月
月を見ていて、これ見つけたやつ天才だなと思った
月を夜空に見つけたことがすごいということではなくて、あのシステムに気づいたことを見つけたと形容している。夜空に浮かぶ光体のなかで月だけが異なシステムで在るからである
凡人からすると星の中で一個、一際でかくて形がちょいちょい変わるやつがいる程度にしか思えない
太陽があの角度で月を照らして、とかいうことを初めに見つけた人は天才だと思う
話は変わるが、僕は天才になりたい。とすると、月の満ち欠けシステムを解明した天才同様、二つの高いハードルを超える必要がある
1.気づくこと 2.知ってもらうこと
なにか画期的なことに気づいて、且つそれを皆に知ってもらって初めて天才との呼称を得るに至るのだ
当然いまこうして僕が文章を綴っているのも2のプロセスを思ってのことであるが、1のプロセスを欠いているというのは凡なるゆえである
掴めそうで掴めない
1のプロセスは月ほども遠くにある
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