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英検1級2次試験対策でやること&やらないこと

前回に引き続き、今回は2次試験についてみていきます。

さっそくスタート!

1. 当日の試験の流れはこんな感じ

1. 自己紹介
2. トピックが5つ提示されるので、1つ選択し、スピーチの構成を考える。(1分)
3. スピーチ(2分間)
4. スピーチに関するQ&A(4分間)

日本語のコミュニケーションのように、腰を低く自分を下げて話すやりとりは自信がない人だと判断されかねません、明るい服を着て、ひきつってもよいので笑顔で試験会場に向かい、自信を持って話しましょう。

2. よく問われるトピックのジャンル

よく問われるトピックのジャンルを分析すると、以下のような感じです。

教育、戦争、メディア、インターネット、宗教、アイデンティティ、カルチャー、政治、経済、公共政策、犯罪、防衛、女性の権利、仕事、医療、動物、スポーツ、環境問題、エネルギー

3. スピーチの構成はめちゃだいじ

スピーチの構成はどんな感じかというと、ライティングの時と同じ。でも、主張を3つから2つに減らします。なので、全体で150語くらいでいいのかな。

立場を明確にするイントロ
 主張①とそれを支える根拠
 主張②とそれを支える根拠
まとめ

4. 2次試験でつまずくポイント

・1分間で5つから1つトピックを選択するのに時間がかかる
→語彙をざっとみて、自分が強そうなジャンルを3つくらい探す。その3文を読み、どれが答えやすいかさらに絞る
・2分間でスピーチが終わらない
→不合格あるあるは、これです...。1つめの主張と根拠に時間をかけすぎず、2つめの主張と根拠にうつる練習をします。ただし、2つめの主張がと根拠が途中で終わっても、Q&Aで巻き返して合格する人もいます。最後まであきらめないで。
・そもそもまじで英語を話す機会がなさすぎて、どうしたらいいのか...
→ネイティブ・キャンプやベストティーチャーなどのアプリを使ってみるのもいいかも、テソーラスという英検1級の2次試験に特化したスクールもあります。

5. 時事ニュース、何をみればいいの

いろんなニュースを日頃から聴いて、主張や根拠の素材を探しておくことがいいと思います。わたしはThe Japan TimesとNHK World Newsがおすすめです。以下の点を英語で言えるようにメモを作っておきます。

①具体的な名詞がパッと出てくるようにする(人物、国、組織名など)
②なんらかのデータを数値で言えるようにする(失業率や日本の高齢者の数など)
③原因と結果をつなげて話せるようにする(何かが原因で増加した、減少した、効果があった、何らかの問題が解消されたなど)
やらなくていいこと:全ての分野のスピーチをできるようにならなくていいです。二次試験では苦手な分野をあえて捨て、得意な分野に特化することをお勧めします。だって、5つから選べるから。わたしは、Q&Aで盛り上がれないと思った医療、動物、スポーツ、環境問題、エネルギーは捨てました。(そして、見事に当日出なかった笑)
やったほうがいいこと:少子高齢化、働き方(年功序列、終身雇用、一括採用、リモートワーク)、言論の自由の統制、インターネットと教育、などはよく出るし、誰にでも馴染みのある分野なので時事ニュースや語彙のチェックをやったほうがいいです。それに加えて、自分の得意分野を勉強しましょう。わたしの場合は、宗教、人種、ジェンダー、芸術などでした。

6. スピーキングの対策で使う書籍おすすめ2冊

一応、この2つをあげますが、ライティングで使う上の1冊だけで十分です。

もし、見比べてみて、下の書籍の方が好きだと言う人がいればこちらの本ものぞいてみてください。1次試験の時に紹介した植田一三先生の本です。


長くなりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。
よい一日を!

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