とりおる

はじめまして。 息をするために字を書いている。 目標:「すなおに生きる」 好きなこ…

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はじめまして。 息をするために字を書いている。 目標:「すなおに生きる」 好きなこと:歩き回る、読み書きする、食べる、ゲームする

記事一覧

夏休み終わっちゃった

今年の盆休みは長く、そして充実していた。休みなのに休んだ感がないほどに。 盆が開けて1週間、本当はもっと早く記録をつけたかったと振り返ればもう休みはじめの記憶は薄…

とりおる
2日前

夕立

夕立が来た 気だるさいっぱいの夏の日の終わりに 予感があって空を見ていた ぬるい風のなかで 音を聞いていた かすかだったのがたしかになり 長く待っていたものの到来を告…

とりおる
1か月前
1

あげはのさなぎ

仕事の帰り道、アゲハチョウの幼虫を見つけた。 炎天下に熱された街路、民家の塀で今まさに蛹になろうと、糸で体を固定した緑の幼虫。遠目にも目立つ鮮やかさで、私は急ブ…

とりおる
1か月前
3

仕方ない

仕方ない 全部 納得しないといけない 怒りにも悲しみにも価値がない それで何も動かせないのなら 何かを変える力のない感情をどうして持っているのだろう 害されて痛い や…

とりおる
1か月前

なにかのせい

全部なにかのせいならば 自分とは一体なんだろう 感情は脳の代謝 脳は体の一部 疲れれば判断は鈍る 病を得れば心は弱る 心はどこにあるだろう 所詮脳だというとき 自分は…

とりおる
1か月前

夜徘徊

寂しさを表出させないことがアイデンティティだったあの頃(なんちゃって、今もそうなのだけれど)胸が薄い苦しさで満たされた夜にふらふら外へ出ることが好きだった。 通…

とりおる
1か月前
2

人間は

人間はいっぺんに ふたつみっつも 違った種類の感情を 持っていることができる だから ほんとうのこと と言ったって それが唯一のこと、というわけでは ない 唯一 でなけ…

とりおる
1か月前
1

2024-0706-09:24

サーキュレーターから異音がする。 上向きの首振りをつけるとぎしぎしと軋み音を立て、普通にうるさい。夜つけっぱなしで寝ていると少し気になる。昼間でも結構気になる。 …

とりおる
1か月前

猫の毛

久しぶりに髪の毛を切り、襟足を刈り上げてもらった。 刈り上げたばかりの髪は芝生のようでさわり心地がいい。今だけだからと自分のうなじより上に何度も手をやる。 久し…

とりおる
2か月前

2024-05-28 メモ書きより

2024 5/28(火)AM10:58〜 職場にて(※職場で仕事から逃避しメモ紙に書いた内容です) 自傷の表現があります 久しぶりに自傷をしようと思い立ち、先日百均で買ったカッタ…

とりおる
2か月前
1

20240522-23-24

良かったことを書く。 出勤時素敵な黒猫を見かけた。真っ白な壁に囲まれた2階のバルコニーからこちらを見下ろしていた。自転車から声をかけたら目があった。嬉しかった。 …

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3か月前
2

絵が描けない…

脳内にきれいな絵がいくつも浮かんでいる。構図や色も思い浮かべている。でも、描けなくて悲しい。絵が描けるようになりたい。字よりもバズるだろうから。多くの人に伝えら…

とりおる
3か月前
1

ひとりで沈む

吹き出した苦しみ。過去と今をないまぜにして、深く暗い色をしたそれは、私をずぶりと沈める。 急にあらゆるよろこびが遠のき、暗くつめたい痛みがみぞおちを刺し貫く。世…

とりおる
3か月前
2

ノブレス・オブリージュ

私は弱って話しかけてくる他人に常にエネルギーを奪われてきたと思っている。 自分はあんな軟弱者共とは違う、助けを欲するのは自分の馬鹿さ加減を世間に披露するようなも…

とりおる
3か月前

みんな不真面目すぎる

他人と話したいとは思うが話してろくなことになった試しがない。基本的に話し損である。こちらの望み通りの反応ができる他者は存在しない。それどころか的外れ、あるいは追…

とりおる
3か月前
1

20240429

さてどっこい今日も生きている、私である。 数日前の投稿について、結論から言えば服用した薬は一般的に言うところの睡眠薬などには該当せず、自然な眠りをアシストするも…

とりおる
3か月前

夏休み終わっちゃった

今年の盆休みは長く、そして充実していた。休みなのに休んだ感がないほどに。
盆が開けて1週間、本当はもっと早く記録をつけたかったと振り返ればもう休みはじめの記憶は薄らいでいて、反芻しなければすぐに透き通ってしまう思い出の儚さたるやと慄く。自分がぼうっと生きているだけ、ということかもしれないが、果たしてどうだろう。みんなそんなものであろうか。昨日の夕飯、今朝の通勤路、出来事、会話、つぶさに覚えて置ける

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夕立

夕立が来た
気だるさいっぱいの夏の日の終わりに
予感があって空を見ていた
ぬるい風のなかで
音を聞いていた
かすかだったのがたしかになり
長く待っていたものの到来を告げた
遠慮せず壊しに来いと
灰色の中で目を開いている
もっと飛沫を上げて
世界を塗りつぶすほど来てほしい
まだ
まだ足りない
表へ出て路の真ん中に立つ
ただひたすら貫かれるのを待つ
じっとりと
体を蝕みだす水滴が
もっとはっきりわかる

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あげはのさなぎ

仕事の帰り道、アゲハチョウの幼虫を見つけた。
炎天下に熱された街路、民家の塀で今まさに蛹になろうと、糸で体を固定した緑の幼虫。遠目にも目立つ鮮やかさで、私は急ブレーキをかけ自転車を止めて見入った。
きれいだと思う。一生懸命生きていることがわかる。時々うごめいている。筋肉が律動しているさまがわかる。
泣きたくなった。というか少し涙ぐんだ。健気で、愛おしくて、そして悲しくなったのだ。
野生を生きる蝶の

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仕方ない

仕方ない 全部 納得しないといけない 怒りにも悲しみにも価値がない それで何も動かせないのなら 何かを変える力のない感情をどうして持っているのだろう
害されて痛い やり返して自分を恐れさせれば もう害されなくなるかな コントロールのための敵意
泣けば許されると思っている?そういう時期もあった、今はただ悔しくて泣いている 泣いているのに何も変えられないことも悔しくて
どうして人の気持ちには価値がない

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なにかのせい

全部なにかのせいならば
自分とは一体なんだろう
感情は脳の代謝
脳は体の一部
疲れれば判断は鈍る
病を得れば心は弱る

心はどこにあるだろう
所詮脳だというとき
自分は脳を軽く見ている
こころということばがあるせいで
それに特別の価値がある気がしている

苦しいのはなんのせいか
今 心が痛むのはなんのせいか
いちにちじゅう 暑い外を歩けばくたびれもするさと そんな日もあるさと 暗い気持ちは身体が傷

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夜徘徊

寂しさを表出させないことがアイデンティティだったあの頃(なんちゃって、今もそうなのだけれど)胸が薄い苦しさで満たされた夜にふらふら外へ出ることが好きだった。
通っていた大学の周りは特に栄えてもおらず、きらびやかなネオン街などとは無縁の閑静な住宅街で、そんなところをふらふらしているのは本当に文字通りただの徘徊に過ぎなかった。夜が少し深まった時間にふらりと、身一つで暗がりに彷徨うことがスリリングで、孤

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人間は

人間はいっぺんに
ふたつみっつも
違った種類の感情を
持っていることができる
だから ほんとうのこと と言ったって
それが唯一のこと、というわけでは ない

唯一 でなければ
価値がない、というわけでもない

2024-0706-09:24

サーキュレーターから異音がする。
上向きの首振りをつけるとぎしぎしと軋み音を立て、普通にうるさい。夜つけっぱなしで寝ていると少し気になる。昼間でも結構気になる。
買ったのは2年ほど前で、起動しない初期不良があり交換してもらったものになる。使い始めてすぐに異音がして『またかよ』と思ったが、電気屋は遠く自力でこれを運んでもう一度行くのは億劫だったためそのまま使っている。白が良かったのにもう在庫がなく黒

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猫の毛

久しぶりに髪の毛を切り、襟足を刈り上げてもらった。
刈り上げたばかりの髪は芝生のようでさわり心地がいい。今だけだからと自分のうなじより上に何度も手をやる。

久しぶりに実家に帰り、猫を愛でた。年老いて、昔より多弁になった猫は帰宅した私の顔を見るなり何事か吠えた。愛おしいなと思った。この猫、2倍くらい大きくてもいい、寿命も倍あったらいい。そんなことを思った。

風呂に入り、髪を乾かしてまたうなじを撫

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2024-05-28 メモ書きより

2024 5/28(火)AM10:58〜 職場にて(※職場で仕事から逃避しメモ紙に書いた内容です)
自傷の表現があります

久しぶりに自傷をしようと思い立ち、先日百均で買ったカッターナイフを開けた。リストカットをするには時期が悪いよなァ(半ソデの気配)と考えつつ、アームカットは痛そうだから嫌だなと思うなどした。
そもそも私はカッターでの自傷になれていない。というかやったことがない。大分昔、高〜大学

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20240522-23-24

良かったことを書く。
出勤時素敵な黒猫を見かけた。真っ白な壁に囲まれた2階のバルコニーからこちらを見下ろしていた。自転車から声をかけたら目があった。嬉しかった。

最近はもう、朝仕事に行きたくなくてぼーっとして、朝食をまともに取らないこともデフォルト化してきてしまっている。朝の薬を飲み、時間がギリギリの中可能ならコンビニによって、適当に食べ物を買い、仕事中にもそもそ食べている。春に職場を離れたお姉

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絵が描けない…

脳内にきれいな絵がいくつも浮かんでいる。構図や色も思い浮かべている。でも、描けなくて悲しい。絵が描けるようになりたい。字よりもバズるだろうから。多くの人に伝えられるだろうから。安い共感で気持ちよくなりたい。
みんな割と文字を読まないし、文字から何も汲み取ろうとしない。脳を滑り去るだけ。言葉の力を真に発揮させられる人はこの世に一握りで結局感受されず溢れるものばかりだ。
想像する。白い背景。上から腕が

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ひとりで沈む

吹き出した苦しみ。過去と今をないまぜにして、深く暗い色をしたそれは、私をずぶりと沈める。
急にあらゆるよろこびが遠のき、暗くつめたい痛みがみぞおちを刺し貫く。世界が恐ろしくなり、涙で視界が歪んでいく。助けを呼びたい。怖い、と、話をしたい。何が辛いのか、誰かに縋りたい。

でも、そうはいかない。
私は一人で沈んでいく。自分をいたぶる自分の内へと、ひとりで歯を食いしばって沈んでいく。
誇り高い自分は痛

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ノブレス・オブリージュ

私は弱って話しかけてくる他人に常にエネルギーを奪われてきたと思っている。
自分はあんな軟弱者共とは違う、助けを欲するのは自分の馬鹿さ加減を世間に披露するようなものだ、一人を耐えられない弱いものはただ死ね!と、周囲を見下している。
自分は高潔だ。
弱った様など人に見せるものではない。そこを刺されて殺されても文句は言えないのだ。
他人があなたに何をしてくれるというのだ。あなたは何をすれば自分を落ち着け

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みんな不真面目すぎる

他人と話したいとは思うが話してろくなことになった試しがない。基本的に話し損である。こちらの望み通りの反応ができる他者は存在しない。それどころか的外れ、あるいは追い打ちのような反応ばかりで、ただ消耗するだけである。期待をするなとは言うが、そもそも期待せずに会話をすることに意味はない。他の存在にわざわざカロリー消費をして話しかける理由は自己の中にない何かを探すためなのだから、期待など当たり前にするし、

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20240429

さてどっこい今日も生きている、私である。
数日前の投稿について、結論から言えば服用した薬は一般的に言うところの睡眠薬などには該当せず、自然な眠りをアシストするものであった。怖いものではない。そもそも薬はどれもこれもどこかしら怖いものではあるのだろうが、適切に処方された医薬品を用法用量を守り飲む分には基本的に問題がないのである。
あまりに眠れていなかったためか私は追い詰められ、不安に沈み、恐慌し、考

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