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【遊戯王OCG 2024年7月環境考察】まだ……働くんですか?【デモンスミスR-ACE】

皆様、noteをご覧に来ていただき誠にありがとうございます。
本noteは2024年4月環境開始時のR-ACE使用者目線からの考察となります。
それでは早速改定内容を見ていきましょう……

どうやら何かの衝撃で気絶をしてしまったらしい。しかし辺りを見回しても特に変化はない。
何が起こったのか理解ができないまま、普段と変わらぬ仕草でスマホを手に取った時、気づくのである……2024年6月23日21時まで時が過ぎ去っていたことに。

◼️はじめに

皆様、noteをご覧に来ていただき誠にありがとうございます。
本noteは2024年7月環境開始時のR-ACE使用者目線からの考察となります。皆様の一助となれれば幸いです。

◼️今期の考察

【2024年4月の出来事のおさらい】

●2024年4月の改定

篝火以外の色々が規制および緩和を受けたため環境の変化はありませんでした。
正直1月の改定より変化のない3ヶ月だなーと思っていました。

●デモンスミスの襲来

INFINITE FORBIDDEN(2024年4月27日)発売のパックに収録されたカードなのですが、デモンスミス本体からリンク4またはリンク2+ランク6を召喚権なし、縛りなしで成立させれます。
展開も簡単です。

スミスef詠聖サーチ→
詠聖効果ルリーサーチからの墓地送り→
ルリーefss→
ルリーで小棺LS→
小棺efスミスss→
墓地のスミスefルリー戻してスミスss→
スミス2体で大棺LS→
大棺efスミスと小棺でラクリモーサFS→
ラクリモーサef残ったスミスss
【盤面】大棺(L2)+ラクリモーサ(星6)+スミス(星6)

デモンスミス基本展開

ご覧の通り、なぜか使用したカード達がデッキに帰っていくため、リソースの循環が勝手に行われる優れものです。(ラクリモーサが墓地へ送られた際、大棺を戻すと1200バーン。さらにラクリモーサはスミスは墓地からssする際に戻すと元通り)
そしてここから6ヶ月はデモンスミスギミックを搭載したテーマが席巻することとなります。

●デモンスミスの影響

デモンスミスから繰り出されるリンク4は先手の妨害としてウーサ、後手であればアクセスやジーランティスによる捲り性能を有していることに匹敵します。ランク6ではシーザーなどの妨害を立てることもできますが、ベアトが簡単に成立してしまうというのが今回影響が強くなってしまった要員です。

ベアトにより好きなカードを墓地に送ることができ、墓地に送る札が炎属性であれば咎姫で、悪魔族であればデスキャスターで、頑張れば魔法使いをセレーネで吊り上げることができます。他にも、雷電龍を墓地へ送り、リトルナイトをLSして除外すれば雷竜融合をサーチできるため、プランキッズにおけるジェネリックアナコンダとして使用できます。
炎属性か悪魔族主体のデッキであれば初動の札であり貫通札であり妨害札であるとなるならば、デモンスミスギミックにより環境のパワーが底上げされるの当然の結果となります。

【改定について】

今回の改定は、デモンスミスに関連のないカード達です!

特にスネークアイ関連にフォーカスが当たっています。
スネークアイエクセルの制限により純スネークアイは息切れが激しくなっています。また篝火がようやく準制限になったため、初手にくる確率が約20%減となっています。この面だけみると1枚初動が減ったことにより安定感は落ちたと言えます。しかし前述の通りデモンスミスの登場で1枚初動が3枚追加されているため、大勢に影響はありません。

故にワンキル要素や、先手が有利になりすぎる永続系の是正が基本となりました。
ワンキルという面では、一定のカードが揃うと後手ワンキルが成立する天盃龍にもメスが入り、キーカードとなっていた燦幻荘が制限となっています。それでもギミックとしては生きており、初動に関する新規も獲得しているため、環境でも対応できるレベルは維持できています。

総じて、ワンキルは是正するものの、各テーマの動きは残しつつ、デモンスミスにより多様性を生み出そうとしている環境だと言えます。

【意識すべきテーマ】

●R-ACE、炎王スネークアイ、デモンスミススネークアイ

デモンスミス+原罪宝関係採用可群

まずギミックがコンパクトに収まっているデモンスミスと原罪宝関係を1枚初動として使うことができるテーマとなります。これは、各テーマの持つ基本的な動きに加え、手数を簡単に追加できることを意味し、対応力、柔軟性、展開力が向上していることに繋がります。
各テーマの初動と合わせ、複数方向からのアプローチができる時点で、一手一手が貫通札となります。また、1枚初動が増しているため、ギミックがコンパクトになり、汎用札の採用が容易になるため、構築での幅が広がり、巡るメタゲームについていくことが可能となります。
ただし、スネークアイ関連についてはパワーの高いエクセルの制限、篝火の準制限により、改定ノータッチだったR-ACEと比べるとやや劣る認識になります。

●ユベル、覇王幻奏(魔術師)

展開力高群

次にあげるのは、元々ギミックが強く作用し、展開力が高いテーマとなります。デモンスミスに頼る頼らないを含め、複数の手数が存在していれば、前述のテーマに引けを取らないこととなります。
コンパクトさという観点が抜けているため、何をどう使うのか、その場の臨機応変さが求められる形です。
その上で通りさえすれば非常に強固な盤面を築くことができる点において、先述したテーマたちと差別化できます。

●メメント、天盃龍、キマイラ、神碑

特異テーマ群

最後に意識すべきは特異な妨害を構えるテーマです。ギミックの厚さは上記のものに多少劣るものの、完成した盤面やプランは打破するのに困難なものとなります。ある程度の比率で存在する認識を持ち、下手にガードを下げないよう注意してください。

まとめると、展開の際に手数が豊富なテーマが環境に蔓延ることとなります。その上、環境にいるテーマたちは軒並みギミックがコンパクトであるため、手札誘発をある程度採用することができます。そのため中途半端にミッドレンジといわれる当たるテーマが無いと言っても過言ではありません。
展開を抑え込みには手札誘発の重ね打ちが妥当であり、できないのであれば手数で押し返すという必要があります。
ゆえにTier外のテーマが一矢報いるには厳しい環境と言えます。

強いて言うのであれば、どのテーマもサーチおよび墓地利用からのアプローチが基礎にあるため、そこが狙い目となります。特にデモンスミスギミックはss回数を重ねた上で蘇生させる札も合わせて機能させる必要があるため、墓地メタとして無理にわらしを入れるよりもニビルの方が広くささるなど、あわせて念頭に置いていただければ幸いです。
各アプローチに対するメタとして手札誘発をそれぞれ期待値1以上ずつ採用するのがまずは入り口となりますが・・。

◼️今期のR-ACEについて

ここまで記載しておいてなんですが、今期のR-ACEはデモンスミスにより1枚初動をさらに獲得したR-ACEが非常に安定しております。
また、サイドチェンジ後に苦手とする拮抗勝負等の捲り札も、ディエスイレを採用することで、対策をすることができます。
プランキッズの時には考えられないほど"いつまで使わせてくれるんだ!"と言わせてくれるほどの待遇であるため、使い倒したいところではあります。

なお、本noteの作成に先駆けて、デモンスミス入りのR-ACEについて、詳しく考察しております。本文は無料ですので、ぜひこちらをご参照いただけますと幸いです。

◼️最後に

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
一回お休みをいただいた上での環境考察ですが、結局5月ごろからの環境が続いてるねーという内容で、パリッとしないものとなってしまった点は恐縮です。
とは言え少しでも環境の理解に貢献できたのであれば幸いです。いいねやフォローも励みになりますので是非お願いいたします。

他にもnoteを書いておりますので、そちらも一読していただければ幸いです。


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