スマイル4という作品

健太です。5月です。
『スマイル4』のリリース、そして全国ツアーが刻々と近づいてきている。
僕らはその準備と、さらにその先々の準備で日々忙しく動いています。

今やらなきゃいけないことに没頭してしまうと、先々ことがおろそかになるし、先々のことばかりやっていると、今やらなきゃいけないことがおろそかになってしまう。
バランス良くどちらもぬかりなくやっていくのはなかなか難しい。
♪バランスがたいせつ〜
わかってることだけど、難しい。

でもやらなきゃいけない。
メンバーで色々分担しつつ、力を合わせてやっているんだけどね、もっとがんばらなきゃと!

約一年ぶりのリリースとツアー。
メンバーチェンジがありながらもこのスピード感で動けているのはとてもラッキーだった。
メンバーも急いで探すつもりはなかったけど、もし、まだ3人だったらどうだったんだろうと思うとちょっとこわい。冷や汗ものだ。あいちゃんというバッチリな新メンバーがこれだけ早いタイミングで決まっのは本当に良いことだったと思う。そうでなければこのペースで活動を続けることは難しかったはず。
そしてこのスピード感とはまるで思えないクオリティと一体感。『スマイル4』はそんな自信と明るさに溢れた作品になりました。

メンバーの脱退から、新メンバーが加入して、新作を作る、この流れ。
振り返ってみれば色々な決断の連続でした。ただでさえ人生は、バンド活動は、決断の連続ではあるんだけど、それにしてもとても大事な決断の連続だったよなとしみじみ思う。
そして『スマイル4』をあらためて聴いてみたとき、それらの決断は全部正しかったんだと思った。
迷わず突き進んで来られたのも、メンバーとスタッフが一丸となって、信頼し合って妥協することなく毎日を過ごしてきたからだと思う。
そして昨秋のツアーで、ファンのみんなのこれでもかってくらいのあたたかさに触れて、背中を押してもらったからだと思う。

スマイルシリーズの一作目となった『スマイル』以降、ずっと「スマイル」を活動や制作のテーマにしてやってきた。
『スマイル2』、『スマイル3』はより強く「スマイル」を押し出して作った作品だったと思う。言い換えれば、「これがニコルズのスマイルだ」という提示をしてきたというか。

『スマイル4』はちょっと違う。新体制となって、僕ら自身とても新たな気持ちで「スマイル」について考えた。肩肘張らずに、楽な気持ちで考えてみた。

自分のスマイル、ニコルズのスマイル、大切な人のスマイル、家族のスマイル、ファンのみんなのスマイル、友達のスマイル、さっきすれ違った人のスマイル、昨日行ったコンビニの店員のスマイル、電車で向かいに座っていた人のスマイル…

スマイルには人それぞれ、そのときどきの「スマイル」がある。

思いっきりスマイル、溢れ出るスマイル、思わすスマイル、ささやかなスマイル、押し殺したスマイル、うまくできないスマイル、心の中のスマイル、自分に向けたスマイル、誰かに向けたスマイル…

『スマイル4』で表現できたことは、そんな色んなスマイルだ。
より一層、聴く人の毎日に寄り添う「スマイル」になった気がする。

メッセージ、演奏、サウンド、音楽性。
どれを取っても、全力で胸を張れる作品ができたと思う。これがニコルズだという新しい名刺でもある。
リリースまであと10日。
一人でも多くの人に聴いて欲しい。

#dw25 #dw25_kenta

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