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【解説書】親父の加護がすご過ぎるぅぅう!【ホルス】


ns:通常召喚
ss:特殊召喚
ef:(効果)発動
息子ら:人、猿、犬、鳥の4体すべてを指す

本noteを通して使用している略号

■はじめに

皆様、noteをご覧に来ていただき誠にありがとうございます。
本noteはホルスについて独自に調査した結果を報告していく内容となっております。
ホルス使用者目線となりますが対策等を含めて様々なテーマにおいて、構築の一助となれれば幸いです。
なお、ホルスに関する基本的な知識がある方は『基本展開』まで飛ばしていただいて問題ございません。

■ホルスとは

AGE OF OVERLORD(2023/7/22発売)に収録された王の棺とそれを守護する4人の息子らにより構成されているテーマです。
4人の息子らはまさに王の棺を守るように強固な性能のなっております。

■犬でもわかる『カード紹介』

王の棺(以下、棺)】

棺があれば墓地から自己蘇生できる息子らを、手札コスト1枚使ってデッキから墓地へ送ることができます。そして1ターンに4回しか使えない制約があります。手札コストで落としたのが息子らやカノプスの場合、コストを無視しているに等しいです。
また、ついでに息子らに対象を取らない破壊への耐性を持たせます。自分が発動したブラックホール等からも守ります。
さらについでに息子らが戦闘を行うダメステ開始時に相手モンスターを墓地送りにして息子らを1度だけ守ります。
お父さんさすがに過保護すぎませんかね?

【息子ら】

息子らは共通の効果を持っています。

●棺が場にあればチェーンブロックを組まずに墓地から蘇生できる
●モンスターゾーンにいる状態で他のカードが相手によってフィールドから離れたら固有効果を発動できる

チェーンブロックを組まずに蘇生できる上に、自己蘇生はターン1がついていますが、「①の方法による特殊召喚は1度しかできず」というテキストにより、神の宣告等でssしたことがなかったことになっている場合、平然とまた出てきます。さすがホルスの加護を受けているだけありますね。
また、棺で守られているのをいいことに、フィールドから他のカードが離れただけでギャーギャー言い始める息子らはなかなかのヒステリックさを兼ね揃えています。
共通テキストの端々から時代の流れをヒシヒシと感じる代物となっております。

ホルスの栄光-イムセティ(以下、人)】

人だけ手札で発動する効果をもっており、人と一緒に別カード1枚を墓地に送ることで棺をサーチできます。そしてその後ついでに1ドローします。カードが減っていません。というより人も当然自己蘇生できるのでなんならボードアドバンテージ増やしつつマリガンしてます。
固有効果はフィールドのカード選んで墓地に送ります。前も後ろも触れるし、なんなら自分の場も選べるし、破壊しないし、対象取らないしで一々端々が強い。

ホルスの先導-ハーピ(以下、猿)】

こちらの固有効果はお互いの墓地・除外状態のカードの中から合計2枚対象取って発動。そのカードを2枚セットで持ち主の手札に加えるデッキに戻します。相手の墓地リソースを許しません。
そして自分は自分で捨てたはずのカードが手札に戻ってくるどころか、除外状態のカードを対象に取れるので、当然のように裏側除外も対象に取れます。ゴードン打ってるのにそこからピックできちゃう代物です。他のカードがやられたらサイド(裏側除外)からカードを手札に加えている辺り、別ゲーを始めていますね。電脳堺が可愛く思えるほど端々が強い。
猿のお陰で棺がコズミックで飛ばされようが拮抗で消えようが容易に回収が可能となっています。
ただし、2枚を対象に取った上で2枚を処理しないといけないため、墓地を対象にした場合、Dクロ等の除外には気をつけましょう。いやー辛いですね^^

ホルスの祝福-ドゥアムテフ(以下、犬)】

攻守が0ですが、ホルスのモンスター×1200アップするので、最低1200、息子らだけでも最高4800の化け物が簡単に立ちます。簡単に青眼の究極竜ラインを越えるのは良くないと思います……。
また、固有効果は自分メインモンスターのゾーンの種類分ドローできます。最大5ドローです。最初に手札消えたのに戻っています。いつの間にラッシュデュエルが始まったんですかね?
ちなみに、固有効果はチェーンを組めるため、直接チェーンが必要なうららは無視できます。

ホルスの加護-ケベンセヌフ(以下、鳥)】

こちらの固有効果は、ホルスモンスターにモンスター効果の対象耐性と、攻撃の対象耐性を付与します。当然のように自分にも付与します。
実にシンプルにアクセスコードトーカーを封殺してきます。しかし、肝心の一発目は通る上に守るはずの棺にバフはかかりません。が、鳥を出す余裕がある=猿がいるのと同義なので結局棺が継続する形となります。処理する際はトロイメアユニコーン等でデッキバウンスを狙うのが妥当です。
そしてリソースを回復する猿と犬の効果に手札誘発を直接チェーンさせないマンとして活躍し、ついでにめちゃくちゃ自陣を固くしているため相手から見るとかなり五月蝿い存在となっております。

カノプスの守護者(以下、守護者)】

各ターン、相手の効果に直接チェーンして、手札・墓地から1体息子をssします。永続罠です。つまり残しておくとずーーーっと息子らが居続けます。息子らを出勤させすぎてもはやブラック企業です。
ついでに、手札・フィールドから墓地へ送られてもしれっとセットされるため、棺のコスト踏み倒し要員の一つとなってくれます。
息子をssしたターンはカノプスの効果では同じ息子をssすることはできません。制約を書いているように見えますが、ターン1の制約があるのはあくまでセットする方の効果であるため、4回チェーンすることができれば当然4体しっかり出せます。なんなら自ターンであれば息子らの自己蘇生があるためめちゃくちゃ出てきます。さすがに同一チェーン上に乗せれない縛りはありますが、それでも十二分に戦線維持として貢献します。

ホルスの黒炎神(以下、黒炎神)】

強化でお父さん出てきちゃいました。ホルスの黒炎さんはなかったことにされちゃいました。
他の息子らと違い、自己蘇生はしないもののホルスモンスター+棺がある場合、チラ見せ+手札or場を1枚墓地に送り、フィールドのカード墓地に送ります。息子らや守護者は自己蘇生できるため、これらを場から送ればノーコストと言っても過言ではありません。
また、場の息子ら棺が相手の効果でフィールドから離れた場合、手札からssして黒炎神以外のモンスターを墓地に送ります。ただでさえ息子らだけでも厄介なのに、やっとのことで引き剥がしても、最後に効果で処理してしまうと黒炎神が出てきた上に場をリセットします。
墓に入ってても過保護なのに、本体は敵味方関係なく荒らすモンペというとんでも親だったわけです。

王墓の石壁(以下、石壁)】

こちらも強化で出た分で、棺として扱う石壁です。それまで課題だった棺へのアクセス手段が3枚+テラフォーミングにより4枚になり、これによりホルス単体での構築が現実的なものとなりました。
効果はメインフェイズに起動してホルスモンスターをサーチします。もう発動時のサーチなんて旧石器と言わんばかりです。さすがに手札1枚をデッキボトムに戻しますが、なぜかコストではありません。ホルスモンスターには紹介しての通り、棺に繋がる人や盤面に触ることができる黒炎神に繋げることができるため、無駄がありません。
そしてついでに黒炎神の効果が発動した場合に1ドローします。先述の通り、黒炎神はそもそもノーコストなのに、アドを伸ばしていく辺り無駄がないというよりはガメツイです。

■飛ぶモノを落とす鳥の『基本展開』

棺発動→棺ef猿落とす→猿ss→棺ef犬落とす→犬ss→棺ef鳥落とす→鳥ss→棺ef人落とす→人ss

展開例

簡単すぎます。これを展開と呼んでいいのかさえ憚られます。

棺により、息子らは対象を取らない破壊から守られ、対象を取って処理をしたら、残った息子らの効果が次々に発動します。手札はなくなりますが盤面に最上級4体並ぶのは圧巻です。
また、息子らの打点はいずれも上級クラスであるため、打点突破は困難な上に、棺で1度は打点突破を阻止してきます。アプローチを変えようとしても、1枚ずつ効果で処理しようとすれば、猿や犬でリソースは増え、鳥で盤面は残ってしまい、全体除去をしようにも対象を取らない破壊は棺で守られています。
そして返しのターンに、棺が残っていれば息子らは蘇生し、殴りに行くだけでも相当なプレッシャーになります。そもそも1枚も処理できてなければリンクやエクシーズからさらに大型のモンスターが出てくるため、簡単なのに突破しづらい陣形を整えることができます。

ゆえに先手で展開する際、モンスターが4体並ぶことを利用してその後EXを使って展開を伸ばしても良いですが、ニビルを余分に食らってしまうなどのリスクがある点にはご注意ください。過程で守護者に触れているのであれば再度相手のターンに息子らのssを狙うことができるため、リターンを狙うのも良いかと存じます。

ついでに、と言ってはなんですが、あまりにも展開で考えることがないので、最適な配置を検討してみます。位置を参照する類いの新規が来ると考え方が当然変わるので、2023/10/28時点の検討とさせていただければ幸いです。

●コーディネラルとアニマから人を守り最大打点を取られない。
●最悪犬はアニマで取られても良い。
●鉄騎の雷鎚を意識し、最終チェーンをする予定のカードの裏に棺を置かない。
●鉄騎の雷鎚やジャックナイツを意識し、列を無闇に重ねない。

意識している点

先手1ターン目では基本陣形がこうなりますが、この状態のままターンが返ってきたのであれば、EXを使いたくなる場面はあるかと存じます。その際はできるだけ右EXゾーンを使用するなど、やはり棺と被らないように対応するのが良いかと存じます。

■猿が木から落ちないための『プランニング』

【基本軸】

棺を通すことができればこのテーマは強いです。逆に通せなければ弱いです。
この通すの意味合いは「棺が破壊等されずに墓地から息子らが蘇生できた」までを指します。
先手の場合は、棺を貼りさえすれば、あと怖いのはうさぎ、緑光、δ、アトラクターあたりとなります。また、蘇生はチェーンブロックを組まないため、落とせさえすれば簡単に達成できます。
故に「全力で棺を目指し、盤面になるべく息子らを揃える」というプランになります。わかりやすすぎてプランと呼ぶのさえ憚られます。
後手の場合は、破壊や無効、バウンス等が発生するため、棺を簡単には通せません。アプローチとしては手札誘発で相手のシステムモンスターを出させない、あるいは後手から捲れる札を採用する2パターンがあるかと存じます。プレイスタイルや環境によって選択するのが望ましいかと存じます。

【構築の基礎理論】

ホルスの構築では棺、薪、妨害、うらら対策の4つの要素で構成できます。期待値の観点からさらに1つ要素を追加してもいいので、冒頭でも述べたように色々な組合せを検討するのは良いかと存じます。

●棺要素
まず、棺に触れることができるカードは、棺本体、棺をサーチできる人、人をサーチできる石壁とスモールワールド、石壁をサーチするテラフォ、これらにタッチする金謙となります。総数が14枚であるため、期待値1をサクッと越えてくる辺り実に癪です次世代を感じます。
ちなみに、スモールワールドの相性は折り紙付きで、息子らのステータスは綺麗にずらされており、唯一星8という点で関係性を持てます。また、人の守備が1800であることから、さくら以外の手札誘発娘ら、星8であることから壊獣のガダーラ、ガメシエルとも関係性を持つことが出来ています。飛ばした札も猿が絡めば復活させることができます。とは言え後述するリスクを加味するとスモワを1,2枚抑えても良いかと存じます。

これらは固定と言っても過言ではありませんが、以下に続くカード群に固定枠はありません。メイン28/40枚+EX15枚+サイド15枚がフリースペースであるため、オリジナルの考え方が出てきてもおかしくないテーマかと存じます。なので、以下は参考までに私の考え方を言語化しているという認識でいただければ幸いです。

●薪要素
エンジンとなる棺の性質上、最初に大量の燃料(以下薪)が必要となります。例えば手札誘発を採用したり、まくり札を採用して使用するとその時点で棺に焼べる薪が減ります。
手札に棺があれば4枚残りますが、石壁やスモワを使用するとさらにマイナス1となります。ただ消費する札を焚べ続けてしまうと棺とモンスターとしての圧があったとしても相手から見ると”なんとかなりそう”と思われ、泥仕合に発展しかねます。泥仕合を避ける場合は、なるべく早く陣形を作る観点から薪が必要となります。
幸い、息子ら+守護者は手札から落とせばそのまま盤面に繋がるため、薪として機能します。
その他の汎用札での候補としては強金と強貪です。公式が意図しているかはわかりませんが、ホルスの物語には内蔵をしまう壺が出てきます。遊戯王ではご存じ、山を掘りに行くカードが壺となるわけですが、カード化しても壺にお世話になります。単純にプラス1をしてくれつつ、人が食らうとあまりにもキツいうららを引き寄せてくれます。また、ドローであるため、棺に到達する可能性があがります。とは言え、2ドローから引く確率は50〜60%程度で、5枚フルで採用したとしても棺に到達する確率の上昇値は4.1%程度であるため、期待をするにはやや心許ないところではあります。
注意点は、被ると弱い面があるため、リスクとリターンを認識した上で採用枚数を検討していただければ幸いです。特に、ドローに制約がかかるため、人の追加ドローができません。スモワピックからスタートする展開数が伸び悩むのでご注意ください。

棺要素(11枚)を引いてない上で2ドローから引く確率

他に薪を選ぶ際は、"ただ墓地で機能する札"はあまりおすすめしません。そもそも息子らが薪である以上、薪の要素を増やしすぎても棺への依存度を上げすぎてしまうことになります。薪を墓地へ送るには棺が通っていることが前提になっているため、弱い時にすごく弱い札となるということです。また、ヴォルカニックバレットの様にただ手札を増やすものも同様の認識です。

以上の点から、採用できるラインとしては、天底の使徒のように単体で機能してカードをプラスしてくれる擬似壺や、妨げられた壊獣の眠りの様に、使い道がそれなりにあった上で次ターンに持ち越したとしても手札を増やしてくれる要素が良いかと存じます。

●妨害
息子らは、自分たちが何かされない限り相手には無関心です。そのため相手がこちらに敢えて干渉せず準備を続け、整ったところで一斉に動かれてしまうとかなり危険だったりします。効果の処理には対応できますが、1体ずつ戦闘破壊を狙われるとかなりジリ貧になります。それでも棺の過保護があるので1度は守れますが、対策をする必要はあります。
対策は単純で、『干渉しなければならない状況を作る』だけです。
主にどかしたいと思わせるシステムモンスターや永続魔法・罠など、場にいながらにして妨害し続けるものを用意するのが基本となります。ガチガチに何もできない、ではなく、程よく動きづらい札を選定することで相手はリソースを徐々に吐いてくれる形となります。

●うらら対策
正直表題として掲げたくもない話しですが、書かざるを得ないほどうららが絶望的に辛いです。端的に言えば手数が棺だけであるからです。故にこの棺にタッチすることができなければ何も始まりません。故にこれがホルスの弱点です。

墓穴、抹殺:うららを撃ち抜きましょう。ついでにGも打ち抜けます。

コアキメイルガーディアン:通常召喚権を使用しないため、使用できます。うららGはもちろん、泡影以外のその他手札誘発を同時に咎めることができます。後手を取った場合でも、手数として機能するため使い勝手がいいです。エンド時の維持コストを供給することはできないため、使い捨てにはなってしまいます。コアキメイルガーディアンを絡めてマスカレーナ等を出す出さないは状況で判断してください。

発禁令:うららをそのターン無かったことにします。後手を取った場合でも、相手のシステムモンスターや見えてる罠なんかも事前に避けることが出来ます。

γ:うらら絶対止めるマン。手札誘発としても優秀です。ドライバーがゴミになりますが、素引きをしてもコストになるため、デメリットをあまり感じません。

G:うららの大好物です。投げ餌として使いましょう。逆に人やスモワにうららを撃たれても、こちらのGが通る可能性があがったと前向きになれます。

うらら:抹殺用ではありますが、次点で対応に難のあるGを食べてくれたり、墓穴をもらってくれたりします。とは言え期待できるほどの確率ではないため、妨害寄りの機能の上にこちらの要素あると言う認識で、枚数はお好みで良いかと存じます。

【総括】

棺1.5(12):棺3、人3、石壁3、テラフォ1、スモワ1、金謙1
薪1.25(10):猿2、鳥2、犬1、守護者3、ゴードン2
うらら対策1(9):G3、コアキ3、墓穴2、γ1
妨害・手数1(8):黒炎神1、センサー3、サモリミ3、スキドレ1
その他0.25(1):ドライバー1

■賢者の伝導『ホルス対策』

●棺を機能させない
『プランニング』の際にも述べていますが、とにかく棺を機能させないのが一番重要です。棺さえ存在していなければ息子らは出ません。が、結局ここが一番難しいです。
単純にタッチさせないのが良いのですが、人だけではなく、石壁にも配慮する必要があるため、裏目が多くなっています。
また、機能させてしまうと、後手でコズミックサイクロン等を打ったとしても猿で手札に戻されてしまうため、バック破壊札は機能しない認識を持つのが良いかと存じます。後出しで棺を処理するのであれば、デッキバウンスをするよう検討してください。

対策札:うさぎ、緑光、δ

●打点は正義
効果で処理すると息子らギャーギャーいうため、黙って殴ることで着実に処理することができます。
最低限、猿の打点である2400以上のモンスターを2体出し、打点で処理した後、棺を破壊等することで棺への再アクセスを強いることができます。
ただし、あくまでこれは最終的に棺の処理をする過程で必要となる前処理となるため、ただ打点が高いやつで殴り続ければいいというものではない点にお気を付けください。

対策札:ブルーアイズホワイトドラゴン、パンクラトプス

●墓地を封鎖する
ホルスはやらた墓地を参照したがるため、墓地を封鎖すれば自ずとやることがなくなり、そのまま勝つことができます。
先手であれば除外機能を持ったマクロコスモス等が検討できますが、結局問題はホルスが先手を取った場合であるため、有効に妨害できるのはアトラクターのみと認識します。

対策札:アトラクター

●一度~~にしてから処理をする
対象を取らない破壊は棺が守り、対象を取って場からはがした場合は、息子らがギャーギャー言います。ですが、一度"裏"にしたり"コントロールを奪う"などして、ホルス側のフィールドで参照できないようにすることで安全に処理することが可能です。

対策札(裏):闇の護封剣、月の書、皆既日蝕の書
対策札(コントロール奪取):心変わり、エネミーコントローラー、大捕物
魔法・罠化:サクリファイスアニマ、反逆の罪宝-スネークアイ

●手札の枚数をする
薪要素の説明をさせていただきましたが、単純に棺を機能させる回数が少なければ母数は稼げません。ゆえに手札を消費させる立ち回りをすることが望ましいです。また、サイドチェンジ後は、無理に先手を取るのではなく、対策を取った上で後手を取る選択肢も頭の片隅に入れておくと良いかと存じます。

■最後に

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
少しでもホルスの理解に貢献できたのであれば幸いです。
また、いいねやフォローも励みになりますので是非お願いいたします。
他にもnoteを書いておりますので、そちらも一読していただければ幸いです。

【おまけ】ホルスの与太話

古代エジプトの「ホルスの4人の息子」がモチーフとなっており、古代エジプトにおいて人は、死後にバーとカーに別れ、肉体が保存されていれば生き返ると考えた。そのための保存方法がミイラである。この時、内臓が残っているとミイラが腐ってしまうため、取り出されカノプス壺に保存された。
このカノプス壺を守るのが「ホルスの四人の息子」、「王の棺の守護者たち」、「ホルスの化身」と呼ばれた神々である。
王(ファラオ)はホルスの現世の姿。

ハピは、ヒヒの頭を持ち、死者の肺を守り、一方で女神ネフティスに守護される。
イムセティは、人間の頭を持ち、死者の肝臓を守り、一方で女神イシスに守護される。
ドゥアムトエフは、ジャッカルの頭を持ち、死者の胃を守り、一方で女神ネイトに守護される。
ケベフセヌエフは、ハヤブサの頭を持ち、死者の腸を守り、一方で女神セルケトに守護される。

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