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ChatGPTを使って桃太郎のプ譜を書く

巷ではチャットAIのChatGPTが取り沙汰されています。
Microsoftが多額の投資をしていることもニュースになっており、
耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

マイクロソフト、オープンAIに100億ドル投資で交渉=報道

ChatGPTは決められた定型文を返すいままでのチャットボットとは異なり、多様な問いかけに対しても回答を返してきます。
様々な使い方も考えられるChatGPTですので、うまく使えばプ譜も書けるのではと思いついたので試してみました。

実験的な取り組みなのでは、まずは誰もが知る物語「桃太郎」に対してプ譜が書けるか試してみます。

ではChatGPTに桃太郎の要約を聞いてみましょう。

桃太郎の要約

おや、ChatGPTが知っている桃太郎は一般的に知られる桃太郎とは世界線が異なるようです。ここは一旦、ChatGPTの桃太郎に沿っていきましょう。

さて、ここからどうプ譜に落としていくかですが、ちゃんと答えが返って来るか心配になるものの素直にChatGPTにプ譜の主要要素である、「獲得目標」「勝利条件」「中間目的」「施策」「廟算八要素」を聞いてみましょう。

勝利条件と獲得目標

想像以上に勝利条件と獲得目標を返答してくれました。プ譜の勝利条件と獲得目標の定義を学習しているとは思えないですが、語感をもとに回答してくれています。質問の順番は、獲得目標→勝利条件のほうが良かったかもしれないです。(反省)

中間目的と施策はどうでしょうか?

中間目的と施策

中間目的と施策も回答を返してくれました。こちらも獲得目標と勝利条件同様にプ譜の定義に沿っているかは怪しいですが、それなりに回答してくれます。
続いて廟算八要素ですが、

廟算八要素

さすがに廟算八要素は無理なようです。では、廟算八要素の要素ごとに聞いてみましょう。

廟算八要素の質問
廟算八要素の回答

回答してくれました。しかも箇条書きになっており、凄すぎて気味の悪さも感じます。
これでプ譜の主要要素が得られたので、これをもとにキックプ譜でプ譜を書いてみます。

桃太郎のプ譜(第1局面)

ひとまずプ譜がかけました。創作の桃太郎とはいえ、要素感の重複や施策の粒度への違和感があります。

桃太郎のプ譜(第2局面)

プ譜を修正し、獲得目標の深堀りと施策を中間目的に昇格させます。
それに伴いChatGPTに施策と獲得目標について再確認します。

武器入手の施策確認
妖怪探しの施策確認
戦う戦略の確認
畑を守る施策の確認
獲得目標の再確認

ChatGPTに桃太郎について再確認した結果をもとにプ譜を更新しました。

桃太郎のプ譜(第3局面)

中間目的の抽象度が改善し、獲得目標が動機寄りの内容になり、
また計算高く、よりアグレッシブな桃太郎になりました。

今回、実験的な取り組みとしてChatGPTを使ってプ譜を書いてみました。
思ったよりもスムーズにプ譜を書くことができました。
気になる点としては、
・桃太郎というベースの知識が一般とは異なる
・プ譜の用語の定義と回答の粒度が異なる
・手直しが発生する
といった点があります。
上記もChatGPTが実験的フェーズなので仕方ないでしょう。
プ譜が書けたということと、AIと人のコラボレーションにより質を高められることを体験できたのは、個人的にインパクトがあります。
今日思いつき、今日試し、今日記事を書けているので試行に対するスピード感もなかなかです。

プ譜を書くことは、思考負荷が大きいので、その思考負荷をChatGPTが担ってくれることは有用性が高いです。例えば、一般的事象と個別の条件を与え、下書きをChatGPTを書き、ブラッシュアップをチームで行う。それによって、プ譜による活動をよりスピーディに行えるのではないでしょうか。
ChatGPTの今後に期待です。

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