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お茶屋遊びは信頼の証

花街では、現在でも「掛け払い」の慣習が残っているという話を以前しました。

つまり、花街のお茶屋さんは、「一見さんお断り」ですが、お茶屋さんのお母さんに認められ、「口座を持つ(常連客になる)と、「お財布は持たず、顔で遊べるようになる」のです。

その場での支払いは一切なしの世界。現金はもちろん、クレジットカードも受け付けてもらえません。(サインすらありません)

一見時代にそぐわないように見えるこのシステム、実は花街において実に良く機能しています。

信用のある顧客の紹介を介してのみ、新規顧客を取るということは、何かトラブルが起こったときには、紹介者が責任者を取ることになります。

花街で人を紹介するということは軽いことではなく、
その方の良い事悪い事を全て引き受ける」くらいの責任感を持って紹介します。

長い年月をかけて、もしくは代々に渡り築いてきたお茶屋さんとの関係を台無しにしたくない顧客は、よほど信頼のおける人以外は当然紹介しない訳です。これは、信頼関係において、よき連鎖をもたらします。

お茶屋さん側から見ると、「紹介制」によって、顧客の質が確約され、安心してサービスを提供することができますし、顧客側から見ると、お茶屋さんのなじみ客となることは、取引関係における信頼性はもちろん、その素性、マナーがきちんとしていることが認められた、ということになります。

だからこそ、京都をはじめとする関西の経済人の間で、お茶屋遊びは一種の「ステータス」と見なされてきたのです。

私もこのまだまだのお客さんですが「綺麗に遊べる男を目指します」

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