近況と『CRAFT WORKS 2』

健太です。
みんな、いかがお過ごしですか?
ニューイヤーコンサートの中止、とても悔しく、残念です。
辛い決断でした。
楽しみにしてくれていたみんな、ごめんなさい。
ニューイヤーコンサートは、緊急事態宣言の制約には引っかからない規模のはずだけど、でも僕らは、やっぱり今、開催すべきではないと判断しました。
どうか、理解してもらえたら。

その代わりにはならないけれど、配信を色々やっています。
9日、そして11日の有料配信。観てくれたみんな、ありがとう。
引き続き、色んな形で発信していきたい。早速17日の配信も発表したけれど、今後、有料のものもきっと増えていくと思う。でも必ず、配信チケット代の元は取ってもらえるような、その分ちゃんと楽しんでもらえるものをやっていきたくて、日々、そのミーティングをしています。
どうぞ、お楽しみに。


さて。
『CRAFT WORKS 2』が年明けに完成して、予約を受付です。
CD『CRAFT WORKS 2』もDVD『CRAFT WORKS FILM 2』も、第二弾だけど、決して惰性やなんとなくで作った『2』などではなく、確かな一歩を先へ進めた、とてもレベルの高いものにできたと思う。アコースティックアレンジによるセルフカバーアルバム、という形ではあるけれど、D.W.ニコルズが今届けたい新作として、胸を張れる作品だ。

でも"二作目"というのは難しかった。今回も、レコーディングもミックスも全て僕がやっているのだけれど、何かにつけ頭のどこかで前作と比べてしまう自分がいる。色々考えすぎてしまう。
でも、怪我の功名じゃないけれど、コロナによる約一ヶ月の制作中断が、良い方向に働いた部分も大きい(楽しみにしてくれているみんなを待たせることになって申し訳なかったけれど)。

音楽作品には、色んな作り方があり、作り方それぞれの良さがある。
『CRAFT WORKS』、そしてこの『CRAFT WORKS 2』は、音楽作品として一つの方向性においては究極の形に近い。
歌詞の聴こえ方、声や楽器の聴こえ方、音色、アレンジ、アンサンブルの聴こえ方など、メンバーである僕がRec&Mixすることで、伝えたいサウンドをそのままひたすら一直線に作品に落とし込めるからだ。
ただ、もちろん僕はRecもMixも本職ではないから、その落とし込み方には稚拙な部分も出てしまうわけで、オーディオ的な意味では、本職のエンジニアにRec&Mixをしてもらったものには遠く及ばない。
だからそういう方向性ではなく、その一直線さ、というか濃さ、と言えばいいのだろうか、そういうベクトルでの「究極の形」と言えると思う。

スタジオ・レコーディングの作品でのレコーディング・エンジニアの古賀くんは、この『CRAFT WORKS』シリーズでは、マスタリングという形で関わってくれている。
『スマイル』以降ほとんどの作品のRec&Mixをしている古賀くんは、ニコルズの良き理解者。僕のアレンジもよく理解してくれている。そんな古賀くんは、僕のMix方向性もすぐ理解してくれて、だからこその素晴らしいマスタリングを、前作も、そして今作もしてくれている。それによって作品としてのクオリティはとても良いものになった。
アコースティックだから、日々の生活のいろんな場面のBGMにして軽く聴くのも良いし、じっくり聴けば聴くだけ聴き応えがあると思う。

今回のリリースも前回同様、オフィシャルのオンラインショップと、Amazonでの限定販売。一般流通でCDショップには並ばないけれど、『CRAFT WORKS』も『CRAFT WORKS 2』も、今までリリースしてきた作品たちと全く同列に並ぶものだと思っているので、ぜひ、手にして欲しいです。
よろしくお願いします。


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