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藍を始めてわかったこと。滲まない。

藍は染料のようにさらさらとした液体だと思っていたんだが全然違った。どちらかといったら顔料と思った方が藍を扱う時にわかりやすい。拡大映像化したら藍の顔料のつぶつぶが水にフワフワと混ざっている感じ。

布を藍に浸けるとそのフワフワが表面にだけくっついて布のなかにまではしみていかない。染料みたいにサーって布の間にしみこんでいくのかと思っていたからこれを知って疑問だったことの謎が解けた。

しみないから細かい柄を型置きしてもクッキリでやすい。昔のもので細かい型を置いた布を見て昔の人はやっぱすごいなーこんなの今は作れないのだろうなと思っていたようなものが藍ならすんなりできた。しみないからなんだ、できるじゃんそういうことかって感動した。

藍にドブンと浸けて裏側が全面染まっても型置きした表側の白い部分には影響はない。裏にくっついた藍は表まではしみていかないからそうなる。昔のものは博物館などで裏側が見れないものが多いし、本でも裏側は見れない。両面染めも多いからなんとなく見たことあるとしても裏まで注意してなくて気づいてなかった。どこみてたんだわたしって思う。

しみないから逆にグラデーションは難しくてこれも意外だった。いろいろわかってきて少しずつ理解していくと古いものの見方もどんどん変わってきた。

何度も穴の開くほど充分見ていたつもりの紅型や藍型が藍を始めたお陰で見えてないところがみえてきて数倍理解できるようになったのもうれしい。

やってみると新しい扉がどんどん開いてサーって風がふいてくるのを肌で感じた。誰にも習えなかったから大変だったけどそれが逆によかったようで、ものすごく楽しくなっていった。


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