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三密回避の力が産み出した恐るべきお化け"屋敷?":棺桶お化け屋敷「絶叫棺桶」(リアルコンテンツ:株式会社怖がらせ隊)

え、棺桶に入るの?、そりゃ怖い。

はじめに

夏といえばお化け屋敷の季節。しかしコロナ禍の影響でリアルお化け屋敷は対策も大変。会場内の除菌など、リアルコンテンツの悩みは謎解きもお化け屋敷も同じです。

そんな状況で色々な手段が講じられている中、産み出されたのが絶叫棺桶というコンテンツ。参加者は一人一人棺桶に入り時を過ごします。ですので、終了後に棺桶を除菌すれば良い、お客様の接触する場所を限定する事が可能なので、コロナ対策の除菌の手間もリーズナブルなコンテンツです。

そしてこのコンテンツ、無茶苦茶怖いのです。

棺桶お化け屋敷「絶叫棺桶」

感想

まず棺桶に閉じ込められるというシチュエーションだけで怖いですね。まじリアル棺桶ですもの。

そして棺桶の中でつけさせられるヘッドフォン。ここで流れるのは立体音響を駆使した音声です。閉鎖された空間、聞こえる不思議な音、そこで起こるできごとは何かのか……。

何より好きだったのは、ストーリーとその見せ方。

お化け屋敷のような怪異物ではストーリーは匂わせが多くて全てが語られる事は少ないと思います。

もちろんどのコンテンツも設定はしっかり作られている上で全てを語らないだけで、これは参加者の想像力に委ねる事でより恐ろしさを出す演出だともいうことができます。ただこのバランスが難しい。

絶叫棺桶は個人的には語りと匂わせのバランスが絶妙のように感じました。なんというか感想戦が捗る奴です。

純粋な怖さでいえばもっと怖い物はあると思います。一方で棺桶という逃げ場のない場所なのでホラー苦手な人には絶対にお勧めはできないコンテンツです。

ただ棺桶の中といった独特の空間、その中で起こる出来事という点において特筆すべきコンテンツだと感じています。

ホラー耐性ある人は是非体験して欲しいお化け屋敷……屋敷じゃないかな、棺桶がこのコンテンツとなっています。

おわりに

これね、色んな意味でコンテンツ制作者には是非体験して欲しいコンテンツなのです。コロナ対策という点でも面白い発想ですし、お化け屋敷としても演出・ストーリー・運営のどれもが良く考えられてできていると思います。

どうしてもホラーは得手不得手があるため、苦手な人へ無理に勧めることはしませんが、少しでも興味あるなら是非参加してみてください。

作品情報

タイトル:棺桶お化け屋敷「絶叫棺桶」
制作団体:株式会社怖がらせ隊(日本)

公演時間:15分
参加人数:1公演2名
価格:1名800円

面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!