場合によっては謎解きでも制作者の顔がもっと見えて良いんじゃないかなという話
実はコロナのせいで、制作者が前面に出る機会が増えたように感じます。
"A Night of Escape, Mentalism, & Magic!"米国のエスケープルーム制作者が揃ってアピール
これは丁度先週アメリカで開催されたイベントです。
Esc Room Addictが主宰するこのイベント。webページに飛ぶと、沢山の米国のエスケープルームが関わっているのがわかります。
それで何のイベントかというと、いまアメリカのエスケープルームがコロナのせいで営業できないので、寄付をつのるイベントだったんですね。
Esc Room Addict自体は元々はレビューサイト。このコロナ禍で、エスケープルームが営業できなくて困っているので一肌脱いだというわけです。寄付をすると金額に応じて抽選に参加でき、イベント内で当選者を発表。当選者はルーム再開後に使えるクーポンや持ち帰り謎のような物をプレゼントされるといったイベントでした。
各エスケープルームは1分くらいかな、アピールタイムがあって、映像で色々とアピールしていました。スマホで自撮りしたり、ルームを少し見せてくれたりといった感じです。
それとタイトルにMagicとあるから想像できたかも知れませんが、みんなが持ち回りで手品を見せてくれたり。メインはプロのマジシャンのようでしたが、各エスケープルームのスタッフが手品を見せてくれたりもして親しみを感じるイベントでした。
日本でも、ツイキャス等で制作者がでてきていますね
日本の謎解き界隈でツイキャスといえば、プロアマ問わず色んな制作者や業界のリーダーが出演している「謎解き沼の底から」。
体制としてはインディーズになるのかな?個人の配信でありながら名だたる制作者が出演して話題となりました。現在も不定期に放送中。
他にも制作団体、個人問わず色々な方が配信しています。インターネットの技術が浸透した今だからのことでもありますが、こうやって制作者が見えるようになるのは、面白いんじゃないかなと思います。
制作者の話に需要はあるのか
意外と需要はあるんじゃないかなと思います。あの公演のあの謎には、実はこんな意図があって……とか、聞きたい人は聞いてみたいんじゃないかな。
例えば他の分野で、映画とか、DVD買うと特典でオーディオコメンタリってありますよね。監督さんとかが作品について副音声で解説してくれるやつ。もちろん好き嫌いはあるでしょうが、特典になるというのは一定以上の需要があってこそのこと。謎解き公演も作品ですからその作品を気に入った人は制作者の話を聞いてみたいんじゃないかなと思います。
もちろんどうやって伝えるかは考え所ではありますね。
おわりに
もちろん制作者がただ前面に出れば良いのかというと、それはそれで実は中々難しい。例えば原作付きの公演だっただと、謎制作側が自己主張強くて色を付けすぎてしまうのはなんか違うし、まあそれはマンガ原作の映像作品とかでもそうなのですけれども、ある程度のセンスがないとというのはあるでしょうね。
ただまあ信念持って作っているものは何かしらの意味があるとは思うので、それについて語る機会があったりだとかそういった場はもっとあってもよい気がします。
それと謎制作者に限らずクリエイターの多くは自己承認欲求の塊。だから、良い感じで本人の考えを発言できる場は今後も増えていってくれると嬉しいなと思います。
面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!