マガジンのカバー画像

モノクロフィルム写真の知識

12
フィルム写真を始めて、一歩先に進もうとするときに役に立つかもしれない知識と技術のお話。モノクロフィルムや薬品、現像やプリント技術に関する記事はこちらからどうぞ。
運営しているクリエイター

#モノクロフィルム

モノクロフィルムの違いと選び方

僕はモノクロフィルムで写真を撮っていて、現像もプリントも自分でひとつひとつ手作業で写真をつくっています。 最近は中国の若者を中心にフィルム写真のブームが来ているようで、日本の若い人もクラシックなフィルムカメラを首から下げていたり、写ルンですで写真を撮っているのを見かけることが多くなりました。 僕はそんなフィルム写真ブームとは全く関係のないタイミングで、気まぐれに写真素人の段階からフィルムでカメラデビューを果たし、暗室の教室に通ってアナログ写真を学んで現在に至ります。 今

ステンレスリールで失敗しにくい巻き方

以前、ステンレスリールでの現像の際、フィルムが重なって現像ムラが起こるのは最初のフィルム差し込み段階で確実に真っ直ぐ差し込めればムラは起きにくい、という旨の内容をテキストと画像で紹介しました。過去の記事 いずれ動画でも説明したいと思っていましたが、ようやく撮影したので掲載します。

意外と大事なDXコード

僕は普段、モノクロフィルムで写真を撮っています。 昔は1本ずつパッケージされたフィルムを購入していましたが、デジタルとフィルムを併用している人とは違ってフィルム専門で撮影しているので、フィルムの消費コストが結構かかります。 そこで、2年ほど前から長巻きと呼ばれる100ft(30.5m)のバルクフィルムを購入して、自分でパトローネに詰めて使うようになりました。 使っているパトローネは、過去に消費したフィルムのパトローネを捨てずにとっておいたものです。 このパトローネ、な