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油断ができない恐ろしさ~ "呪い鏡の家からの脱出"(オンラインイベント:SCRAP:日本)

だまされてはいけない。

「リアルよりは怖くないからホラー苦手でもいけるよ!」

オンラインリアル脱出ゲーム×お化け屋敷「呪い鏡の家からの脱出」公式サイト(SCRAP)

感想

こわかった。でも……確かにリアルでのホラー系苦手な人でも大丈夫な可能性があります。可能性はね。

そういう私はホラー系苦手ではありつつも好んで体験する二律背反な趣向をもっています。だから苦手苦手と言いつつも、いろいろと体験してはいるんですよね。

そういう私がオンラインでホラー系のゲームと聞いた時、正直最初に思ったのは「ホラー系と行っても全然怖くないんじゃないかな」だったんですが、ところが実際にやってみると怖かった。

この公演、怖がらせるポイントをうまく押さえてあるんですよね。正に演出の妙というのか。

謎解きに関してもうまくイベントに合わせたシステムを作っている感じ。やや謎解きゲーム的な表現・設定があるのは、ゲームプレイのしやすさを好むか物語的な体験設定を好むかで印象は変わりそうです。

あとどうしてもカメラ越しの世界が暗いため、カメラ酔いしやすい人は酔い止めを使った方が良いかも。とはいえカメラワークは良く練られていて丁寧ですのでそこまで気にしなくても良いのかな。

気になる点は無くはないですが、それ以上にオンラインでこのような公演ができるのかといった点で面白くとても楽しめる内容でした。

おわりに

さて"呪い鏡の家からの脱出"は怖いのでしょうか怖くないのでしょうか。

これはとても難しい。リアルのお化け屋敷と比べてどうなのかという意味では、方向性が異なるイメージです。いわばオンライン公演だからこそできる演出で怖がらせてきている。

近い方向性としてはホラー映画や番組に近いかもしれません。独特のカメラワークで見せる演出、そしてオンラインでできることを考えた上での怖がらせ方。それはやっぱしリアルお化け屋敷の怖さとはベクトルが異なるように感じます。

そういった意味ではリアルお化け屋敷が苦手な人でも大丈夫の可能性が高い一方で、ホラーがどれも苦手な方にはやっぱし怖い公演であるといえると思います。

とはいえ、やはり自宅でプレイできるのは逃げ場があるという点でリアルに入るお化け屋敷よりはハードルが低いと思います。ホラーに苦手意識があるけれども興味がある方は、挑戦してみてはどうでしょうか。

作品情報

タイトル:呪い鏡の家からの脱出
謎制作団体:SCRAP(日本)

公演時間:約90分(解説含む)
プレイヤー人数:1名~(個人戦)
価格:前売り一般3,600円(税込) / 7人参加の場合、1人 3,500円(税込)
アプリケーション:ZOOM・LINE

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