DEATH TRIAL(デストライアル)(XEOXY:日本)
今回ご紹介するのは死をテーマにした謎解きのリアルイベント。
謎解き系のイベント設定でよくあるものでは爆弾を解除するだとか犯罪者と生死をかけた勝負だとか、事故で閉じ込められてこのままでは死んでしまうだとか、命をかけるゲーム、それを多く見かけます。
生死をかけるのはゲームクリアを目指す動機として分かり易いんですよね。基本的に死ぬのは嫌なのでそれを回避しようっていうのは分かり易い方向性なのです。
このゲームは、人に限らず生き物を一定数以上殺した人に課せられる死神の試験。生還することが目的なのは他と同じですが、テーマはちょっと重め。
もちろんゲームが始まってしまえばいつものノリではあるのですが、面白い切り口だなあと感じました。
公式サイト
ストーリー
(公式サイトより引用)
人間は生きる為に様々な生物を殺している。
ある日、妖しい声があなたの脳内に響き渡った。
「あなたが殺した生物の命が一定数を超えました。
今から生きるか死ぬかの死神の試練を受けて頂きます。」
あなたは死神の試練を全てクリアして死から逃れることができるのだろうか?
感想
ダウナー系司会はかなり珍しい。
このゲーム、最初から雰囲気作りが丁寧です。設定が死神の試験という事もあり、前説から世界観に入ってキャラクターになりきりルール説明をしても問題が起きないんですね。いわゆる謎解きゲームの司会役が、スタートからキャラクターでいられるのは面白いなと感じました。
ゲーム自体はワイワイできますので、ずっと重いテンションというわけではありません。小道具とかそれっぽいものがでてくるのも面白い。どうしてもホール型の公演なので部屋の作り込みについては難しい所はあるものの、丁寧に作られている公演です。
謎はちょっと癖がある物もありますが、4名以上いれば誰かは気付きそう。分量は少なくないので、やや急ぎ目でプレイするのがお勧めです。
謎解きの仕掛けも面白い物もあり、テーマは重いですがホラーでもないので人を選ばず楽しめるコンテンツのように思いました。
おわりに
公演のテーマ性の話。この公演は死をテーマにした公演となっています。
そう聞くとお堅く感じてしまいガチですが中身は他と同じく楽しめる謎解きイベントです。ちょっとキーワードが物騒かもですが。
オリジナルのコンテンツならこんな感じで制作者の色がでてくる公演も面白いですね。
残念ながら7月の公演は終わってしまいましたが、再演の可能性もありそうなので、興味を持たれた方は是非その際にもご参加下さい。
作品情報
タイトル:DEATH TRIAL(デストライアル)
制作団体:XEOXY(日本)
公演時間:110分(解説含む)
プレイヤー人数:1~5名(チーム戦)
価格:前売り3,500円 / 当日券4,000円
目的:死神の試練を全てクリアして死から逃れる
面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!