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プランキッズのイロハ 〜イ-番外編② 融合は貫通札?〜


◼️はじめに

皆様、noteをご覧に来ていただき誠にありがとうございます。
本noteはプランキッズ普及の足がかりになるよう、初心者向けにまとめているイロハのイ編の番外編となります。
先にイ編(無料)を読んでいただけると下記の内容がスムーズになるかと存じますので下記リンクよりお目通しいただければ幸いです。

さて、融合は貫通札として機能するのかについてですが、本編では詳しい展開については説明致しません。展開方法をご覧になりたい場合は、結びにリンクしておりますハ編を参照していただくようお願いします。

展開を紹介しないのであれば本編で何を解説するかというと、融合を採用した方がなんとなく疑問に思ってしまうだろう「貫通札として採用してみたはいいけど、実際に貫通札として使ったケースがあまりない」という疑問に対し、融合を入れることでの確率的な効果がどれほどあるのか、など確率や認識の部分を解説したいと思います。
数値や文字で捉えることにより、融合をどのように扱えばいいのかが掴めてくるかと存じます。

◼️融合が貫通として機能する条件

イ編にて紹介しているほとんどの貫通札は1枚で機能するものですが、融合は貫通札として扱う場合は条件があります。
① 融合が1枚以上
② プランキッズが2枚以上
②でプランキッズを2枚としているのは同種が2枚だったとしてもC1キッズC2ロケットとすることで最初の動きに対するうらら、スカルマイスターを最低限牽制できるためカウントしています。

◼️融合を貫通札として使うことができる確率

条件としてはプランキッズの枚数を16枚、デッキ枚数を40枚にした場合の推移を見ることとします。プランキッズが16枚なのは40枚に対する期待値(※)が先行時に2枚となるためです。
※確率と期待値では意味が違いますが、目安として捉えていただければ幸いです。

プランキッズの配分としては緑青赤黄が各3、ハウスが2枚、ワンフォーワン、テラフォーミングが各1枚の計16枚辺りが無理の無い範囲かと考え考察していきます。
ハウスが被ってしまうと融合が貫通札になり得ませんが、ハウスを2枚引き、他のプランキッズ札(テラフォを省く)を引かない確率が0.35%しかないため誤差の範囲と認識していただければ幸いです。なお、テラフォは融合再生機構を採用することで融合にも使えることを補足させていただきます。
融合札としては融合、プランキッズの大暴走、融合賢者、沼地の魔神王、月光黒羊、融合再生機構を好きな様に選択してください。
沼地の魔神王と月光黒羊の差については、沼地の魔神王はミレニアムアイズサクリファイスの素材となってくれる利点はありますが相手の使う召喚師アレイスターになってしまうケースがあります。月光黒羊はその両方はありませんが、炎舞ーテンキーからサーチすることができる(現状は一滴のコストになる、抹殺の指名者により相手の炎舞ーテンキーを無効にできる、程度の利点)という違いがあります。

【プランキッズ2枚以上&融合を引く確率】

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まずは融合だけを貫通札とした場合の確率を認識できたかと存じます。3枚採用する場合でも貫通札として先なら5回に1回、後なら4回に1回は機能してくれるように見受けられます。
しかし、融合だけを貫通札として採用するケースがあるとすれば
●環境に罠が横行し手札誘発が弱くなった場合
●環境の多様化がさらに進む、及び手札誘発自体の性能向上等により、抹殺の指名者等の現在有用としている貫通札が使いづらい物となってしまった場合
●サイドチェンジで後攻を想定する場合
だと考えます。
となると融合を貫通札として期待した場合に、融合に期待しても良い確率は以下の表の通りになります。

【プランキッズ2枚以上&融合を引く確率&他の貫通札を引かない】

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その他の貫通札を抹殺の指名者3、墓穴の指名者2の計5枚とし、合わせて融合を3枚、大暴走を3枚の計6枚を入れていると仮定した場合、融合札を貫通札として期待できる確率は先なら22.0%となります。
そして、その他に貫通札を入れていない時と比べると、先なら12.2%の差が生まれます。また、融合を3枚入れたことにより生まれる上昇値は9.4%程度です。
これらの差が冒頭で述べた「貫通札として採用してみたはいいけど、実際に貫通札として使ったケースがあまりない」に繋がってしまいます。

ここまで少々長かったのでまとめると
貫通力を上げたい→その他の貫通札と共に融合を採用する→貫通札と共に引いてしまう→貫通札があるので不要と認識する→貫通札としての採用に疑問を持つ
という思考に陥ってしまいます。

◼️融合に何を期待する?

では、前述のような、確率的な面では期待できない融合をどの様に見る必要があるのか。
先に書いてしまいますが、融合はまごう事なく貫通札です。

【乗り越える札への差別化】
相手の手札誘発による妨害を乗り越える札を貫通札と称しているところですが、相手が繰り出す妨害はご存知の通りさまざまです。
例えば貫通札として採用している墓穴の指名者は相手が墓地へ捨てて発動する類いの手札誘発であれば貫通することはできますが、墓地を介さないのであれば無効にすることが出来ません。
融合も同様で乗り越える札や乗り越え方の性質自体に特徴があります。
例えば電脳堺狐ー仙々が相手の場にいる状態ではメインギミックや貫通札で突破することは容易ではありません。しかし、手札でプランキッズを融合し、ロケットFS(EXゾーンの下)→プランキッズ2体SS→プランキッズ2体で犬LS(ロケットの上)とすることで犬の効果によりウェザーの攻撃力が3000となり、電脳堺狐ー仙々を戦闘破壊することに繋がります。
この様に想定する相手の妨害にあわせて『プランキッズ2枚以上&融合を引く確率』の確率を期待するのか『プランキッズ2枚以上&融合を引く確率&他の貫通札を引かない』の確率を期待するのかを認識することで「貫通札として採用してみたはいいけど、実際に貫通札として使ったケースがあまりない」という確率に関する疑問点は払拭されるかと存じます。
数多の妨害を正面から受けてしまうとひとたまりもないのがプランキッズの特性ですので、受け方を考えることが大切です。

【手札誘発の発動を誘導】
相手が発動できる手札誘発をあえて発動させる隙を見せることができます。
例えば先行の際、手札に抹殺の指名者、灰流うらら、融合、赤、青だとします。灰流うららは増殖するGを無効にすることが出来るため、もし打たれた場合は抹殺の指名者ではなく灰流うららを打ちたいところです。
つまり融合からスタートし、先に増殖するGの発動を促すことにより、灰流うららを貫通札として使用することに繋がり、そのまま手札誘発をケアするルートで展開が可能となります。(展開方法をご覧になりたい場合は、結びにリンクしてありますハ編を参照していただくようお願いします)

そしてもし、融合が墓穴の指名者だった場合、赤または青をNSし、ミューLSをする展開になります。ミューLS時のSS効果に対して灰流うららを打たれた場合、灰流うららを相手ターンの妨害として用いたいため、抹殺の指名者を使用で無効にしたとします。こうすると墓穴の指名者ではケアすることができないニビルが重くなってしまう結果になります。

この様に、相手の妨害に対する対応の仕方や展開方法が大きく異なるため、採用する他の札との兼ね合いも見据えること、また、チェーンを組むSS手段として認識することが大切です。

【妨害への変換】
これは補足的な内容となってしまいますが、プランキッズ1枚+融合と引いた時に、展開をすると相手ターンバトラー+餅カエルの構えをすることができます。
手札の誘発と合わせて妨害を強固にすることができます。
ただし、他の手札によっては融合自体を黄のドロー変換を行う必要があるため、注意が必要となります。

◼️最後に

本noteの解説はいかがだったでしょうか。
融合は単なる貫通札ではないことを認識していただけたのであれば幸いです。

本note中に紹介をした、ハ編

及び、プランキッズに関する記事をまとめたリンク集でもある

を合わせてご参考にしていただくと非常にうれしいです。

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