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富士フイルムがAI手術ナビに参入

 富士フイルムホールディングスが手術ナビゲーションシステムに参入し、2024年度にも外科手術を手がける病院に提供する。
 手術ナビゲーションシステムとは、事前に作成した臓器の3D画像と手術中の臓器の動きを人工知能(AI)が連動させるシステムで、それによって手術がシミュレーション/計画通り行われているかの正確な確認や、手術精度・安全性を向上させることができるとのこと。他社の手術ナビゲーションシステムとの違いとしては、従来、医師が事前に作っていた3D画像をAIによって作成することが可能になる。それによって医師が自らCT画像を1枚ずつ確認し、対象臓器の輪郭を指定して抜き出すなどの作業にかかっていた時間を削減できる。
 手術時間の短縮によって医師の働き方改革に貢献していくことが可能になるので、今後のAI医療機器に注目していきたい。
(日本経済新聞 10月9日)