアーティストファンが広く開かれた出口から流れてくる。

他のフェスではスタジアムだったりアリーナだったりでは出口までの導線が狭かったり、出口自体が扉2枚分だったりして詰まる印象があるけど、流れるように人流があってこれまたストレスがない。

しかも出口と入口を分けていたかもしれない。
というのも無意識にご一緒したBESTYに付いて行ったから気付いていなかったけど、退場してくるエリアとは別の場所から入場した。

蘇我は飛行機の往来が頻繁で、上空を何度も飛行機が行き交う。
昨年のJAPAN JAMでSmile Again披露時に飛行機が過ぎるシーンが印象的だったという声も見た。

昨年もビバラとJAPAN JAM連発出演だったBE:FIRSTはセトリを微調整してきたことから、今回も青空でのSmile Againを期待した。

その期待を表した写真がこれ

この角度、距離で開演を待つ。
前方抽選は落選していたけれど、落選したときから精神衛生上とてもヘルシーで入られる。(もちろん当選して前に行けていたら最高だけど)

目当てのアーティストを待つ時間に出会うセレンディピティ(偶然の産物による幸福)も尊いけど、肉体的ストレスも否めないし、前方入るにしてもポジションまで指定ということで時間的にも極めてストレスレスであろう。
(次は前方入りたい!!)

辺りを見渡すとUVERworldの手袋をしたファンやORALのシャツを来たファンが何人も見える。
JAPAN JAM公式Tの人も結構いたけれど、シャツを着てくるほどのファンがBE:FIRSTのLiveを目の当たりにするということが嬉しい。

01 Mainstream
02 Masterplan
03 Brave Generatio
04 Scream
05 Set Sail
06 Don't Wake Me Up
07 Shining One
08 Great Mistakes
09 Bye-Good-Bye
10 Boom Boom Back

全編通して鬼気迫る、それでいて初見も他界隈も誰も置いていかない怒涛のパフォーマンス、歌唱にダンスに、熱気が溢れていた。
「鬼気迫る」と「誰も置いていかない」は矛盾した表現かもだけど、鬼気迫るは突き放しているのではなくて、掴んで離さない状態を意味していた。

それはSHUNTOのMCでもあった、『偏見』をふっとばして実力と音楽を一緒に楽しむ姿勢の伝搬がうまく行った賜物だろう。

これは完全にいい意味で今回のJAPAN JAMは他界隈からの声がTL(おすすめ欄)に溢れた。

Screamのリリックで『壁やルールは思い込んでるだけで最初から無いんだ』を地で行く、そして楽曲として披露することにドラマを感じる。

終演後、エリアから抜けようとすると、入れ替わりで入ってくる人からこんな声が聞こえた。
『かっこいい!めっちゃかっこよくね?!』
『赤いパンツの人(SOTA)カッコいい』
『坊主の人かっこよかったな』
ちなみにこれは全部違う人の発言だし、友達のBESTYと一緒に見ていたcrewが興奮気味に讃える声だった。

なんとも気持ちの良い現場ではないだろうか。
ビバラとJAPAN JAMでの『BE:FIRSTかっこよかった!』の声がその人の友達に伝わって広がっている。

"推奨ときっかけ"で体感が増えていくムーブメントが目に見える耳に聞こえるロックフェスは行ってよかったでしたかない。


またひと休憩挟んで夕方のUVERworldに備える

テーブルを拭くダスターまでも用意されていた

SUNSETステージの名の付くステージに夕暮れどきに集まってくる光景はライブが始まる前から眩しかった。

UVERworldのライブではビバラに引き続きSHUNTOが招かれ、待望のENCORE AGAINを披露。

TAKUYA∞からも『世代もジャンルも違う、それでもお互いをリスペクトして実現した』(ニュアンス)というMCがあった。

この日見たNovel CoreもSHUNTOも、TAKUYAもジャンルに囚われない"音楽"を共に楽しむシーンや土壌について発言していたのが印象的だった。

錆びたルールで測れない、そんな新しい日本の音楽シーンを彼らには担ってほしいし、音楽との距離感が近い、並走できる多様な音楽好きがカルチャーを盛り上げることに明るい楽しい未来があると感じた。

音楽に対して極めてストレスがなく、1日の体験を最高の思い出にしてくれたJAPAN JAMに改めて感謝。

また行きたいフェスNo.1!

ここまで読んでいただきありがとうございます!
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