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見込みのない事業からの撤退について

これまで27年間、個人事業含め事業をやってきて一番難しく重要なことの一つとして「見込みのない事業からの撤退」を考えてみます。

見込みのない事業とは?

計画と実績が一年以上合わない状況が続いている
やり方を何度も変えても改善しない
責任者を変えても改善しない
etc

これまでの撤退経験

思い出したくないのですが・・・
市場の縮小など計画通りやめた事業も多いのでそちらは除き


訪問介護
中古スマートフォンの売買、スマホケース販売
太陽光パネルの販売、設置
etc

これらは事業を始める前は成功を確信していたが一度も軌道に乗らずやめた事業

何故失敗したのか?

社長である澤田の判断ミスなのですが

判断ミスをした原因として
・コンサルタントの話を鵜呑みにし勝てない戦いを始めてしまった(相手の営業・ポジショントークにまんまと乗っかる)
・ノウハウや人的リソースが足りてないのに勝てると思った(タイムマシンで戻ってやめるよう説得したい)
・コミットしている責任者を立てずに始めてしまう(勝てるはずない)
・責任者の能力が足りてないのに変更を躊躇い立て直しの機会を逃した

撤退はなぜ難しいのか?


・これまでに積み上げてきたことが無駄になることへの恐れ(サンクコストバイアス)
・お客さんへ迷惑を掛けたくない
・失敗を認めたくない知られたくない
・責任者が辞めるかもしれない
・トータルで利益出ているから大丈夫
・社員の経験になるから〜

などなど沢山有ります特にサンクコストバイアスは多くの経営者が撤退の判断を遅らせてしまう所なので知っておくべきだと思います。

負けを認め次々とチャレンジする

リソースが限られている小さな会社が伸びない事業に資金や人的リソースを固定させればそれだけ成長の機会を失うことになります。

ユニクロの柳井さんの「一勝九敗」を読んで本当に救われた。

ベンチャー・スタートアップ企業はチャレンジしてダメなら辞めて1割の成功でも大きく勝てば良いとの考え方は重要だと思います。
さっさと辞めて、勝てる事業を見つけ集中することができれば
長期的に会社を成長させることができます。

実際に色々辞めてみて

・何故もっと早く辞めなかったんだろう?これが圧倒的No1です。
実は社員も上手くいかないと感じているケースも多く、手応えのない事業より、成長できる仕事がしたいとモンモンとしているかもしれません。

丁寧に撤退する
お客さんに迷惑かける事もあります。撤退事に同業他社を紹介すればクレームなるケースは少ないですが、もしお叱りを受けるとしても謝罪し理解を得て撤退完了することこそ幹部・社長の仕事だと思います。
任せていた責任者に対しても、リベンジのチャンスを与えるなどケアには注意を払う必要あります。

恥ずかしいはお金にならないので捨てる
撤退は経営者にとって恥ずかしい失敗を認めることになる恥ずかしい気持ちを持つと思いますが、「一円にもならないプライドなので」捨て去ることをオススメします。

まとめ

勝てると信じ始めたことでも殆どは上手くいかない物です
勝率ではなく勝ちを大きく、負けを小さくすることが事業でも投資でも重要です。
損切りできてこそ一人前と考え、経営していきましょう。



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