2024年4月22日(月)

日曜、私はその後に押し寄せる怒涛のタスクに備えてリラックスしようと思い恵文社一乗寺店に行って、それで蟹の親子さんの新しい日記本と『パリのガイドブックで東京の街を闊歩する』の1巻を買った。アリバイブックスで『どくとるマンボウ航海記』の新潮文庫版を買ったが後で調べたら中公や角川で増補版が出ているらしくちょっと悔しかった。映画は『デ ジャ ヴュ』。『季節のはざまで』に続けてのシュミットだけど『季節の〜』よりエンタメ性があって楽しかった。弱ってるイケメンが良い、というのも正直ある。が、好みなのは『季節の〜』の方で、やっぱりしみじみ良いという方が好きなのだった。

その日の夜は今日発表する分の資料を作っていた。前に作った資料を流用していいしできるはずだったが丸ごと消えていて焦った。それでミルクティーを飲んで徹夜して作った。徹夜できてしまった。徹夜のお供はもののけさんのラジオだった。

今日は寝てない頭で朝っぱらから発表だったがあわあわして大失敗だった。こんな人間が就職とかできるのか? 変な汗をたっぷりかいたので銭湯に行きたくなった。まあ酷い発表だった。

なんとなんと驚くべきことにまだ就活用のカバンを買っていなかったのでスーツ屋で買ってきた。

夜から何も食べていなかったのにたいそうお腹が減っていたけれど不思議と食欲はなく、家で冷たいうどんをもそもそと食べた。この時点で昼の1時半くらいだったが気づいたら夜の8時だった。寝ていたのだった。徹夜するとこういうことになる。3時台には電話する用事があったが寝過ごしたし8時20分からは観たい映画があったがそれにも間に合いそうになかった。いずれも勝手にこちらが「つもり」で入れていた予定だったのが救いだった。でもいつか、こうやって全部ダメになる気がする。

それで銭湯に行く。出るくらいのときに急になんだか寂しくなってきて今日は休憩スペースに長居しようかなと思っていたら若者たちが入ってきて、あ、もうちょっと長湯して彼らの彼らだけの会話の雰囲気だけ浴びてもよかったな、と思う。

(略)たくさん寝ることでしか回復できない疲れがあって、それがなんなのかわからないまま眠り続ける。眠り続けることは苦痛ではない。苦痛なのは外の世界は止まらずに進み続けていることだ。わたしが寝ている間にも。(略)

葉山莉子『ティンダー・レモンケーキ・エフェクト』(タバブックス)、p.38

ずっとトーキング・ヘッズを聴いていたが帰りはそんな気分でもなく、星野源でハッピーになろうと思ったが当然ハッピーなだけの曲ではないので、まあそれが良いのだが今は気鬱が晴れなかった。

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