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DV-2021 (7) DV関連の情報収集

こんにちは。
DVプログラムはランダムな抽選によるアメリカ永住権取得ということもあり、他の移民ビザ(配偶者、婚約者、投資家等)に比べて申請者の数が圧倒的に少ないようです。そのため、手続きに関して分からないことがあった場合、21世紀インターネット時代であってもなかなか探している情報が得られないことが多いと思います。
さらに、数が少ないことからDVを専門に扱っている弁護士の数も多くはないと思われ、アメリカの移民弁護士であってもDVプロセスに関しては非常に疎く、的外れなアドバイスをされることもあります。
情報が不足していて申請内容に不備があったために、この千載一遇のチャンスを水の泡に流すことがないよう、できる限りの情報収集をし、そして国務省の指示を熟読のうえで準備に臨みましょう。
以下は私が参考にしたインターネット上の情報源です。

(1)BritSimonSays.com

DV当選者の多くが何かしらの道を辿って辿り着くのがここかと思います。
Simon自身はDV-2014の当選者(正確には当選したのはSimonの奥さん)で、アメリカに移住後DV手続きのあれこれについて「インサイダーか?」と疑いたくなるほどの精度の情報を大量に公開しています。彼の本業はITエンジニアで、このブログやDV関連の一才の活動はすべて趣味らしいです…。趣味というにはあまりにも完成度が高い。
また、Simonは自身のブログで読者からのDVに関する質問を受け付けています。これも無料で、しかもかなり迅速なレスポンスで対応いただけます。たいていのことはFAQや過去の記事でカバーされていますが、もしどうしても解決しない質問があればSimonに聞いてみてはいかがでしょうか。

(2)US Visa News (Telegram)

Telegramというメッセージアプリ上のグループチャットで、ビザ関連の最新情報が発信されています。Telegramをインストール(Mac, Windows, Android, iOS対応)し、以下リンクからグループに参加すると情報を参照できます。
https://t.me/usivnews
ここ最近は日時で地域・大使館別の面接予約済みケース数を発信してくれているので、進捗を確認するにはとても役立ちます。この情報はCEACのケース番号別ステータス確認ページから得られているようです。何かしらのプログラムを作ってすべてのケース番号のステータスを確認し、結果をまとめているみたいですね。世の中には親切な人がいるものです…。

(3)XarthisiusのDV Lottery Charts

上のUS Visa Newsと似ていますが、こちらもCEACの確認ページから情報を引っ張り出し、動きをグラフにまとめています。US Visa Newsと違って情報更新は基本月1ペースとのことですが、RAWデータ(CSV)を掲載してくれていますのでどのケース番号がどのステータスということまで分かるようになっています。
また、自分のCNの前後にいくつケースがあるか、おおよその申請人数とあわせて計算してくれるおもしろい機能(How many cases are there before and after me?)もありますので、一度覗いてみて下さい
それにしてもこの人、こんな凝った作り込みまでして無料で公開しているなんて、一体何者なんでしょう…。

(4)Immigration.com フォーラム

移民弁護士が解説しているサイト内にビザの種別ごとのフォーラムがあります。DV専用フォーラムはこちら。この中でもさらに細かくサブフォーラムが作られており、例えばDV-2021当選者用DV-2021のアジア当選者用、などさまざまなスレッドがあります。基本英語ですが、各国の当選者がいろいろな情報をポストしています。例えば「私のCNはXXX番で、面接がいついつスケジュールされました」というようなアップデートを共有している場合もあります。
前述のBritSimoをはじめ諜報機関なみに詳しい人たちが情報やアドバイスをくれることもあります。特にAOSに関してはSimon自身も「あまり詳しくないからForumで別の人に聞いてくれ」と言ったりしてます。

(5)グリーンカードJP

日本人でDV関連の検索をしたことがあれば一度は見ていると思います。
応募代行業者さんのページですので当然と言えば当然ですが、DS-260の書き方や手続き方法などそこまで詳しく書かれているわけではありません。「ヘルプが必要な方はお金を払って下さいね」というスタンスですが、既にグリーンカードを入手して移住した人のレポート、最新Visa Bulletinアップデートなど、役立つ情報をブログで掲載して下さっている親切なサイトです。

追記(6)JustAnswer

1つ忘れていましたので追記します。
JustAnswer.com という、インターネット上の便利屋のようなサービスがあります。月額を支払ってその道の専門家に質問し放題というもので、コンピュータの不具合や飼い猫の不調、税金に関する質問など、ありとあらゆる分野の専門家から回答を得られます。
もともとアメリカのサービスですが日本語対応もしており、上記のリンクも日本語サイトへのものを貼りました。
アメリカの移民法に詳しい弁護士(在米日本人弁護士)もこのサイトに登録しており、即レスとまではいかないまでも24時間以内には返事をもらえます。
私は500円で1週間お試しというプロモーションに乗っかることができましたが、残念ながら今は終わってしまったようです。2021年3月13日時点では月額4,200円となっていました。
どうしても弁護士に確認したいことがある場合、普通の弁護士事務所のコンサルテーションを買うと1時間で数百ドルかかりますので、それに比べると通常料金でもだいぶお手頃です。
また、自分が質問をしなくても、過去に他の人がした質問と回答を閲覧することもできますので、これだけでも役に立つかもしれません。


やはり日本語の情報は少ないですね…。アメリカに移住する意志があるのに英語が億劫という人は少ないかもしれませんが、やっぱり日本語のほうが気楽という方に、私のブログが参考になれば嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。

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