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閉園に向かうとしまえん~94年の歴史展や謎解きや恐ろしえんとか

始まりがあれば、終わりもある。とはいえ、さみしいものはさみしい。

としまえん 94年間の歴史に幕が下ろされます

東京都にある有名な遊園地「としまえん」。古くからある遊園地で、たまに謎解きイベントも開催さたり、色んなイベントがある場所でした。

それが2020年8月末で営業終了となります。

現在、閉園前に様々なイベントが実施されています。その一環に、謎解きのイベントもありましたので興味を持って調べてみたところ、他にもいろいろ行われていましたので、まるっと遊びに行ってきました。

としまえん謎解きイベント:時空を越えてとしまえんの謎を解け!

イベント日が飛び飛びなので注意!

開催期間:
 7/23(木・祝)~26(日)
 8/1(土)・2(日)・7(金)~16(日)・22(土)・23(日)・28(金)~31(月)

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まずは謎解きイベント。

これは謎を解き、としまえんの中を歩いて周って最後の答えを探すといった内容のイベントです。冊子はこんな感じ。

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A4サイズで結構大きい。表紙の表記から想像できるように、謎自体の問題数は少ないです。これが面白いのは、同じく園内で開催中の「94年の歴史展」とリンクしているところ。

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得られる情報が過去の物であるため余程のとしまえん通でないと、冊子だけでクリアする事は困難です。ある意味において知識問題ということもできるでしょう。

ですが、この謎解き自体がとしまえん閉園に絡めた内容であるため、94年の歴史展をよく見る必要があるのは好きだなと感じました。

手がかりの場所が見つけづらいのはご愛敬。閉園を惜しむとしまえんが皆とずっと遊びたくって作ったものだと考えれば、感慨も感じます。

閉園というちょっと寂しい状況での企画ですが、状況にあったものになっていて好感が持てる謎解きでした(探索大変だけれど)。

94年の歴史展としまえんの卒業アルバム

開催期間:7/23(木)~8/31(月)

謎解き途中に参加。当初は謎解き終わった後に行くつもりだったのですが、謎解きの受付で「まず94年の歴史展に行きましょう」と案内さて観覧。

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謎解きの受付からすぐにアプローチできる場所にありました。

たまたま行った日が木曜日。それも11時半頃だったので歴史ガイドが行われていました。

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94年の歴史展 TOSHIMAEN 歴史ガイドとは、事業運営部長の内田弘氏によるガイドツアー。としまえんの歴史や裏話を聞く事ができました。時間はこの時は1時間強。この機会じゃないと聞けない話が盛り沢山で面白い。

お話をしてくださる内田氏からはとしまえんに対する愛情を深く感じます。基本、面白い話ばかり何だけれど、言葉の端々に想いがあるのを感じる気がして、泣きそうになりました。

是非、機会あったら聞いて欲しいのですが、94年の歴史展 TOSHIMAEN 歴史ガイドは毎週木曜日の11時半からしか行われていません。ご注意下さい。

ホラーイベント「恐ろしえん」

開催期間:8/7(金)~8/16(日)

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真夏といえばお化け!ということで、期間限定のホラーイベント。巨大迷路の「トリックメイズ 知力コース」に悪魔が出現したり、お化け屋敷が特別仕様になったりしています。あと一部エリアを謎の存在が徘徊しています。

恐ろしえん トリックメイズ

開催期間:8/7(金)~8/16(日)

トリックメイズは、2箇所でスタンプを集めてゴールを目指す設計です。

恐ろしえん仕様として、迷路の至る所で不気味な声が聞こえたり、謎の人影が徘徊していたり仮面がちりばめられたりといった感じ。怖いというよりは不気味というのが近いかな(グロではありません)。

この日は夕方に大雨で、それの影響もあってか夜は制限がかかっていたみたいです。悪魔の人も迷路から解き放たれて園内を徘徊していました。

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これみるとあまり怖くないんですが、迷路の中で遭遇するとやっぱビビる。

恐ろしえん お化け屋敷

開催期間:8/7(金)~8/16(日)

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場所は常設されているお化け屋敷なのですが、期間中は15時以降ストーリーがついて演出が変わります。

1対(2体)の見守り和人形の片方がいなくなり、それ以降謎の人影を見るようになったみたいなストーリー。入り口でそれを聞き、お化け屋敷に進みます。

15時以前もお化け屋敷自体は開いていたので、どう変わるのかを知りたいと思って入り比べて見たら、全然違う!

恐ろしえんモードの準備もあってか15時以前は全体的に暗め。遊園地にある良い感じのお化け屋敷だなあと思って回っていましたが、15時以降の恐ろしえんモードになると、怖さのレベルが格段に上がっていました。

ストーリーも、あるとは行っても語られる場所は少ないのですが今の時期にとてもあった内容で、怪談話特有の終わった後のもの悲しさなどもあり、私はとても好きな内容でした。思わず2度入っちゃった。

コロナ対策というのもあってだとは思うのですが、お化け屋敷に入る際に、グループごとの間をあけており、お化け屋敷内の渋滞も発生しないことから良い感じに楽しむ事ができます。間隔の開ける運営方法も違和感がなく参考になりました。

あと私の2週目の時だったのですが、屋敷内でスピードの差から前のグループに追いつきそうになり、ある仕掛けのところでおそらく通常と異なる状況になったのですが、それでも違和感なく進み(むしろ怖さが増した)のは、これ本当に良く考えられているなあと感じました。ある意味、経験なのだろうなと思いますが、勉強になりました。

のこり期間は少ないですが、実施中にとしまえんに行く人には是非行って欲しい場所です。

カルーセル エルドラド

メリーゴーランドって和製英語だったのか……!

としまえんにあるメリーゴーランドが、かなりのすごさを誇る物だとは知りませんでした。日本機械学会認定の機会遺産。そしてこのサイズ感をもっているアールヌーボー調の物は珍しいとの事(94年の歴史展の受け売り)。

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折角だから、乗ってみました。私の記憶にあるうちで、メーリゴーランドに乗ったのは初めてかも知れない。

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よく映画でメリーゴーランドに乗っているシーンがでてきますが、その時のカメラワークそのままで感動。施設のエピソードを聞いた後なので、色々な事物に目がいって面白い。

としまえん閉園後にカルーセルエルドラドがどうなるかは決まっていないとのことですが、是非復活して欲しいです。

おわりに

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ここは、色々な想いが詰まった場所なんだなと、心から感じました。

とても素敵な時間を過ごす事が出来ました。としまえんに関わってきた皆様に御礼申し上げます。

それと

夕方に大雨が降ったのですが、雨が上がった後、綺麗な虹が出ていました。せっかく楽しい場所に来たのだから、明るく笑ってねと、としまえんに言われた気がします。

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写真じゃ分かりづらいかもですが、幸運の象徴、ダブルレインボーですよ。これ。

さすが、としまえん。半端ないぜ!ありがとう。

面白い記事を書いていけるよう頑張ります!!