うれしかったこと。

だいすけわたなべです。

ひさしぶりにこの時間に家にいる。

連日夜中までレコーディングで
昨日は終わった後に
日曜日のファンクラブライヴの
リハーサルもした。
珍しく睡眠不足な日が続いた。

今日は朝から撮影だった。

寝坊した。

くやしい。
気づいたらピンポンが鳴って
インターフォンのモニターに
健ちゃんが映ってた。
携帯の充電はポケットの中で切れてた。

みんな本当にごめん。

天気はいまひとつだったけど
またボクの地元の葉山で
撮影できてたのしかった。
おたのしみに。

レコーディング期間中は
風邪をひいたりしないか
喉の調子が悪くなったりしないか
とてもドキドキする。

歌を全部録音し終わった時は
心底ホッとする。

今回はあまり無理せず
約3日で7曲の歌を録った。

あいちゃんもがんばったし
みんな笑顔でレコーディングできた。
だからきっと伝わるとおもう。
とてもたのしいレコーディングだった。

もうすでにプリプロやラフミックスの
段階でまわりのスタッフや関係者に
聴いてもらったりしてるんだけど
今回は評判がいい。

それがとてもうれしい。

付き合いが長くなると
「うん、いいね」
くらいの感想しか聞けず
本当はどうおもってるのか不安になる。

でも今回は
そんな付き合いの長い人たちが
言葉にして
この歌の
この作品の
どこがいいか
言ってくれる。

それがとてもうれしい。

付き合いの長い恋人から
改めて告白されるような
そんなうれしさ。

毎日に黙って夕飯を食べていた息子に
「母ちゃん、ご飯おいしい。ありがとう」
ってふいに言われるような
そんなうれしさ。


うれしいといえば
小沢健二がうれしい。

小沢健二が日本にいる。

それだけで胸がおどるのに
シングルだけでなく
なにかドロップしてくれるようだ。

アルバムかな。
ヤバイな。
このタイミングでアルバムきたら
ヤバイな。

うれしい反面、緊張もする。

もしかしたら
どこかで小沢健二に遭遇してしまう
そんな可能性がある毎日に
胸の端っこが常に緊張する。

流動体について
神秘的
素晴らしいシングル。

インストだけでも成立してる。

聴いていると
とても幸せな気持ちになる。

ああ、音楽ってのは
歌ってのは
やっぱりこうじゃなくちゃ!

そんな感じ。

曲も歌詞も難解。

でも実はシンプルで
生きている歓びを分かち合おうと
してくれているだけ。

そんな感じ。

ボクにとっての小沢健二は
まさにそんな感じ。

メンバーや友達にも
車でオザケンのシングルを
無理矢理聴かせる。

反応がよくてよろこぶ。

オザケンの素晴らしさを
分かち合えてよろこぶ。

とても幸せな気持ち。


『スマイル4』が5月に出る。
新メンバーが入って最初の作品。

やろうとしてることは
なにも変わってないけど
明らかになにかが全然ちがうとおもう。

なにかが全然ちがう。

それがなんなのかは
わからないけど
とにかく全然ちがう。

ケタがちがう。

今回の作品を
一言であらわすと

「ドウテイ」

ダブルミーニング。

童貞と道程。

目の前に道はなく
手探りで歩いてきた。
振り返ると道ができていた。
とても長い道を歩いてきた。
かなしいこともたくさんあった。

それでも
まだ見ぬ明日に胸が高鳴る。

まだ経験したことのないことに
想像力と好奇心で立ち向かう。

永遠なんてないのはわかってる。

でもボクは一縷の望みがあるのなら
それを信じたい。

信じることができた時
ようやく期待することができる。

ボクは今とても期待している。

自分自身に。


リリースしたあとにまた書こう。

今日もキミはボクらを悩ませ
そして笑わせてくれた。

ありがとう。

グッナイのナイ。


#dw25
#dw25_daisuke





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