足骨日記37

昨日のリハビリで理学療法士の人から小走りもそろそろいけますよ。と言われ人間に戻りつつある自分を実感しています。健康って尊いよね。

今日は僕がナレーションをさせていただいたTTHWについて軽くお話を。僕がやってるPodcastと話が重複します。

ある日Instagramのメッセージでトーフさんことtofubeatsから連絡が来た。有名人である。こっちは勝手に十年前くらいから存在を知っていた。Podcastの相方の徳利さんとはここ数年親交があるみたいで噂はかねがね聞いてます。的な存在だった。
一年前に僕の地元であったライブに遊びに行ってご挨拶をしたので面識はあるが特に連絡先も知らないので連絡は取ったことがない。
なんか怖いな。と思った。メッセージを見るとお願いがありますとのことだった。
連絡先を交換してやり取りをするとトーフさんがやってるYouTubeの企画でスリーザハードウェアという番組のナレーションの依頼だった。それは徳利さんがやっていた仕事だった。いろんな人がやったりするけどレギュラー的な存在は徳利さんだった。
最初話を聞いたときに僕は思った。
あんまり知らない徳利ていうやつの友達の、さらに知らないD山てやつが出ても視聴者は訳が分からないだろう。

しかし、トーフさんにはなんか色々と徳利さんが世話になってるし、俺も一回会ったことあるし何よりPodcastも聴いてくれてるっていうんで僕の中にはNOという選択肢は最初からなかった。
まあやってみようと思って、気楽に録音してみた。初日とりあえず録音してみた。なんか、我ながら滑舌もイントネーションも間も全てが壊滅的だった。

それからとり直したりすること三日目の夜に、何がいいのか分からなくなった。いい傾向だ。何かを作るときに一回分からなくなって冷静になってからがスタートだろって気がする。
もう何種類か録音して先方に任せることにした。まあプロに任せりゃいい感じになるでしょとデータを送った。すぐにいい感じに仕上がった動画が送られてきた。
ほほう。これはいいですね。これは配信日が楽しみですね。うっしっし。とにやけていた。
僕の想像の中のtofubeatsもそうすね。D山さん。と言いながら👓がキラーンと光っていた。

レギュラーのナレーターの徳利さんには内緒で僕とトーフさんが仕掛人のプチドッキリだった。仲間と思った二人が裏で繋がって動いていたビックリ、ナレーターの仕事もうかうしてると他の人間にとられるかもしれない、アーティストとしての活動を活発化しないとヤバイという危機感を持って欲しかった。トーフさんはどう考えていたか分からないけど僕はそう思って動いた。
いつまでもダメなキャラでも面白いが、そろそろ次のステージ行こうぜ。
俺をはじめとした徳利ファンや関係者の最近の気持ちだろう。SNS頑張るとかそんなレベルではなくネクストレベルに行ってやんないともうお話にならないのである。

動画の公開直後の徳利さんのTwitterの投稿は冒頭ウケました。だった。

はああぁっ?

察しが悪いな~、勘が悪いな~。

ドッキリにかけられていることに気付いていないポンコツである。せめてリアクションは取れよ。僕は肩透かしにあった気持ちになった。なんかこいつのために良かれと思ってやったけど損した気持ちになるな。トーフさんも焦って眼鏡のレンズが曇っていた。だろうと思う。

数日経ってPodcastの録音をした。当然その話題になり徳利さんの口から出た言葉に耳を疑った。なんか声張れよと思った。自分のナレーションに自信を持った。とのことだった。
こいつマジで勘が悪いな。僕は怒りを通り越して悲しくなった。徳利さんの精神はトーフとD山の意図の真反対にいたのである。
僕は話さなくていい裏のやり取りまで明かして徳利さんを追い詰めた。ようやく察した徳利さんは急に態度を豹変させ、分かってたよ感をめちゃくちゃ出し始めた。掌を返したのである。

なんか、この人ヤバイな。怖いな。

まあラジオ的には正解をいってる無意識の天才でもある。

だけど、アーティストとしては成功すんのかな?
つーか、トーフさんにこんなことやらせるんじゃないよぉ~

興味がある方はYouTubeでTTHWで検索して見てみてください。

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