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東北大学、インスリンを作る膵臓細胞を再生

 東北大学がインスリンを分泌する膵臓細胞の再生をマウスによる実験で成功した。インスリンは膵臓のβ細胞で作られるホルモンで、食後に血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が上昇すると、それに反応して膵臓からインスリンが分泌される。膵臓の細胞が減る、または弱まることでインスリンの分泌量が減ると血糖値が上昇して糖尿病の原因となる。
 東北大学の研究チームはマウスの脳から膵臓に情報を伝達する神経を光で刺激することでβ細胞を再生する方法を開発、3時間刺激するとβ細胞が増えインスリンの分泌量が2倍に増えたとのこと。今後研究が進めば、糖尿病の新しい治療法になる可能性がある。今後に期待したい。
(日本経済新聞 11月10日)