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Notionを活用したデザインシステムの構築とその運用方法

Notionを活用することでデザインシステムの構築や管理、チーム内共有が容易になり、齟齬の無い作業が行えるようになるなどの恩恵があります。

この記事では、デザインシステムをNotionを活用して構築し、その運用方法までをご紹介していきます。




Notionでデザインシステムの構築が可能

Notionとはタスク管理やデータベース作成、ファイル共有などの機能を一つにまとめられたウェブアプリですが、それらの機能を活用することでデザインシステムの構築が可能です。

Notion内にチームスペースという機能が搭載されており、そこで招待されたメンバーに対しスタイルガイドやボイス&トーンを示したり、ロゴやアイコンなどのデータやコンポーネント集を共有することができます。それにより、一つのページの中でデザインシステムの共有がメンバー間で完結するのがNotionの大きなメリットになってきます。


Notion公式より チームスペースではこのように一つのページに情報をまとめられる


これまでスタイルガイドなどの情報共有やファイル共有、諸々の連絡などで別々のツールを使われていた方も多いと思いますが、Notionを用いることでそれらを一つにまとめることができ、認識の齟齬によるデザインミスを防いだり作業効率を大幅に上げることができます。

チームスペースの具体的な使い方はNotion公式HPで詳しく説明されていますので、もしまだNotionを知ったばかりという場合はそちらを参考にされるとわかりやすいと思います。


Notionのテンプレートを活用する

「Notionのことをあまりよく知らなくて、そのデザインシステムに関するページを作ること自体が難しそう…」

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、Notionにはテンプレートがあり、Notion公式の方でデザインシステムの構築、管理にそのまま活用できるテンプレートが用意されています。


項目ごとにページを分けられ、更新状態なども示せる


ロゴやアイコン、コンポーネントなどをシェア可能


このようにロゴの共有や使用する色の指定ができたり、テキストを作る際の口調なども共有することが可能です。

そしてNotionにはステータスというものが用意されており、更新した内容をメンバーに確認してもらいたい場合などに役立つ機能です。ちなみにステータスの名前は任意のものに変更できるので、メンバーに伝わりやすい内容にすると良いですね。


一からデザインシステム管理用のページを作ろうとすると難しい部分も出てくると思いますので、まずはNotion公式のテンプレートを使用してみて、そこから慣れてきたら使いやすい形にカスタマイズしていくのが良いでしょう。



チーム内での情報共有が活発になる

Notionの良さは、手軽に情報を更新しそれを即座にメンバーに共有できるところにあります。なのでメンバー間での打ち合わせなどの労力を抑えることができ、デザインシステムの構築や意識の擦り合わせを行う上で非常に使い勝手の良い環境と言えます。

例えばLPのデザイン時などに使うロゴに変更が起こった場合は新しいものをアップし直せばOKですし、使う色の指定、語調などもそれぞれ項目を作ることで細かくチームメンバーに伝えることが可能です。


最初はあまりにも機能が多くて戸惑うこともあるかもしれませんが、「チームメンバーなど特定の人たちに情報発信が気軽にできる場」と考えると最初の取っつきづらさが無くなってくるのではないかと思います。

Notionさえ開いておけばあらゆる情報共有を行えるようになる状態を作り出せるので、デザインシステムの構築や共有にこれまで手間取っていた、という場合はNotionを取り入れてみるとスムーズに制作を行えるようになる場合が多いのでおすすめできる施策ですね。


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